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2009/01/16

ETC助成(?)金

リンク: ETC機器購入費助成へ、1台当たり5250円 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

国土交通省は16日、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)機器の購入費用として、1台当たり5250円(二輪車は1万5750円)の助成金を支給すると発表した。

まあ、ここまではわからんでもないのだが・・・
対象は、新規に分割払いでETC機器を、返済期間2年以上、支払い回数2回以上で購入した人。ETC機器を取り付けるには通常、本体価格や取り付け料などで1万5000円~2万円程度かかる。

たかが2万程度のものを2年ローンで買うというのもよくわからない理屈(まあ、テレビショッピングではよくあるが)だが、どういう発想の条件なのだろうか。
私なぞはこんな低額のものをローンで買ったことなどないのでよくわからない。
2年といえばそれなりに金利もかかりそうなものだが・・・・
テレビショッピング的にはだいたい1割ぐらいが金利になっているので2,3千円ぐらいが金利になるのだろうか。

とまで考えて発想を逆にしてみる。
この給付金は、実はその金利への充当と考えてみる。
国土交通省からの関係団体への交付金なのだと。
当然ながらその交付金は迂回して戻ってくるのが役所関連ではよくあるパターンである。
まあ、5千円も金利がかかるわけでもないので一般国民にもそれなりの恩恵がある(そりゃあなければ税金投入などはできんわな)わけだ。
が、実態はこっちのほうがメインと考えたほうがこの奇天烈な条件にも合点がいく。
まあ、実にせこいことよ。

そもそも本当に普及を真摯に考えているのならこんな条件は不要である。
単純に新規購入者に助成金を出せばよいからだ。
もっとも簡単なのは助成金割引と称してキャンペーンを打たせて売った分だけ販売店が請求する形にすれば良い。
いまなら助成金がでるので5千円引きといえば結構釣れると思うがね。
しかしそうはしない。
ローンを組まないと助成金は出ませんよ?とかいわれたら「はあ??」ってなるのが普通の感覚ではないのか。
何か裏があると勘ぐったほうが自然というものである。

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