事業仕分け:テレビで論争 スパコン復活容認の声相次ぐ - 毎日jp(毎日新聞)
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どうもマスコミの出してくる記事に違和感を感じていたがテレビで実際に枝野氏が説明しているのを聞いてようやく理由がわかった。
どうやら事業仕分けの時の説明が駄目だったのが原因のようだ。
この記事にもそのことへのさわりが書かれているが。
事業仕分けは一時間ほどの議論で行われる。
もちろん一時間がすべてではなく事前説明資料があったり事前討議もあるらしいが、政府側が一方的に決めるのはよくないということから、最後の詰めというか当事者たちと実際に話し合いをして決める、という場所が俗に事業仕分けといわれている作業のようだ。
それでは誰が説明するかといえば当然基本は所轄官庁である。
場合によっては特殊法人かもしれない。
スパコンの場合なら文部科学省か経済産業省となろう。
要するに役人の説明が悪かったわけだ。
あろうことか説明責任のある役人がろくにスパコンの重要性を認識していなかった、ということが今回の根本原因であったのではないのか、と見えてくる。
なんとも困ったものだ。
ともすれば与党叩き、事業仕分け叩きになっている論調もあったりしてちゃんとみれていないマスコミも存在している。
それにしてもともすれば世間一般には何に使われているかどころか存在すら知られていなかっただろうスパコンの話が明らかにされ、その重要性が喧伝されたわけでなんとも面白い顛末となっている。
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コメント
自民党政権の時も、役人の説明が悪かったのかもしれませんね。だからこその政治主導だと思ってたんですが、民主党も同じですか。
投稿: 通りすがり | 2009/11/23 10:58
枝野氏は事業仕分けについて「一度刺激的にやったことが前向きな議論につながっている」と公開の効果と指摘・・・・
だそうだが、あまりにも無責任である。私の知り合いの独法の人に聞くと、プロジェクト(これはテレビで話題になっている「スパコン」のような派手なものではなく、もっと地道なもの)が廃止になるという情報が流れ、雇用継続の見込みがあやしくなった任期制職員を中心に士気が著しく下がり、研究にならなくなっているということである。
派手なパフォーマンスの陰で、科学が、今この瞬間にも蝕まれている。影響を考えなさすぎ。一瞬一刻を争う科学技術に対する認識が甘いのではないか?あなたははしゃぎまわって文科省を責めているつもりだが、追い込まれているのは現場の研究者なんだよ。
あまりにも不勉強!あまりにも無責任である!
国家の責任を持つ者の所業とは思えない。
投稿: | 2009/11/23 16:41