著作権者側の論理の飛躍が溝なのかもしれない~ダウンロード違法化などに7,500件の意見集まる、私的録音録画小委員会
リンク: ダウンロード違法化などに7,500件の意見集まる、私的録音録画小委員会.
ますます溝が深まる、というのには全く同感せざるを得ない。
いつものことであるが、著作権者側は印象操作をしているとしか思えないのである。
それに文化庁が加わる。これもいつものことでもあるが。
故意ではないのかもしれないが、たとえば
文化庁によれば、パブリックコメントでは約7,500件の意見が寄せられ、うち8割は「違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画」について、私的使とあるが、逆に考えれば、7500x0.8x(1-0.7)=1800件、もの投稿がテンプレートではなく自分の言葉でなされたになる。(私もテンプレは使わずに自分の言葉で出したが)
用のための複製を認める著作権法第30条の適用範囲から除外することを懸念する意見だった。なお、このうち7割は、インターネット上で公開されているテンプレートを利用して投稿したものだったとしている。
これが少ないといえるのか。
非常に関心があるといえるのではなかろうか。
しかし上記の文化庁の言い方はほとんどがテンプレート投稿だから駄目のような印象を受けてしまう。
この記事でも著作権者側の主張は理解するにしても、事実からの結論との関連付けには無理がありすぎるとしか思えない。
このパブリックコメントでの資料についてだが、私も文化庁の資料はどうも印象操作をしようとしている「事実引用」が多いように思えた。
資料を読むときは、当たり前だが自分なりの解釈をしつつ読み進めるわけだが、それと文化庁の結論とを照らすと「おぃおぃ、それは違うだろう」、と突っ込まざるを得ない結論が記述されているわけだ。
そうするとどうしても議論の展開と結論付けに無理を感じざるを得ない。
別の言い方をすれば論理の飛躍があるとあちこちに感じるわけだ。
溝を感じるのはこの点が大きい。
ともかく金をよこせ、権利ばかりを主張している、としか捉えられなくなるのである。
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