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2023/08/13

マイクラPC版に”挑戦”してみた(インストール顛末)

任天堂スイッチ(任天堂Switch)で始めてから1年以上経った。
「サンデーゲーマー」とはいえ、大分慣れたし、アラも見えるようになってきた。

CPUパワーが絶対的に低いスイッチでは処理が間に合わなくて「移動しなくなる」という致命的破綻すらする。
一番顕著なのは「船で移動していると描画処理が間に合わず、それでも無理に移動していると「移動しなくなる」。
もちろんしばらく待っていればまた動けるようになるのだが、夕暮れ時にそれが起きると文字通り致命的になる。
処理が間に合わずに動けなくなるくせに、ゲーム内時間は平然と進んで夜になるのは全く納得がいかない。

ともあれ、私はデスクトップPCを持っているので自分のPCではどんな感じなんだろうと試してみたくなった。
以後、ほとんどのひとにはそのまま当てはまらない話なので事前にお断りしておく。

まず、インストールが難しいだろう、というのは事前にネット記事で予想できていた。
いわゆる違法コピー対策や集金方法もあって、PCゲームというのはインストール手順が複雑で面倒なのだ。

案の定、ネット記事通りにすらいかない。Windows10マシンだが、エラーで先に進めない。
記事がちょっと古いと画面すら異なっていて参考程度にしかならない。

いくつかのポイントを書いておく。

・マイクロソフトアカウントが必要

いわゆるXBOXのアカウントであり、スイッチのマイクラでも出てくる「マイクロソフトのアカウントでログインしてください」のアカウントである。これは私はLiveのころから取得していたアカウントがあり、スイッチのマイクラでも使っている。なのでクリア。
インストールに必要なのでお試しプレイでも必須。
Mojangのアカウントというのもあるが、もうじきマイクロソフトアカウントに統合するらしい。なので今から新規取得するならマイクロソフトの方である。メアドだけでIDとパスワードをもらえる。

・Windowsは64ビット版が必要

私の場合、インストーラーすらエラーが起きて動かない(本体をインストールできない)症状となった。
明記していないが、どうやら32ビット版ではダメで、64ビット版Windowsが必須のようだ。
Windows10に移行するときに悩んだ末、従来からのソフト互換性のために32ビットを選んでしまった。

まあ、基本動作でも4GBのメモリでは不足するというのだから当然と言えば当然だ。

さて、どうするか。いまさら64ビットにアップグレードとかリスクが大きすぎる。
別PCのWindows10ライセンスもあるが、それを一時流用というのも気が引ける。
そこでLinuxで試してみる、ということにした。

・Linuxでやってみる

Ubuntsuをインストールしてからマイクラをインストール、という方針である。
ハードディスクを別の余っているHDD(SDDだが)に入れ替えてクリーンインストールである。
私にとってはLinuxのインストールなどは「取るに足らない日常」であり、後腐れが無い。

UbuntsuのいわゆるLive CDを作ってHDDにインストールという奴である。
USBメモリが見つからず、DVDドライブも古い奴で遅いので時間はかかったがTVでも見ていればいいだけの話。
注意点は最近のUbuntsuのISOファイルはでかくなっていてギリでDVDに入らない。ちょっとムッとした。
4G近いISOファイルを二度ダウンロードになって時間が無駄にかかった。まあ、入る奴も用意されているので良いのだが。
私の場合「グラフィックや無線LANドライバを取得」を有効にしたせいで不動作になったが、無効のままもう一度やり直したらあっさりと上手く動いた。私のように古いGPUの人は無効にした方が良いだろう。これは私が悪い。

起動してしばらくすると自動アップデートが走るのでそれでシステムアップデートはこれで良いようだ。

マイクラのサイトから「Demo版」のLinux→Debファイルをダウンロードして、ダウンロードフォルダからホームフォルダにファイルを移動して、コンソールから「apt dpkg install Minecraft.deb」と打ち込む。
不足のライブラリも自動検出してインストールしてくれる。

終わったら「Minecraft-installer」を起動すれば自動でダウンロードしてインストールしてくれるので特になにもすることもない。
ただしインストール前に前述のマイクロソフトアカウントへのログインが必要となるがIDとパスワードを入れるだけの話。

