クアトロンではXF3というシリーズが最初にお目見えの様子で展示されていた。
ヨドバシカメラAkiba店です。
まだ発売予定のようだが、値段がついていた。
最低の大きさが46型なのですが、確か27万弱といった値段で10%ポイント還元。
やっぱり高めではあるがそんなに高いという値段でもない。
同系統としてはXJシリーズだろうがそれが馬鹿高かったことを思えば安いともいえる。
エスカレーター付近の展示でのデモ映像は映画(ワーナー)の映画の宣伝用のBDだと思われる。
奥の壁側ではシャープのクアトロン宣伝用に作ったと思われるデモディスクを流していた。
最初に気がついたのが、白の豊かさである。
・・というと恐らくなにをいっているのか分からないと思うので説明していく。
まず特に液晶では白がたいがいのっぺりとしている。
白の系統はなんでもある単一の白になってしまう。
ところがこのテレビでは(液晶では)白の諧調や色合いが豊かである。
例えばビルから出ている光の筋が白なのだがそこにリアリティのある表現がある。
白人のひとの肌の色が綺麗である。
また砂漠や雲の色がなんとも豊かなのがいままでになく凄く印象的である。
ただしこれは黄色画素を追加したからこうなった、というのは直接的な要因でないのだとは思う。
その辺もゆっくりと説明をしていきたいと思う。
まず白を豊かにするには明るくしないといけない。
液晶は今までにどうやっても「暗い」と言われ続けてきた。
明るくするにはどうするかといえば、バックライトを明るくする手がある。
しかしやりすぎると黒が浮いてしまいまさに締まらない絵になる。
ダイナミックコントラストの数字はいくらでもごまかせるが、それは本道ではない。
また、映像処理でもごまかしをしている。
顕著なのがアクオスでいう「ダイナミックモード」であり、諧調の豊かさを犠牲にして大げさに白を表示している。
白が、その液晶が表示できる最大輝度での表示となるので色はある程度二の次になっている。
そのためなんか変な映像に感じる人も多いと思う。
標準でもまだいい加減に思える。
しかし諧調を最優先にすると画面が全体に暗くなってそのよさが分からなくなってしまうというジレンマに陥るのだろう。
明るさについて根本から大きく改善したのがUV2A液晶技術であり、十分な明るさを得るのに成功している。
実際LX1やDX3でもかなりの効果があり、省電力でありながら十分に明るい。
電力のかなりはバックライトである。
電力表示をやっている店があり他機種と比べるとその違いは明確だ。
さらに黄色画素を入れることで明るくできるという。
十分に明るすぎるくらいならば、通常なら色を犠牲にして明るくする必要がなくなる。
つまり色再現性を最優先にして映像をつくることができる。
果たしてその結果が、映像にもともと入っている微妙な白の違いを描けるようになったのではないか、と考えられる。
これはシャープのカタログなどにも書かれていることだが、黄色画素の採用によって青も豊かになった。
簡単に言うと、黄色画素があるので青をより深い青に設定可能になったということらしい。
青を単純に深い青にしてしまうとバランスが崩れてしまう。
赤や緑を同様に深く出来ればよいのだがそうは簡単にはいかない。
色というのはカラーフィルターで作るわけでその色素を作らなければならない。
単に青を強くすると例えば黄色の表現力が弱くなってしまう。
なによりも肌色の表現が弱くなってしまうのが厳しい。
ところがその弱さを黄色画素で担保できれば思い切って青を深く出来る。
その結果はかなり良い。
黄色専用の画素によりひまわりの黄色やサックスの金色の再現性に大きく効果があるのももちろんだろう。
それより青に効果があるのが印象的だ。
青い海だけではなく、空の青さにも当然ながら効果がある。
色が出る出ないではなく諧調の描きわけ、自然さを感じるし、青に美しさを感じる
先にも書いたが白人の肌の色の描写力は素晴らしい。
建物の白壁や地面、白い岩石などもツブレやすいのだがきちんと表現されていることに感心する。
特に液晶の悪口でよくいわれるウソっぽさが非常に少ない。
もちろん色の純度をよくするためにはLEDバックライトも大きな要素である。
CCFLバックライトは要は蛍光灯のようなもので色がついている。
色のついているライトで照らしたらどうしても綺麗な白を表示することは難しい、
また色が安定するというのも重要なことである。
蛍光灯とLED電球の寿命差はよく宣伝されているので分かりやすい。
寿命というのは切れるまでの時間のことだが、こういう用途の場合は色がずれていく速度が遅いというほうが実際には重要なことである。
正直、クアトロンはたいしたことはないだろうとたかをくくっていたが、実際見てみるとなかなかどうして凄いと思う。
液晶テレビの歴史の革命的変革といっても良いと思う。
LEDバックライト、UV2A液晶、そしてクアトロンの積み重ねで見ると、それ以前の液晶から比べるとずいぶんと進化・その違いはかなり感じられる。
なんかベタ褒めになってしまい自分でも気持ち悪いのだが、液晶の画像はダメだと思っているひとにはぜひとも一度見てみてもらいたい映像だ。
なお、同じ時に別の液晶テレビアクオスを見て落胆したのでそのことも次の記事に書いておく。
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