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2007/02/02

Wiiにはまっていました(2)

ではなんではまったのか。

リモコンの目新しさ、というのは確かにあります。
入力が変わると面白さも変わるものです。

好例が私も結構遊んだDDR(ダンスダンスレボリューション)です。
アーケード発でアーケードではなかなか練習できないので自宅でということで買ったわけですが、これは専用のシートで遊ばないと面白くも何とも無いゲームです。
専用のシートを踏んで遊ぶからこそ、体を動かし、息を切らす。足が疲れて動かなくなる。
丁度夏真っ盛りだったわけですが、何プレイかするだけで汗びっしょりになる。
体全身で覚えてそのうち体が勝手に動いてプレイができるようになるともう脳内アドレナリン全開で気持ち良いこと。
ステップパターンを色々工夫してわざときつくしたり楽にしたり。
完全後ろ向きという超人プレイも見たことがあります。

そこまで極端でないにしろ、リモコンを振る、という動作でアクションをしたり、リモコンを捻ったり突いたりというのはいままで無い体験です。
バーチャル体験というには未だ遠いですが、それに一歩近づいています。
なによりもそれは直感に近い、という点も快感になります。
いままであまりゲームをしたことのない人がはまる例が多いらしいですが、それはこの直感的な操作故でしょう。

リモコンでの操作なんてただの奇抜さだけでそのうち飽きる、なんていう口の悪い人もいるようですが、恐らくその人はやったことがないのでしょうね。
そもそも操作が飽きる、なんていうこと自体がナンセンスな話です。
ジョイパッドやジョイスティックでもう何十年もゲームは存在していたわけで、それに飽きた、という意見のほうがむしろ説得力があるのではないかと思います。

新しい操作感覚を提示しただけでも十分に価値のあることです。
奇抜ではなく、単に1つの形を示しているといえます。
ローンチといわれる、本体とほぼ同時に出たゲーム軍を見るといろんな模索をしていることが判りそれも楽しさを与えてくれます。
私自身、こういう先が見えないところを切り分けていくような感覚がわくわくして好きなんですよね。

ゼルダはいわゆる3Dゲームでの操作方法の1つを示しています。この操作でアクションゲームを出してくれ、という意見もあるようですが賛成です。ゼルダは謎解きパズルゲームの性格が強く、そういうものが嫌いな人間には勧められないため、単純にアクションが欲しいところです。
エレビッツは掴んで廻して放り投げる、をリモコンで行います。
Wiiスポーツはスポーツの一部分を切り出してリモコンの操作にどう当てはめるかの例を示しています。
初めてのWiiはリモコンに慣れてもらう、のが主旨としていますが、むしろリモコン操作の可能性を、ミニゲームという形で陳列している感じです。(はじめてのワリオも同様な意味がある)

そしてなによりも思ったのはどれも時間が短くてプレイできるように配慮しているのではないか、という点です。
今はみんな忙しくて時間が取れない。
昔あったひどいゲームでは一旦はじめると数時間は止められずになり(中断が不能)拘束されるというものさえありました。
セーブできるところが限られているために中断できないゲームも珍しくなかったと思います。
あげくのはてに理不尽な殺され方をしてしまい、むなしさと怒りすら覚えたりもします。
そういうのに辟易しており、やってられない、という思いは私だけではなかったのではないでしょうか。

Wiiスポーツや初めてのWiiは長くても10分しないで完結する単純なゲームの集合体。
ゼルダでさえ、ダンジョンでの最初ではセーブに制約がつきますが、一定の条件でほぼどこでもセーブができるようになります。(詰まるような謎解き=パズルまでにはその条件を満たすので問題が無い。)ボス戦の前や最終面近くではある程度の連続時間を必要としますが、まぁ、許容範囲内です。
結局最後まで2ヶ月(80時間)近くかかりましたが、毎日こつこつ僅かな時間でも先に進めたからできたことで、これが旧来のようなソフトでは今も終わらずに放り出していると思います。

また、プレイを強要されて前に座るのではなく、むしろ何度もリトライを繰り返してしまい、気がつくと随分と遊んでいた、という体験が多くなっています。
大作を背負ってやるというよりも単純でも面白くて何度もやりたくなるようなゲームをそろえた。
それがWiiの成功ではないかと思います。
今までゲームをやったことのない、もしくはそっぽを向いていた人を取り込むというのが第一目的のようです。
一方で私の様に従来のゲームには辟易としていた人を、もう一度ゲームは楽しいんだ、楽しくてなんぼなんだ、ということを思い出させてくれた、というのも大きいのではないかと思うわけです。

ちなみに現在、パッケージゲームで6本、VCでも6本のソフトを買ってしまっています。
これは発売開始からまだ僅か2ヶ月ということを考えると私にはありえない数字で、この先、恐ろしい限りです(笑)

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