堀江会見と小沢秘書問題
リンク: Business Media 誠:「一方的な報道による誤解を解きたい」――堀江貴文氏の逮捕後初の会見を(ほぼ)完全収録 (5/6).
正直私は堀江逮捕の理由がよくわかっていなかった。
というか、すくなくともマスコミ報道を見る限り合点がいくのはなかった。
で、この記事を読んでも逮捕の理由はやはり理解できなかった。
記事中にもあるようにその根拠となる法律に対する知識のなさからくると思われる。
おそらくこれを理解できる人はこれも記事中のように会計に詳しい人でないと無理だということを感じる。
そしてなんでこのような法律で規制があって刑罰が必要なのかも。
つまり、やや穿った見方で言えば、ひとというのはそれを専門知識が必要がゆえに理解が困難な法律によって逮捕されるということがありえる、という事実があるわけだ。
小沢秘書逮捕に対してのコメントで堀江氏はこう感じたようだ。 小沢秘書逮捕に関してはそれなりに背景の法律は理解しているつもりなのであるが、逮捕に関しては疑問を持っていた。 秘書が悪くないとは思わない。犯罪を犯していないともいえない。 しかし、ひとついえると思っているのは、彼(の立場の人間)が逮捕されるのであれば、もっと大量に人間(議員や関係者)が逮捕されないと公平感に欠けるのではないか、ということである。「まったく無名な人が高速道路を100キロオーバーで走っていても捕まえないが、堀江や小沢の秘書みたいなのが1キロオーバーで運転してたら捕まえる」というような例えが簡単に言うと正しいです。
ひとついえるのは逮捕というのは結構恣意的に行われるし行うことができる、という事実だろう。
単純に言って献金が行政や立法に反映されやすいのは与党である。
同じ状況であれば与党のほうが罪が深い、と考えるのが妥当ではないだろうか。
(これは自民民主の話ではなく与党野党である。当然ながら公明も与党である)
地元での口利きという論があるが野党国会議員が地方での公共事業行政に口利きが可能なのか、単純に疑問でもある。(マスコミでも口利き論は言ってもそこまでつっこんで報道しているものはごく僅か)
自民議員が金を返せばいいのではないかというのは明らかにおかしいし、それこそ叩くべきことだと思うのだがテレビマスコミではそれもない。
検察が主導した逮捕劇、それにまんまとのせられた報道、そして国民。
国策逮捕はない、のならばこれは検察による民主潰しという考えもある。
自民・政府が裏で手を引いたのではなく、検察(官僚)そのものが民主を潰したがっていると。
正直、私は民主が政権をとっても様々な癒着や官僚にあまねない政治や法を正すことは厳しいんじゃないかと思っていた。
しかし、もし検察(官僚)が民主潰しをしたいと考えるのであれば、現場にいる官僚は十分に危機感を持っていると考えていることになる。
民主が政権を取るというのは実は官僚連中にはちゃんと効果があるのではというのがこの逮捕劇で図らずも見えてきた、と感じる。
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