部活動問題。やるべきは本来の姿に戻すことでは?
遠征移動中の死亡交通事故で部活動の在り方も問われたりしている。
かねてよりの教員働き方改革もあって部活動による超過労働も問題視されている。
地域移行もほとんど成果が出てきていない。
私はかねてから学校の部活動というものに疑問を持っていた。自らが生徒だったときからだ。
解決策はただひとつ。本来の部活動にすべき、実情としては”大幅制限”をすべきだ、ということにある。
制限というのは言葉がきついが、スポーツで言えばルール、レギュレーション厳守という事に過ぎない。
何でもありというのならそれはただの殴り合い、スポーツじゃない、という事に過ぎない。
私が特に最近思っているのは「ただの殴り合いにどんどん近づいている」という事だ。
”本来の姿”について具体的に述べていこう。
まず、活動時間は放課後になるが、教師の”退社時刻”に間に合うように部活動を終了して生徒は帰宅することが最低条件。
教師は生徒の帰宅を見届けてから学校を出なければいけないのだから、ごく当たり前の話だ。(そうでないという保護者はいないだろう)
「みなし残業時間」は残務処理に充てるべきでここで使うものでは無い。
朝練や休憩時間の活動は一切禁止。まあ、ランチミーティングはギリギリ認めても良いかもしれない程度の話だ。
それだって生徒によっては苦痛で昼飯が喉を通らなくなったら大問題だから認めたくはないのだが。
いうまでもないが学校が休みの期間も部活動は禁止。
以上だ。
これはレギュレーションなので、必ずしも守る必要はないとする。自由を尊重するのはあたりまえだ。
その代わり「公式大会」の参加は認めない。言い方を変えれば、公式大会(全国高校○○大会等)を名乗るのは禁じる。参加資格がこれらの遵守とする。ウソがばれたら出場停止や成績の剥奪。マスコミも大会に関する報道をする際にはこの公式かただの私的大会なのかはきちんと区別して報道する必要がある。
もちろん「○○杯」とか私企業、個人主催の大会を禁じるものでは無い。これも自由だ。
高野連等がどちらを選ぶかは彼らの勝手である。私学なども含めて彼らが欲しいのは「公式大会での上位成績」なのだからこれらは効くだろう。
そうすると必ず反発が上がるだろうが、これらだけで「本来の部活動の主旨」は全うする。その点で異論があるのだろうか。
毎日数時間程度あれば「クラス以外の友人・交友関係の拡がり」「授業以外での社会活動・団体行動等の学び」などは十分に達成できる。
というか、殆どの、特に文系部活動なんてこんなものなのである。スポーツ系部活動の多くが異常なだけである。
もちろん、その友人と土日祝日に遊んだり、部活動に近いことをやったりもするのは当然であり、そこは全く関与しない。
スポーツ系で言えば自主練というやつも含まれてくるだろう。個々人が自己研鑽することは良いことだ。
部活動と何が違うかと言えば「学校は一切関与しない」という事に過ぎない。
もちろん「土日とかどういう勉強の仕方をしたら良いか教えて」と聞くのと一緒で「土日とかどういう練習をしたら良いか教えて」と顧問教員に聞くのはありだろう。具体的に教えてもいいし、オススメの本を紹介するとかすればよい。フォローも不要。日頃の練習(試合)で結果だけ見れば良い。せいぜいその程度である。
そんなんじゃ強くなれない、というが、高校レベルでは所詮は才能のある奴が勝つのである。いくら努力したってオオタニにはなれないって現実をもっと直視するべきだ。偶然生まれた才能ある奴が、才能ある親に育てられ(財力も必要だ)、才能ある指導者に恵まれ、努力研鑽を積み重ねるという偶然が積み重なってオオタニショーヘイが生まれるのである。
そんな不公平な現実の中で、誰もがトップになれる可能性(公平性)を実現するための手段が「レギュレーション」という考えである。
一例を考えてみよう。
問題となっている「対外試合遠征」について。遠いところと対外試合をたくさんした方が強くなる、だからどんどんすべきだ、と言う。
この理屈を是とすれば「金持ちほど強くなる」という理屈になる。今の流れで「遠征はプロ依頼のバスに限る」「個々でバスを持ち専任やそれに準ずる人をつける」と仮になったら金持ち有利はさらに強まる。
では仮に「対外試合は一切禁止」にしたとしよう。これによって「金のあるところもないところの差が減り、公平さが増す」となる。
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