映画配信についてはこき下ろしたがAppleTVというデバイスには興味がわいたので買ってみた。
値段は8800円と高くはないレベル。
高いほうのゲーム一本分といったところか。
Amazonでも直販でも同じ値段で、納期の差から直販とした。
水曜日に注文して、中国からの発送となり、今朝の9時ごろに届いていたようだ。
箱はずいぶんと小さく軽い。
この手の機器には珍しくACアダプタでないのが面白い。
色の指定はなかったが黒。天面がつや消しで周囲の面が透明なコーティングでの黒。
最近のAppleは白には拘らないのか。
無線LAN内臓のため繋ぐのは基本はHDMIケーブルとACの線だけ。
私の環境ではセキュリティ上色々面倒なのでとりあえず有線でやってみる。
3本つないでテレビを切り替えてしばらく待つと言語選択画面がでる。
選んでしばらく待つと映画のサムネイルが並ぶ。
なんとも簡単だ。
有線はルーターでDHCPでアドレスを配信するようにしている。
接続関係でなかなか賢いというのが2点あったので指摘しておく。
有線を繋ぐと有線関係の設定しか出来ない。
無線を使うときはLANケーブルを抜いてくれと出ている。
LANケーブルの抜き差しで自動切換えをしているという発想だ。
難しいことではないと思うのだが意外とやっている機器を見たことがない。
で、有線をはずすと無線の設定が出来る。
普通にアクセスポイントが並んで選択をする方式。
うちはBSSID(隠し)にしているので文字入力でいれる。
このソフトキーボードはリモコンで入れるのだがあまり使いよいとはいえない。
リモコンの反応は良いほうだとは思うが。
大文字と小文字をシフトとかで切り替えるタイプが多いが、
文字として別で並べているのは珍しいかもしれない。
次にパスワードをいれる。パスワードは●とかには変わらないタイプ。
私はかねがね思っているのだが家庭用の機器でなんで●にして隠すのかが理解できない。
何か入っていることの表示で●を並べるのは反対しないが、入力時に隠されると入力間違いをチェックできないしそもそも間違えやすい。
もちろん会社など信頼できない人が周囲をうろついている環境で使う機器ではそういう措置も分かるのだが、家庭用では普通は家族しかいないわけだし、それでも嫌なら自分以外を排除するのも簡単だろう。
パスワード入力は●にしないといけないというあまり考えなしに作っている輩が多いということなのだろう。
さてパスワードを入れて完了すればしばらくして繋がった旨がでて普通に使えるようだ。
ちなみにnまで対応だそうだがうちはgまでのアクセスポイント。
ここで暗号化の方式とかnかgかなどは一切聞かれていない。
これはWEPかAESかとか暗号化の設定を要求するものがあるがやっぱり要らないのだ。
AOSSだWPSだとか特殊な自動化をする前にこういうレベルできちんと作りこみをすべきだろう。
私はSSIDは入れたが普通なら一覧から選んで(自分のSSIDは知っている必要がある)、パスワードを入れればよい。
IDとパスワードは知って入力する必要がある、といういまどきのネット関連なら普通の要求で済むようにすれば良いのではないか。
これで映画のレンタルやYoutubeを見ることは出来る。
映画はみていないがYoutubeの視聴も全く問題なくスムーズ。
早送りや巻き戻しも自然に出来るのが素晴らしい。
当然リモコンによる操作だ。
PodcastやラジオもAppleTV単体で使える。
このあたりはiTunesのイメージと同じだ。
というか、AppleTV全体の振舞いがiTunesやiPod等と同じにしてある。
写真が正方形で角を丸めてあるところとか、フォントとか待ちのクルクルまわるところとか。
だから比較的安い機器のわりに安っぽいところがない。
さてiTunesで貯めた音などを聞いてみる。
これにはホームシェアリングの設定が必要だ。
AppleIDのあるひとはIDとパスワードを使って設定をする。
iTunes側とAppleTV側に入力すると認証しあってくれる。
あとはリモコンとテレビでiTunesのコンテンツの操作が出来るようになる。
この辺もごく普通に使える。
iPod touchのような操作イメージが近いか。
当然だが次からはPC側でiTunesを立ち上げるだけでよい。
実は私のメインの目的はこれ。
大型のテレビに良いスピーカーを繋いでいるので、テレビを見ながらリモコンで音楽を聴けると良いのになあと思ったのだ。
