新潟県の高校、部活遠征死亡事故
酷い話だ。事故の状況が明るみに出てくるに従い、唖然とする話ばかりだ。
学校側の体制、部活管理、校長、顧問、いずれも「アウト」だ。
送迎バスを依頼されたバス会社も、会社の管理体制、直接関与した営業、いずれも「アウト」。
営業から話を受けた知人、そしてその知人として運転手を請け負った人も「アウト」。
全てにおいて、あまりにも杜撰でプロ意識がなく、いや、人間性としてすら疑うレベルで唖然とする。
もはやいちいち突っ込む気力さえ起きない。
そして根底にある最も大きな問題は「部活動」という曖昧な形態だ。
それを歪ませるさらに根底は学校と生徒、その保護者にある。
保護者も「被害者」であると同時に「加害者」であることを意識すべきだ。
もちろん、未だに是正されない、部活動に対する教育委員会や文部科学省の曖昧な姿勢も問題である。これは管理者としての責任だ。
部活動の安易な「遠征」への問題もある。すぐ「全国レベルだから強くなるには県外試合が必須」とか安易に考える。
私には「やってる感を出したいだけ」にしか見えない。
そもそも私は「たかが学校教育範囲で全国大会なんか不要」論者なのでそもそも遠征なんか不要論者になる。
今回の件は遠征の費用負担が大きいので「ケチった」という論もある。(これはまだ不明で憶測に過ぎない)
そういう憶測になるのはどこでもそういう話があるからだ。
遠征ありきで考えるからそういう話になる。これも学校教育範囲で考えたら過剰な費用負担になるからだ。
たとえば「遠征積立金」を部員(の保護者)が出せる人が出せるだけで建てていき、バスチャーター金額に届いたら遠征を行う、という形態だって考えられるだろう。部員やその保護者からは「遠征が少ない」という文句すらでることもあるらしいが「言うならお前がもっと出せ」で終わる。こういうのが「半強制的」に行われるから大問題であり「負担を減らすため」の行動に繋がる。
遠征なんかいらない派の人もいるだろうし、がんがん遠征させてやりたいという人もいるだろう。それは個々の判断だ。遠征奨励派において熱量は金額であり、多数であれば、たくさんのお金が集まるから遠征の回数も増えるし、そうでなければ少なくなる。それ以前に金持ちが有利になるのはなんでも同じ事だ。こういうシステムで考えれば良いのにこういうのを「浅ましい」とか言って逃げる。だからダメなのだ。
以前にも記事で書いたが、本当に全国レベルならプロ、セミプロとして成立させるべきだ、と考えている。
全国大会をしたいのなら観客から金を取って、各都道府県大会トップの選手をお金を出して招聘する。そして大会を行う。それは良いことだ。
そうでなければせいぜい「県内トップクラス」というような称号で十分だろう。
この事故は「氷山の一角」であるという指摘もみられる。
一介のアマチュアである保護者が「他人の子供の送迎」を行っているという話はいくらでもある。
今回の案件は関係者があまりにも杜撰なので結果として大事故に至った、とみるのが妥当だろう。
直接の原因は運転手だろうし、その非も大きい。しかし、そんな人間に依頼し、チェックなしだったという非も同じぐらい大きい。
直前であっても分かっていたら制止すべきレベルである。
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