「遮断」はいいのだが。。
リンク: ネット児童ポルノ:業界も「遮断」へ本腰 - 毎日jp(毎日新聞)
まあ、やるべきだよなあ、でも技術的には結構難しいんだよなあ、と思って記事を眺めていたら
SWGメンバーは「DNSブロッキング」と呼ばれる比較的安価なブロッキング方式を導入する意向だが
おいおい、ずいぶんとこれは荒っぽいと。
例えばここのサイトは
(1)https://eldar-star.txt-nifty.com/etc/
なわけだがDNSブロッキングとなると良くても
(2)https://eldar-star.txt-nifty.com/
の単位になる。
が、おそらくは
(3)http://txt-nifty.com/
の単位になると思われる。
ニフティ外部のシステムで分類できるのは(3)の範疇だから規制制御できるのはここまで。
(2)を分類するのはニフティの管轄になる。
多くの他のブログやレンタルWebサイトではこれ以前で、個人単位では(1)のレベル。
これが記事中での
この方式はサイト単位でアクセスを遮断するため、同じサイトに含まれる児童ポルノ以外の画像までが閲覧できなくなる問題が生じやすい。
の話になる。
要するにココログに該当サイトがあって遮断が起きれば当然このブログも一緒に遮断を食らう。
ここまで厳しい事態になっても肝心の効果はどの程度なのか。
ひとことでいえばアングラサイトは迂回をする。
アングラサイトは名前を持っていない、DNSによる名前解決を必要としない。
最近は少なくなったがサイト名のところが数字になっているのがそれだ。
その数値を普通のサイトに貼ったりして誘導する。
ではその数値で遮断をすればいいのではと考えるが、それはもっと弊害がある。
IPアドレスは固定していないほうが普通。一時的に借用しているという形だ。
接続する(ログイン)するたびに変わるのが普通だし、いつ変えられても文句は言えない。
固定が欲しい場合はさらにお金を出して“買う”ということになる。(それでも所有権はなく賃貸のようなもの)
そしてアドレスが変わったらそのサイトを自動的にアップデートする仕掛けを作っておけばいい。
アドレスだけ貼っているサイトを遮断するのは難しい。
要はDNSブロックでは効果が薄い。
ちなみにこんなことはWebに多少詳しい人なら簡単に思いつくことだし、実際に既に行われていることだ。
遮断はすべきだろうが、荒っぽすぎるやりかたはダメだろう。
この例に限らず、規制する側は技術的に乏しく、規制される側が技術的に高く狡猾だ。
そして副作用の強く効果の薄い規制方法を強行してしまい多くの人への不利益になってしまう。
仮にこのままのレベルならこの仕掛けを使って簡単に特定Webサイトへの攻撃に使える。
特定Webサイトを直接攻撃する必要はない。
そのWebサイトの運営サーバー(の一部)を借りればよい。
いわゆる業者やISPのレンタルサーバーを利用してるサイトが普通だろう。
そしてそこにここでいうポルノサイトを構築する。
通報されて遮断されればそのサーバーごとになるからその特定サイトも遮断に追い込める。
遮断というのは全く見れなくなるのだから、もっとも強力な攻撃。
もちろん永久に遮断ではなくて対応は取るだろうが必ずタイムラグがある。
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