お粥でも窒息死する
リンク: マンナンライフ「蒟蒻畑」製造中止に「反対」ネット署名1万人 - ITmedia News.
ちょっと無理がありすぎます。2006年中に食品を原因とする窒息で救命救急センターなどに搬送された事例はモチの168例が最多で、「カップ入りゼリー」は11例にもかかわらず、野田聖子消費者行政担当相は「蒟蒻畑」をやり玉にあげ、「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」などと強調。
まずはこの論議をするには窒息が起きている食べ物は何があるのか知るべきでしょう。
ちょっと調べるとこんな記事がありました。
“のどに詰まるという常識を多くの人が共有している”とは思えない例がここにあります。
ご飯(おにぎり)、パン、粥。
これらがのどに詰まる、むせた経験程度はあるでしょうが、窒息すると思う人がいるでしょうか。
むせる程度なら水でもありますし食べ物なら大概ありますから。
担当相のいう論理であればこれらも禁止すべきなのでしょうね(笑)
さてこの記事では8例となっていますが、その数字はどうかといえば
食べ物による窒息の死亡者数は、厚生労働省人口動態調査の死因において、「食べ物の誤えんによる気道閉塞」に分類され、最近では毎年4千名を超えています。ということです。
その他にも魚介類、果実類、肉類など、本当に幅広い食品が原因となっています。とあるようにつまりは食べ物ならほとんどすべてということなのでしょうか。
つまり食べ物はほぼすべて禁止しなければなりません。
すくなくとも8件を越えるものについては禁止しないと理屈が合いません。
さて、非現実的な話はこの程度にしておきましょう。
今回のこの問題は彼女の判断が恣意的であるところなのです。
公正感がないことなのです。
理屈に無理がありすぎることにあるのです。
幼稚といってもいいかもしれません。
なにか金が裏で動いているのではないかと思うのが自然なのですかね。
こういう馬鹿を装ったり言い張ることで無理に通そうという時には金が絡みがちです。
消費者行政担当がこんなことをやってしまう。
消費者庁構想がもちあがっていますが、もしかしてこういう事件によって消費者行政に対する疑問視をもちあげてしまい、これを潰そうという一部の動きなのかもしれませんね。
これは消費者行政が問題なのではなく、このような馬鹿な正しい判断をできないような人間(議員以前の問題です)を担当大臣に据えた内閣行政に疑問視を投げかけるべきです。
その点を一般市民は間違えないようにしなければいけないと考えます。
もちろんこのような議員に投票してしまった人たちも大いに恥ずべきことなのでしょう。
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