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2007/11/16

MIAU : 公式サイト

リンク: MIAU : 公式サイト.

というわけでとりあえず賛同なのでリンクを貼っておく。

パブコメが無駄だという意見がみられるそうで、この先のリンクにも反論が載っているので私としてもちょっとだけ追記を。

バナーでも貼っているCD輸入権問題においてもパブコメや署名、議員へのメールは非常に効果があった。
結局、法案そのものは通ってしまったが、これは文化庁の「だまし討ち」で
事の重要さに気がついたときはほとんどの手続の過程を通ってしまっていた。
つまりは時、既に遅しだった、というのが実情なのだ。
本来はあってはいけない「時間切れタイムアウトで判決強行」が実情だったのである。(私は採決の特に採決直近の数回の審議委員会を衆議院Webで見ていたからその実情をよく覚えている)
それでも議論の中でパブコメは重要な位置を占めていたのは間違いない。

今思いだしても腹が立つが、それはさておき・・・

今回はまだ入り口の段階からちゃんとみれているし、適時パブコメも募集してくれているようである。


だからどんどん参加しましょう。意識をもって自分の意志を少しでも伝えましょう。

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そういえば輸入権問題のパブコメに関することで“面白い”ことがあった。

実は(名前は勿論伏せられていたが)パブコメが公開されたのである。

法案賛成(いわゆる業界側意見)においてはコピペや定型文の嵐で短文も多かった。また、文章として成立していないものもあった。

逆に反対意見(消費者側の意見)には真摯で長文が多く非常に文章としてまともなものが多かったのである。もちろんコピペみたいなものはほとんどなかった。

噂では業界で社員の動員ではないか、ともいわれたが、まぁ、それはおいておく。


重要なのはどれも同じ“1つの意見”としてカウントされたということである。

どんなに素晴らしい論文のような意見も、一行意見も、ひとつなのである。

そして単に数だけで論じる場合ももちろんあるわけである。

つまり、賛成意見○○件、反対意見○○件という数字が一人歩きすることがあるわけ。

もちろん素晴らしい意見を述べることは重要なことであるが、一方で一行意見、賛成反対の意思の表明だけでも決して無駄ではないということである。

そして業界側、利権側ではいわゆる“動員”がおきても不思議ではない。
企業なのだから社員に動員をかけるのは別に違法でも汚いことでもない。
社員はおそらく会社の利益=自分の利益(業績が上がれば給料が上がる)なのだから動員に協力するのは不自然なことでもない。
相手がそういう動きをしているのに、一般人がただ手をこまねいて彼らの言うとおりに従うことを良しとしますか、ということになる。

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別の方向でもうひとつ。

官僚は自分勝手で傲慢だというのはある意味は当たっている。
しかし、彼らは国民からの意見、国民の代表者である国会議員に対しては決して逆らうことはできない、ということが鉄則であることは叩き込まれている。
国民がなにもことをおこさなければ自分勝手に走る。
しかし実際は国民の総意や議員の意向、意見というものを求めているらしい。
自分達の方向性という根本的なところで間違った方向に走ったりする。
しかし方向性という根本的なところは本来国民(や代表たる議員)が与えるもので、それを実行するのが法律の立案であったり、行政であると言える。
役人とは“役”を行う“人”である。
“役者”が基本的には自分でなにかしたりしないで脚本や監督の意向によって演じるのと同じである。
役者自身の味や技術的なところは役者が負うものであるがあくまで基本は役者自身ではない。

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