ピアノコードの思い出し方
最近、電子ピアノを触り始めました。電子ピアノってこんなに安いものなんですね。おもちゃじゃなくてもYAMAHAですら廉価版なら1万5千。台を入れても2万程度。
予想はしていましたが、頭、体、指がまったく思うように動かない。まあ、そんなことわかってましたけど。
下手は下手なりに楽しい、ということを自分に言い聞かせて指の運動をやっております。ピアノを弾いている人をテレビで見ると指や体や腕の使い方を見るようになりました。これだけでも一つの収穫でしょう。
で、コードの壁にぶつかったワケです。ネットとか見てもみんな凄い人ばかりで回りくどかったり「ともかく頑張れ」でよくわかんない。体育会系のノリに見えます。
でも、色々と情報をつまみ食いしたり、練習帳にあるコード(ピアノの押すところが書いてある絵)を見ていたら、なんだ、簡単な法則じゃ無いですか。なんでもっとシンプルに教えてくれないのでしょうか。
ちょうど今、SVGで図を書く練習もしていたところなので、SVGで鍵盤を書いてみました。それで説明していきます。
さて、説明に入る前にお断りしておきます。
ここからの説明は「コードを何も見ないで思い出す方法」の話であって、コードを自由自在に弾けるための道では全くありません。
コードを見たら反射的に弾くなんていうのは体に覚え込ませる反復練習しかありません。そこは体育会系です。さらに、いい音で弾くなんて全く違う話です。
ただ、見ないで思い出せれば、いつでもどこで思ったときにイメージ練習ができます。私の狙いはそこです。
別に画像とかスマホでみればよくね?と思った人はこんな理屈をこねた説明は見るのは不要です。
まず、メジャーコードとマイナーコードです。
メジャーは明るい感じで、マイナーは暗い感じってやつです。長調と短調という言い方もします。
で、覚える法則は
- メジャーは4、3
- マイナーは3、4
これだけです。覚えるって程ですら無いですね。
もちろん
- C、D、・・・はどこを押さえるか
- 両方とも3つの音による和音
ぐらいは知っている前提ですよ。(馬鹿にしているのかというレベルでしたね)
では、鍵盤で説明しましょう。
C(メジャー)
まず「C」メジャーなんで、まず1つめは「C」です。
そこから鍵盤で数えて4つめ、「E」ですね。
つぎも鍵盤で数えて3つめ、「G]ですね。
はい、この3つを押さえればいいのです。
さっきの「メジャーは4,3」とはこのように4つめと3つめを押さえるという話です。
D(メジャー)
もう説明はいらないぐらいですが、いちおう説明をしておきましょう。
まず「D」メジャーなんで、まず1つめは「D」です。
そこから鍵盤で数えて4つめ、「F#」ですね。
つぎも鍵盤で数えて3つめ、「A]ですね。
これは黒鍵が入ってきただけの話です。
コードの説明によっては「白鍵だけで出せるコード」とか、どうでもいい説明があったりして混乱させられました。
こういう極単純な話です。
Eメジャーやら、F、G、A、Bも全く同じです。Bは黒鍵2つになりますが、だからなんなの?って話です。
「C#メジャー」黒鍵から始まるだけでまったく同じです。「C#」から数えていくだけです。
Cm(マイナー)
次はマイナーコード、「C」マイナーにいきましょう。
もちろん1つめは「C」です。
そこから鍵盤で数えて3つめ、「D#」ですね。
つぎも鍵盤で数えて4つめ、「G」ですね。
「マイナーは3、4」とは3つめと4つめを押さえるという話です。
ここで気づかれた方もいると思いますが、3,4か4,3の違いなので足すと両方とも7。
つまりメジャーとマイナーで違う音は「真ん中の音」だけです。
こういう感じのことを覚え方の一つという説明もありましたので気づいていると多少楽になります。
Dm(マイナー)
単純すぎるので説明するのも面倒になってきました。鍵盤の絵を使うのはこれが最後です。
まず「D」マイナーなんで、まず1つめは「D」です。
そこから鍵盤で数えて3つめ、「F」ですね。
つぎも鍵盤で数えて3つめ、「A]ですね。
メジャーとマイナーの三和音の説明は以上です。
この程度のことをなんで長々と説明するんでしょうか。
音楽の世界って、なんか理論的・体系的に説明する人がすごく少ない気がします。
aug/dim/sus4
さて、見ただけでちょっと引いてしまいそうになる「aug」と「dim」も説明します。
実は同じレベルの話です。
- augは4、4
- dimは3、3
はい。これまでの説明を理解された方ならこれで説明終了です。
同じ感じで数えればコードを押さえられます。
augとdimという言葉自体が馴染みが無いですね。英語人でない故の不利さです。
英語では
- aug = augment = 増やす、増す
- dim = diminish = 減らす、減少する
という意味が辞書には載っています。
英語を使う人なら一度知れば容易に連想できる略語みたいですが、多くの日本人には無理な話です。
なお、diminishは音楽用語として半音減らすというそのままの記述が辞書に載っていました。
sus4はちょっと特殊です。3音の真ん中の音がひとつ右にずれる、3→4にsuspend(係留)する、という意味らしいです。
本当は図を出して解説するべき話なんでしょうが、もう疲れたので自分でコード図をにらんで理解してください。
M7/7/6
4和音にいきましょう。
これも法則は似たようなものです。
- M7(メジャー7)は4
- 7(マイナー7)は3
- 6(マイナー6)は2
以上です。
4つ目の音を探す話になりますが、M7なら同じ要領でさらに4音目が鍵盤で4つ離れたところになります。
6というのは、これは鍵盤2つになります。
鍵盤1つというのは和音として音がすごく悪くなるのでありえない、ので、振っても2つ差なんでしょう。
最後に
これで少なくとも「初心者が練習する曲」では十分かと思います。
あとは1つや2つぐらいは頑張って丸暗記するか、そこにぶちあたったらそこそこレベルが上がっているでしょうから、理屈を自分で考えてみると良いかと思います。
せっかくなので♭5とか転回とかも説明しておきましょうか。
5というのは和音(指番号的に1,3、5)で言って3つめの音のことで、それを♭=半音下げるということです。
転回は、基音が高くなっていくと高い方の音が主旋律の領域と重なってしまう、和音としてもいまいちになるので、それよりその音は1オクターブ下げた音で弾こう、って話のようです。
9や11もありますが、これも7と同様にメジャーなら4つ、マイナーなら3つでさらに数えるだけのようです。(全部をくまなく調べたことはないです。)
こういう理屈で、楽譜とかで見かけないコードを弾いてみると、理屈上は存在するものの、見かけないコードというものは現実の音として聞いてみると和音としていまいち、ってことが自分で体感できて面白かったりもします。
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