iPod touchのように普通にジャケットカバーも表示されている。
苦労してジャケットの取り込みをした意義がここでもでているのだ。
こういうのがとても嬉しい。
また写真も共有設定すればテレビ画面でスライドショーなどができる。
BGMの設定も色々できる。
全部のランダムもできるし最近聞いた曲、もできる。
オフにすればそれまでかけていた音楽をそのまま演奏しながら写真をみることもできる。
またラジオやPodcastでも同様になる。
こういう機器では意外とこうゆう融通が利かなかったりするのだがそういうこともない。
いちいちPCにテレビを繋ぎかえる必要もないし、リビングにテレビとAppleTVがあり、別室にPCがあって動かしにくいよう場合でもネット経由で簡単に写真をみることができる。
実を言えばこういうネットワーク構想はもっと前からマイクロソフトはやっていたのだ。
少なくともXBOX360にはそういう機能がある。
しかし私も利用していないし利用している人はすごく少ないと思われる。
理由はいたって単純で、PCに対して一般的なOSではなく、Windows Media Centerとかいう特殊なものを要求しているからだ。
せめて普通のOSに対してのエクステンション等ならともかく、OSを入れ替えろなどとは敷居が高すぎる。(PCを買い換えろというのならもう話にもならない)
よしんば入れ替えるとしても値段も何万もして馬鹿馬鹿しい。
かくしてMediaCenterというのもどこかに行っている。
そういうあほな展開があるからZuneでも信頼を得られずつぶれているのだろう。
一方でAppleはPC上のTunesとネットワークデバイスでコンテンツの共有を実現している。
マイクロソフトで言えばWindowsMediaPlayerでやるようなイメージである。
MediaCenterというOSを要求するのではなく、WMPを起動していればXBOX360とでネットワーク上の共有ができるだけでやっぱり良かったのだ。
いまからでもアップデートでやってみたらよいのではとも思う。
XBOX360の大幅アップデートはいくらでも今までやっているし。
まあ、私はいまさらWMPでコンテンツを蓄積しようとは、よっぽどのメリットがない限りやらないが。
Appleではテレビ側につけるものは地デジチューナーより小さい箱で実現してしまった。
あとiTunesで登録した動画も再生ができる。
普通にMPEG4で圧縮したものも再生ができた。
しかし画面がでかいとこんなにもブロックノイズが目立つのか、とは思った。
どうせiPodでみるのだからと圧縮率をあげているためだが、小さい画面ではさほどわからないレベルだったのだが。
この場合も早送り巻き戻しが実にスムーズにできる。
PCのプレイヤーよりも良いかもしれない。引っかかり感が皆無だ。
全体に見てよく作りこんでいる。完成度が高い。
Appleが進みたい道がぶれていないからなのかもしれない。
当たり前のことが当たり前に出来る。
普通にできるべきことを普通にこなしている。
奇抜な機能も特徴というのもこれといってない。
だから数十分程、一通り触ればあとはとりたてて試すこともない。
ああすればいい、こうして欲しいということや反感や希望やらが特に浮かんでこない。
ある意味それは凄いことだ。
これを8800円で出せるというのもすごいと思う。
発熱も言うように全くないし、ACアダプタなど使わずに電源内蔵をきっちりしている。
リモコンも安っぽいどころかここまでやらなくてもと思うほどである。
映像出力はHDMIのみであり、音声は(HDMIからか)光出力のみとなっている。
この辺の割り切りは潔い。
もしApple/iPod等に無縁な人が買うとしたらどうだろうか。
それでもYouTubeとネットラジオ、PodcastをPCなしで視聴することができる。
最近YouTube対応テレビとか出ているがハイエンドの高いテレビにしかついていないようだ。
つまり数万以上も高いものを買う必要がある。
それならばこれを買ってYouTubeを見るという選択も悪くないだろう。
Appleのアカウントをとれば映画のレンタルも利用できるだろう(“購入”はできない)。
この辺は実はApple/iTunesワールドへのトラップなのかもしれない。
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