立入禁止区域は救難しなくて良いのでは?
閉山中の富士山に強行突破して遭難し、救助を求める。
危険な堤防で釣りをして波にさらわれて、救助・捜索・遺体回収を求める。
こんなものは拒否するように法的整備をすべきでは?
どうやら「閉山」というのは非常に曖昧な概念なので「立入禁止区域」と定義すれば良い。
富士山の例で言えば、登山口は閉鎖し要所にはフェンスを張って立ち入ることが出来ないようにしている。「立入禁止区域」とも掲示してあるはずだ。もちろん「閉山」という曖昧な言葉ではなく、「立入禁止区域」指定という公知・宣言も重要だが、そんなにコストが掛る話でもあるまい。
フェンスなんか無駄という意見には「ふらっとうっかり入ってしまった」という言い訳を出来ないようにしているだけ、が私の考え。
身長より高いフェンスを「うっかり乗り越えて入った」なんてことないですよね、ということ。
「立入禁止」の看板がなくても、そんなの乗り越えないと入れないところに入って良いわけないですよね、ということ。
富士山で言えば登山登録、許可申請を出してOKが出たらその限りではない、というのも当然のこと。
建物とかでも立入禁止区域というのは「許可者は入って良いよ」というのが普通。(関係者以外・・とか書かれている場合もあるが書く必然はない)
少し話が逸れる。
そもそも閉山中は登るなと言う法はないし私もそうは思っていない。人の行動を完全に制限できればこんな簡単な話はない。
単に「公的救助者に救助拒否させるべき」という考えでしかない。彼らだってクソ寒くて命の危険を感じるような暴風雪の中、救助なんか行きたくないのが本音だろう。単に行かなくて良い、という”選択の自由”を与えてあげたいというだけのことだ。
心底から行きたいと考え、家族も同意しているのなら私は止めはしないが、殆どの人は「職務だから」ではないのか。もしかしたら「そこに配属されたから仕方なく」という人もいるのではないか。彼らの組織の位置づけ、公務員という職種を考えると、そういう人がいても不思議でもない。ある程度本人の希望は汲まれるものの、それに反することも多いのはどこの組織でも起こりえることだ。
話を戻そう。
その上で、万一の対応のために、公的機関の救助が対応できるのか、民間救助に手を回しておくべきなのか、その費用はどうするのか(保険加入等)等々を検討した上でやればいいだけの話である。登山で言えばこんなもの登山計画の一つの課題でしかない。
この話は費用の問題だけでは無い。救助者の2次災害のリスクを考えての話だ。
訓練を受けているとは言え、彼らだってただの人間だ。
対応しかねるから「立入禁止区域」なのだ。もし遺体回収して欲しいのなら解除する時期で待ってくれ、というだけだ。
しかも領域は明確に決まっている。領域外なら今まで通りだ。
反論としてよくある「夏山登山でも助けないのか」「自動車運転で事故っても助けない、有料というのか」についても全く当たらない。
こういう議論で問題なのは、日本人の悪い癖で「そうはいっても・・・」という甘い考えが出てくることだ。
富士山問題で言えば明らかにハイリスクであり、そんな甘い考えをする輩はリアルを知らないとしか思えない。
私だって冬の富士山は知らないが、初冬の冬山(麓はまだ秋空)くらいは経験しているので他の経験も重ねて推し量れる。(一緒に行った登山経験豊富な友人に言わせれば「余裕の想定内」というのも含めて)
派生した議論でいえば、これを原則としつつ、憲法上の懸念(違憲立法)というのなら、「日本国民」かどうかで区別すればよい。
そういうとおかしな人達が文句を言い出す、事なかれ主義の外務省筋が文句を言うかもしれないが、それは筋違いだ。
日本国民を優遇するのは当たり前だ。
公務員なんだから税金で食っている。国民が支えているのだから国民に対しては対応するが、それ以外は拒絶して良い。
そこで有料論は出てくる。
様々な会員サービスではでは会員だと無料だが、非会員だと有料というサービスはいくらでもある。自動車関係で言えばJAFが分かりやすい。
どこの国でもある話だから頭のおかしい国、国民以外は理解可能だろう。
話は飛び火するが、憲法改正のうち「緊急事態条項」を性急にやろうとしていると伝えられる(このことも真偽不明だが)。こんな不条理な法律を放置しておいて、憲法論なんか出来るわけが無い。それは「外国人とは誰か」「日本人とは誰か」という議論も含まれるからだ。在住者なのか国籍なのか納税者なのか、両論とも突き詰めればそういう議論が不可欠だ。
仮に日本人は行動制限されるが、多くいる”外国人”には行動制限されないとしたら実効性がないどころか混乱しか招かない。
どうもうわべだけの条文を作ろうとしている節もあるが、それなら大反対だ。ある程度は法整備や制度設計まで想定してから憲法を作らないととんでもないことになることを想像できないのだろうか。(まあ憲法改正していないからわからないというのかもしれないが、事前予知できないのは愚としか言いようが無い)
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