なお探したが「無料版」はなかった。ネット記事をいくつも見た感じでは無料版をハックしてずっとやる不逞な輩が横行したのでやめたのだろうか、と推察される。無料版でもアカウントログインしているのだから、プレイヤー側はうまくチートしているつもりなんだろうが、メーカー側は状況を把握できていて当然である。
まあ、Demo版でも今のPCでどの程度動くか、操作感はどうかを確認したいだけなので問題ない。

・やってみた感

Demo版は時間制限100分があるのであまり悠長にはやっていられない。
まず、やはり操作感が慣れない。いくらキー割り当てを頭で理解しても感覚で動かせないとゲームにならない。
ゲームパッドも持ってはいるが、対応はしていない。
個人の有志がWindows版のソフトを作ってくれているがLinuxでは動かない。
まあ、30分もしたあたりでだんだん慣れてきたが、クラフトや穴掘りすらスムーズにできない。
しかも最初はクラフトできるものにすごく制限がある。プレイしていると段々解除されて増えていくようだ。

これは不運だが、いくら周囲を探しても羊がいないのでベッドが作れず夜の時間を削れない。

それでも周囲を走り回ったりした感じでは、少なくともスイッチよりは描画のレスポンスは良い。(設定の違いのせいかもしれないが)
CPU占有率も6割程度。

CPUは十数年前のもので、i5-2400Sで2コア4スレッドという今となってはゴミみたいなものである。
GPUもいちおう積んでいてNVidea GeForce GT730という当時としても3Dに効くのかというレベルのへぼい奴である。

最大負荷となるボートで海にこぎ出せるまでクラフトの制限により40分後ぐらいになった。
最終目的はこれなのでともかくあちこちボートで走り回ったが、「破綻」には至らなそうだ。
ただしCPU負荷は100%に張り付いてしまい、表示を遅れは起きまくっている。

結論とすれば

・快適に遊ぶならやっぱりPCハード面でアップグレード投資が必要。このためだけに買うのは微妙。
Windowsの統合版ならもう少し速く動作する可能性はあるのでそちらも試す価値はありそうだ。

・新たにPC版マイクラを新たに買うのは微妙。
・新しいデータで遊ぶのは微妙。
むしろデータ移行ができないほうが重要で、同じシード値で遊べばプレイの移行が速いかも知れないが微妙。
例えば鉄鉱脈や坑道、エンドゲート等が分かっているだけもかなり違うだろう。

・PCでの操作感の違いがつらい。
ツールがあり、よくできてはいるが、やはり少しの操作感の違いはつらいし、スイッチでも操作感覚の違和感からいまだにPROコンを買ったのに嫌って使っていない私にはつらい。
まあ、キーボードやマウスでの操作感は別に他のPCゲームと大差ないのでこういった「文化」に慣れろというのはあるが。

 

 

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岸田内閣とクラファンに頼る国立科学博物館

岸田内閣支持率急落という。

当たり前だろう。総理就任から悪政しかしていないのだから。

「悪事」の数々はいくらでもあるが、全てが「白紙に戻してゼロ、戻さなければマイナス」なのだからお話にならない。
もはやあげつらうのも馬鹿馬鹿しい。

そこにきて「国立科学博物館」が運営資金難でクラウドファンディングを求めたという。
情けない日本という国、政府行政だ。政府の無策と言っても良い。

マスコミでは美談にすり替えられているし、国の財政難(社会保障制度)をあげつらって仕方ないというコメンテーターすらいる。
呆れてしまう。

その額、わずか1億円。ところが日本国民は喜んで有志達の寄付は6億円にも上ったという。
1億円なんか国家レベルでは芥ですらない。たかが国民一人あたり1円なのだから。

ほんの数年前にたかがマイナンバーカード普及のために数兆円もばら撒いたのだ。なにが「お金がない」だ。
マイナンバーカードなんてポイントで釣るのではなく、「便利さ」で釣って普及させるのが王道であり、当然である。
それを怠っている(現在のなお怠っている)というのも岸田政権の問題である

その一方で日本の科学の象徴のひとつである科学博物館にたかが1億円すら出せない。
いくら口先で「日本の技術立国」などといっても全く説得力が無い。

技術関係に大量の補助金を投入しようとしているが、それらもどうせ洋上発電汚職問題のようになんらかの利権なんだろうと。
そう見透かされてしまう。そうでないとしても、そう見えてしまう。それがダメなのだ。

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