FirefoxでYoutube見れない
最近Youtubeを見ていなかったのだがふと気がつくと正常に見れなくなっていた。
以前からYoutubeをみるたびになんか使いづらくなっていたと思っていた。
まあ、それは良いのだがどうやら大幅変更とともに下記のようなことも行われていたらしい。
リンク: Firefox で Youtube の HTML5 動画が見られない.
HTML5の動画の仕様が公表されていない(オープン化していない)ために誰にでも実装ができる、というわけではなく、実装公表するにあたり料金を払う必要がある、ということのようです。
結果的に資金的バックボーンがあるところしかYoutubeを見ることのできるブラウザを作れない、という無形の規制となっています。
現在ブラウザは無料だという認識があります。
しかし世の中に無料はありません。誰かが負担しているのです。
InternetExploreならWindowsを購入した人が払っています。
当たり前なのですがWindowsに付属しているソフトはWindowsの購入代金に含まれているだけです。
よくIEは無償といいますがそんなわけありません。
SafariならMac(やiPod/iPhoneもゆくゆくは含まれるでしょう)の購入者でしょう。
GoogleChromeならGoogleの利用者が広告を見るという対価で払っています。
Firefoxはボランティアや寄付によって支えられているため払うことができません。
広告を載せるというやり方もあるかもしれませんが、Firefoxを作っているMozillaはそれをしません。
また、昔のOperaのようにそれは失敗する要素になるだけなのかもしれません。
(Operaは良くわからないので言及しません)
これはパソコンに限定されず、ゲーム機やテレビなどにも影響が及んでいるようです。
要するに大手、別のところで料金回収ができる者だけが作れるという話になるわけです。
そうなるとIEエンジンをつかった、というようなものだけになってしまいます。
実につまらんことです。
別にH.264の技術を卑下しているわけでもないし利用者は開発コストに対して払うべきだというのは当然だと思います。
しかしこのような事態に陥ってしまったことはなにか残念としか言いようがありません。
もっとも(Youtubeを買収した)Google社が動画技術を含めて仕様をオープン化していくという観測もあります。
どうなのでしょう。
今、(GoogleChrome普及のために)Firefoxを潰すとしたら今回の事態は絶好の機会といえます。
しかしGoogleは割りとFirefoxには友好的にみえます。
これでGoogle社の度量がみられるのかなと思っています。
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