五輪開催是非は入出国管理問題
「朝まで生テレビ」の土曜日の早朝から始まり、土日はオリンピック開催の是非論で各番組が盛り上がった。
私の結論としては、入出国管理の問題に集約される。
問題(不安・懸念)は、海外からウィルスが持ち込まれることであり、多くの反対者が問題視する。
それならば、入国者について例外なく14日間の隔離措置を確実に行えば良いだけのことだ。
別に毎日PCR検査する必要は無い。14日後に検査して陰性ならば良い。
もちろん検査精度を考えて言えば複数回行うのは、より精度を上げる意味のおいて有効だろう。
私の感覚ではPCR検査4回程度で良いのでは無かろうかと思う。入国前に一回なので、隔離中に3回程度だろうか。
アスリートは在日中に毎日とか言うが、まあ、やってもらうのは構わない。
それよりもアスリート以外に全く言及がなくザルになりそうで人数も多いのでそちらを対策しないと全体として徒労になってしまう、
14日の根拠は「濃厚接触者は14日間の隔離を求められている」だ。
これは濃厚接触者は14日間は他者への感染リスクがあると考えられているためである。
発症者は10日だが、濃厚接触者(つまり未発症者)は14日である。
この日数設定の是非はともあれ、これは国の指針なのだから準ずるのが妥当と考えるだけだ。
日数設定において一番問題なのは「できないから」という理由でやらないことである。
コロナでは最大14日が潜伏期間と言われている。これが話の起点なのだろう。
そうであればまずは14日が隔離期間となるのがごく自然なことである。
これでも100%ではないとも言われ、更に余裕をみてという国はいくらでもある。長いほどリスクは低下する。
仮に短くするのであれば「実際に隔離を実施しはじめて数万人やったが10日を超えて発症した人はいない」という事実がでれば、それを10日にするのが科学的アプローチである。
また数が僅少であり、仮に市中に入ってもさほど問題ではないとみなされた場合もあろう。数十万人に1人なら許容するという考えもある。
コロナ対策費で何百兆も使っている状態で、金銭的理由でできないとか、自由の権利とか根拠のない理由でやらないというのは全く不合理である。
ここができないから、問題視しているのであり、オリンピック開催可否の分岐点であると私は考える。
(これでも100%の安全ではないが、限りなく100%には近くなる)
現状の3日とか論外だし、8日でも不安だ。だいたい半数の発症が5日以内であり、見方を変えれば半数は5日以降に発症している。つまり5日の監視では半数しか抑えられない。
それ以降の自主隔離において隔離実施を立証できていないので、お話にならない。
14日などできないという意味不明なことを言う人がいる。
平常時ならともかく、非常事態宣言下ではやるべきである。そもそもオリンピックとか関係ない。
ここだけがキモなのだから、さっさとやれば良い。できないならオリンピック中止しろ。
それぐらいの天秤で推し量って実行しろ。
もちろん例外はない。対象国も全世界。今の政府方針では例外措置が多すぎてお話にならない。
現状実績で8割が例外とか、理解できない。そういう事実があるから信用されない。
与党内からでさえ「ザルどころか底が抜けている」という批判が出る始末だ。
日数が長いことが外交問題に発展するなら、隔離保証を当事国の領事館にもってもらえ。
約束を守れなければ、それこそ日本に対する外交問題である。
人権問題とか、自由の制限とか、挙げ句の果てには施設が確保できないとか。
バカじゃなかろうか。
憲法における人権を言うのであれば、未入国の外国人に日本国憲法は及ばない。
国際憲章だの言うのであれば、14日以上を課している国などざらにある。
施設がないとか意味が分らない。そんなもの金の問題でしか無い。
周辺ホテルを建物ごとがんがん借り上げれば良い。いや、隔離は周辺でなくても良い。
成田からなら高速バスで数時間で移動できるような群馬・栃木・茨城といった観光地に、客がとれなくて困っているホテルなどごまんとある。
それを借り上げて収容すれば良い。そこに信用できる監視員を置いてきっちり監視すれば良い。
コロナ対策費で何百兆円も費しているのにそんなものをケチって何になるのだ。
あまりに来日人数が多すぎて収容できないのなら、それは入国人数制限をすれば良い。
規制をいいかげんにするのではまったく理屈が通らない。
オリンピックでいえば、IOCとしては自然と最低限必要な人間を絞ることになる。
誰が優先になるのかはIOCなりで調整していただければ良い。
日本としては一日の入国計画人数制限はこれだけです、と宣言するだけのことだ。
これはオリンピック関係なく、単に日本国の主権として決められる問題である。
来日する各々でいえば、オリンピックに近づくと制限にかかりやすくなるから早めに来るのも構わないだろうし、事前キャンプをしても構わないだろう。そこは自由だ。
きちんと隔離措置を受けた後であれば、ぶっちゃけ観光したっていい。そこは日本人と同レベルだ。
完全隔離をクリアすれば、バブルなんてそもそも必要が無い。自由に動き回っていただいて構わない。
自由度は他の日本でのルールに準ずるだけのことだ。
例えば今でも来日してキャンプ地に入って数週間も経つのに交流制限をしているとか、意味が分らない。
日本人同士と同程度の交流(会話はマスク着用とか、会食は控えるとかは守る)になんの問題があるのだろうか。
外国から来たからというだけで理屈の無い制限をしていることこそ「外国人差別」ではないのか。
コロナ感染発症を含め、周辺医療施設で診るというのも、入国者が感染を持ち込んだ結果と言うことでは感情的に許されることではない。オリンピック反対の声もここに根ざしている人も多いと思われる。
これを払拭するためには、日本で感染して発症してしまったということが立証されねばならない。
そのためには「14日間の隔離措置」が必須なのである。
これさえ確実に実施されれば、日本人(日本に住む人達)側は不安に感じる必要は全く無い。
彼らが感染者であるリスクは、もはや近しい人よりもはるかに低いことが十分に期待できるのだから。
リスクがあるとすれば「人の流れ」の問題だけであり、人が一時的に増えるという問題だ。
それはつまり日本で他の日本滞在者から感染をし、それを拡げるという意味だ。しかしそれは市中の一般人となんら変わらない。
更に言えば、1千万人を超える首都近辺県地域で仮に10万人程度増えたところで1%にもならない。
「人の流れ」が問題であるのなら、それこそ「緊急事態宣言下」ではオリンピックは開催できない。
それでも「チャーター便による移動のみに限定する」ことでむしろリスクは一般人よりも低く、純増分として無視できるレベルであろう。日々の満員電車の方が遙かに高リスクである。
私はそもそもアスリートやチームはルールをきちんと守ってくれると信じている。そこから感染が拡がるとは思っていない。バブルを実現するための行動を取ってもらえるだろう。彼らは国際競技で決められたルールを守って競技をできる人間なのだから。
しかしそれに頼って入国管理を緩めることは筋違いだ。
問題なのはマスコミ関係者、要人とその関係者、大会関係者である。
政府が彼らを「例外扱い」にして、さらに彼らがウィルスを知らずに持ち込み、自主隔離を守らないで感染を拡げるという、あってはならないリスクを懸念しているのだ。
政府にはここを払拭して欲しい。
それが例外無き、14日間の隔離措置の徹底である。




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