Windows→Linuxの状況整理
Linuxはいつまでも代替えにはなれない、と言われてきた。
それが崩れつつある感じをもっている。そのことについて書いていきたい。
Linuxが改善されたからではない。他の環境がどんどん変わってきたからである。
最初に言っておくが、“初心者”含め一般の人達は既にWindowsがどうこうとかではなく、スマホやタブレットに移行している。
とっくの昔にMacやLinuxではなく、iOS(iPhone)かAndoroidに移行している。
企業の人達も企業活動の道具として会社丸抱えでWindowsを入れているのだから話の外になる。Microsoftで丸抱えしてもらってやっているのだから論議する意味すら無い。周辺機器まで含めて上げ膳据え膳が基本なのだから。よくいわれるMicrosoftOfficeも含めての話で、総合的にサポートできるのはやはりMicrosoft社ぐらいしかないのも実情。
その前提で残るのは趣味人も含めた「それでもPCが必要な人達」になる。
Microsoft Office
Microsoft Windowsが使われる大きな理由の一つがいうまでもなくOfficeである。日本でも官公庁発行資料がこれのファイル形式なのだから現状どうしようもない。
互換性ソフトも結局は100%信用は出来ず、100%が求められる企業にはやはり受け入れられない。トラブルがあっても吸収できる範囲になってしまうし、併用するとトラブルしか生まない。結局は全部MS製にするのが最小コストになるのが現実だ。
ところがオンラインを基本とするMicrosoft Office 365(Microsoft365)サービスの開始で風向きが変わってきた。
そうはいってもデスクトップ版アプリが便利なのだが、基本はWebベースで完結可能。問題があるのはVBA・マクロで全く動作しない。
Edgeが推奨ブラウザだが、エンジンはGoogleChromeのものを使っているのだから原理的にChromeで問題はまず起こらない。(ネットでもEdgeで使っていてトラブったらとりあえずChromeでもやってみろ、といわれるほどだ。そこから原因切り分けが始まる)
ChromeはLinuxでも人気であり、また、多くのディストリビューションで基本ブラウザとして出てくる。
MicrosoftはMacを始め他のデバイスでも使ってもらいたいからWebベースで使えるようにしたのだが、その恩恵はもちろんLinuxにおいても同じことになる。Web技術の進展も寄与している。(ちなみにAndroid派生のKindleHDですらM365が入っている。もちろんライセンスは買えだが)
印刷環境・スキャナ環境
次に懸念となる問題は印刷・スキャンだろうか。ある時点からダムプリンタと言って印刷の雑多機能をプリンタドライバに集約(負担を集中)するというコストダウンが流れとなり、プリンタドライバが膨大なものとなり、Windows依存となった。言い方を変えればLinuxで使うのが難しくなったのである。
極有名で人気のプリンターしかサポートされないのが普通となって移行の妨げとなった。もしくはサポートされるプリンターを購入することになった。
それはプリンターという機器自体がどんどん廃れていっても却って悪化しかしていない。複合機への集約も悪化でしかない。安いとは言え、複合機なんだけどプリンター機能のみ使えます、というのはやはり精神衛生的に(笑)よろしくはない。
世の中ペーパーレスの空気があったり、スマホ・タブレットで実際に紙に印刷する場面が激減したのも事実。その一方で「やっぱり紙は必要」「でも年間数十枚も印刷しないんだよね」という相反する状況となっていく。そんな中でコンビニプリントというサービスが台頭した。最初はいわゆるモバイルオフィスでどこでも印刷できるビジネスマン向けという位置づけだったのかもしれないが、これを単なる個人として使っている人も多いのではないか。
近年は目の敵にされるUSBメモリにPDFファイルをぶち込んでコンビニでプリントアウトできる。便利と言うほかは無い。
カラー印刷などもできる。個人でカラープリンタを維持するのはかなりコストが重い。インクジェットはインクがダメになるし、カラーレーザーなんか高くて手が出ない。本当にたまになのでコピー同等のカラー数十円/枚、白黒で十円/枚程度で印刷してくれるのはとてもありがたい。
どうせこの程度の頻度である。Linux環境でPDF印刷(ファイル出力)さえできればそのあとは別に同じ手間でしかない。
スキャンも同じ。コンビニでスキャンしてPDFで持ち帰れば良い。複合機は会社で使っているから違和感でいえば全くない。問題なのは極たまにしか使わないから、使い方を忘れていて都度説明書きを見ることぐらいだろう。
さらにこのご時世、USBメモリを持ってるだけで犯罪者扱いされそうだというのもあろう(実際、私の勤務先では認可外のUSBメモリ所持禁止令が出ている)、ネットワークプリンタサービスもある。専用のクラウドフォルダにコピーすれば、コンビニの複合機でそのフォルダを参照して読む込めるというシステムである。これもWebベースなので悩む必要は無い。
ゲーム環境
ゲームと言えばパッケージを買ってきたり、ダウンロードして、インストールして実行。だが、最近は状況が変わりつつあり、Steamというプラットフォーム(アプリストアというほうが近いか)が牛耳るようになった。まあ、こういうのも善し悪しだが現実はそういうことだ。
Linuxでは Ubuntu LTSを正式サポートということらしい。全部のゲームが遊べるわけではないが、Windows版と比べてさほどパフォーマンスが落ちるわけでもなく遊べるということらしい。
ちなみに有名なMineCraftというゲームは単独インストール型でJava上で動くものだが、Linuxで遊んでみても特に違和感はない。Steamのも憶測だがまあ大丈夫だろうという感触はもてる。
昔はグラフィックカードがWindowsに特化してドライバチューニングしてとかでLinux用ドライバでは遊べるレベルにならないとか上手く動かないとか色々あったのだが元締めが動作保証してくれるとありがたい。
まあ、グラフィックカード自体もnVidia一強で、プラスAMD(元ATI)の状況だからサポートする方もある程度楽と言えばそうなのだろう。
むしろnVidiaじゃないとパフォーマンスがでないとか、その逆とかなんてこともあったから、PCやOSがどうこう以前にグラフィックボードのチップが支配していた時もあったわけでカオスだった。
どうしてもWindowsでないとダメというのもあるかもしれないが、そうでもなくなってきた、というのも現実だろう。
ゲーム業界もPC主導ではなくてスマホ関連のほうが市場自体はデカいから(金額規模は疑問だが)PCのWindows版にキリキリチューニングしてもコスパが悪いという話にもなるだろう。
もちろんOSがどうこうではなく、グラフィックの話なのでむしろフレームワークがどう対応するかという動向に左右されるだろう。
もはやフレームワーク無しでゲームは作れない(プログラマーが対応できないという意味)になっているのだろう。
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