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2024/03/24

自民党「セクシーダンス」問題報告書に見る自民党問題点

「党組織運動本部」名義で報告書が出されたようだ。

報告書画像があったので読んでみたが、おそらく彼らは「問題は無いですよ」と言っているつもりなのだろうが、自民党の甚だ酷い問題が書かれている。
つまり、これらの報告書が”正しい”としても酷いのだから、これが虚偽だったとすればどれだけ酷いのだろうかと絶望する。
裏金問題でも同様のことが言えるが、組織として、ガバナンスとして酷いにも程がある。

●県連青年局長が一人で企画し出演交渉していた

責任を取るのは一人でかぶるというつもりでこういうことを書いてしまっているのだろうが、これが真であるのならば、自民党が酷い団体であることを示している。
懇親会の余興とはいえど、50人を招いたりする会において、一人で企画推進してはダメだ。
必ず複数人、最低現、前任者などもフォローして上げないと危険である。

負担が大きすぎるし、独善的になる(いわゆるスベる)企画になる危険性が高いからだ。
職場の忘年会などにおいてもある程度人数がいれば余興は複数人で推進しないとダメというのは誰でも知っていることだろう。
ましてや「彼」に余興の手配の手間を全部負わせておいたとすればこれも大問題である。

経費面を考えても、ダンサーを5人、肌の露出度の高い衣装、性的行為の要請などを含めれば、予算的にも決して安くない額であることが容易に考えられる。(ダンスの内容は稚拙なものだったらしいが)
それを一人の人間で取り仕切らせる事自体が問題である。

●参加者には事前に知らされていなかった

これも参加者の責任を問わせないために無関与を言いたかったのだろうが、「知らしていない」のも大問題である。
先に書いたように、全部で50人の参加者で参加料は一人あたり5千円。それに対して5人の出演料。「余興」の費用は一人あたりにして決して安いものとではないだろう。(これらの収支を明確にしていないのも報告書として低レベルである)。
「チップを予め用意」ということであれば、その費用も入っているはずである。
いくらかは不明瞭だが紙幣、つまり千円単位となろうから一人あたりの”負担額”は安くは無い。

お金をそれなりにかけている余興の事前予告の内容が「不明」というのも酷い話である。
参加者はもっと怒って良い。

●参加者の会費と県連の一般予算であり政党交付金からの支出はない

県連には党からお金が要っていないというのであろうか。否。かなりの額が行っているのは周知の事実である。
「お金には色がついていない」のだから、県連からの支出があったのであれば、自民党からも支出があったに等しい。
単に「直接お金が行っていない」だけで間接的には行っているのだから言い訳にはならない。

全額、参加者の会費となるが本来であるのだが、県連からも「いくばくか出す」というのも分からないでも無い。
しかしそういうことが分かっていながら非難されるような”事柄”を行う事自体が問題である、という観点が無いのが酷い。

とはいえ、クダラナイ、品性下劣な話である。追求するのもバカらしい。

「青年局」などと言ってみても中身はこんな下劣な「おっさん」あることがよく分かった、そんな話なのであろう。

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