年末年始の高速道路
国土交通省副大臣がなんかあほなことを言っているらしい。
年末最後の土日は千円ETC割をやめて、その代わり年始の何日かをその対象にするという。
どうやら年始の大渋滞を煽っているようだ。(もちろんご本人にはその意図はないのだろうが)
無料化を唱えている民主政権において前政権の名残を下手にいじるのはよろしくないと俺は思う。
定石としてはいったん廃止。
まあ、いろいろあろうから維持は仕方ないだろうし既に予算がついているのだからという面もあろう。
おそらくこのことで議論が起きようが。
しかし基本的にはそんなくだらない末梢の議論などおこさずに、粛々と無料化の政策立案の具体的なところをどんどんやって欲しいと思っている。
何度か書いているように私は原則は高速道路無料化賛成者だが、こういう議員が副大臣だとその先行きにすごく不安に感じてしまう。
元のコンセプトからどんどん捻じ曲がっておかしな形になってしまうからだ。
高速道路と道路行政は、行政の無駄・公共事業の無駄の代表例である。
この無駄の撤廃を掲げているのが民主党だったはずだ。
だからこそその観点で大鉈を振るう、そのひとつが高速道路無料化政策だと思っている。
あとどうやら暫定税率は廃止の方向のようである。
減らすのは良いのだが、そうすると今度は財源が心配になってくる。
私としては高速道路無料化の財源という新たな名目がつくのであれば暫定税率は維持してかまわないと思っている。
いままでは名目が形骸化していたから反対だっただけのことだ。
それよりも一般財源からまわしたりすればかならず受益者負担云々といいだす輩がでてくる。
それによって捻じ曲げられるのであればやめて欲しい。
もちろん十分できるというのであればまったく問題はないのだがその辺が表には出てこないので不安である。
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コメント
財源が足りないのだから、ガソリン税など暫定税率は廃止せずに継続すればよい。
マニフェスト違反となるが、マニフェストには集票のためのばら撒きなどの政策が多く、まともな政策は少ない訳であるから、望ましくない政策は守らないことが望ましい。
ガソリンに消費が増えず、CO2削減にも貢献するはずである。
投稿: 道草 | 2009/10/30 12:39