2010.04.03

FirefoxでYoutube見れない

最近Youtubeを見ていなかったのだがふと気がつくと正常に見れなくなっていた。
以前からYoutubeをみるたびになんか使いづらくなっていたと思っていた。
まあ、それは良いのだがどうやら大幅変更とともに下記のようなことも行われていたらしい。

リンク: Firefox で Youtube の HTML5 動画が見られない.

HTML5の動画の仕様が公表されていない(オープン化していない)ために誰にでも実装ができる、というわけではなく、実装公表するにあたり料金を払う必要がある、ということのようです。
結果的に資金的バックボーンがあるところしかYoutubeを見ることのできるブラウザを作れない、という無形の規制となっています。

現在ブラウザは無料だという認識があります。
しかし世の中に無料はありません。誰かが負担しているのです。
InternetExploreならWindowsを購入した人が払っています。
当たり前なのですがWindowsに付属しているソフトはWindowsの購入代金に含まれているだけです。
よくIEは無償といいますがそんなわけありません。
SafariならMac(やiPod/iPhoneもゆくゆくは含まれるでしょう)の購入者でしょう。
GoogleChromeならGoogleの利用者が広告を見るという対価で払っています。
Firefoxはボランティアや寄付によって支えられているため払うことができません。
広告を載せるというやり方もあるかもしれませんが、Firefoxを作っているMozillaはそれをしません。
また、昔のOperaのようにそれは失敗する要素になるだけなのかもしれません。
(Operaは良くわからないので言及しません)
これはパソコンに限定されず、ゲーム機やテレビなどにも影響が及んでいるようです。

要するに大手、別のところで料金回収ができる者だけが作れるという話になるわけです。
そうなるとIEエンジンをつかった、というようなものだけになってしまいます。
実につまらんことです。

別にH.264の技術を卑下しているわけでもないし利用者は開発コストに対して払うべきだというのは当然だと思います。
しかしこのような事態に陥ってしまったことはなにか残念としか言いようがありません。

もっとも(Youtubeを買収した)Google社が動画技術を含めて仕様をオープン化していくという観測もあります。
どうなのでしょう。
今、(GoogleChrome普及のために)Firefoxを潰すとしたら今回の事態は絶好の機会といえます。
しかしGoogleは割りとFirefoxには友好的にみえます。
これでGoogle社の度量がみられるのかなと思っています。

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2010.04.01

fireradiko

リンク: 窓の杜 - 【REVIEW】「Firefox」のステータスバーで手軽に“radiko.jp”を聴取「fireradiko」

上記の説明以上のなにものでもない。
ステータスバーにfireradikoと表示されるので右クリックでメニューを開いてラジオ放送局を選ぶだけで聴ける。
私的にはこれがシンプルで非常に良い。

これ以外にもradiko関連のソフトウェアはたくさんあり、プレイヤーからtwitter/掲示板との協調をおこなったりとしているようだ。
プレイヤーであれば特にAdobeAIRを使えば簡単にできるらしい。

デジタルラジオ、なんて話もあったがもうやめたらいいのではないかと思う。
携帯電話やスマートフォンでネット経由で配信してしまおうよ。
・・・というのはいささか乱暴か。
データ通信プラン定額でradikoを特別扱いするのはダメだろうか。
帯域はきわめて少なくて済むからアリだと思うのだが。
事実、既にiPhoneでは実験的に行われているようだ。

日本ではマンションなど鉄筋コンクリートでの住まいが結構多いのだと思う。
するとラジオは屋内、窓から離れると途端に入りにくい。
ネットであれば無線LANでリピータにしたりして問題がない。
私もそうだがそのせいでAMラジオはカーステレオでしか聴かなくなってしまった。

復権というが、ネットでむしろ聴ける環境になった、という例が多いのではと思う。


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2010.03.25

EIZO EV2334Wを買ってみた

液晶テレビにUSB-DD1を繋いでいたのだが、やはりどうにも解像度(画素数)が少ないのが気に入らない。
どうにも我慢ができなくなってモニターを物色し始めた。
とりあえず1920x1080であることを条件に店などを廻ると2万円程度と安いものがある。
しかしどうにも色が悪かったりそのくせ画面がテカテカ反射しているものだったりと流石に満足がいかない。
そう思い、良いのを探すとこれが結構高額だ。また画面がでかすぎる。

うだうだしているうちにAmazonでEIZOのEV2334Wが目に留まった。
36000円程度と手ごろに思えた。
調べてみると割と評判が良いようで階調や色合いの自動キャリブレーションもオプションで測定器をつければ可能の様子。
それならば画質も悪くなかろう、という勝手な思い込みでえいやで購入してみた。

着いてからのセッティングしてUSB-DD1を繋ぐ。
これもVESAマウントがあるためねじ止めする。きちんとねじが同梱されていた。
22型だからなのかちょいと窮屈な感じがある。
ケーブルとかが上面からみて飛び出る感じになるのは美観的にちょっとマイナスかな。
まあ、気になるものではないが。

スピーカーであるがこれは実にプアだ。
ネットブックHPminiよりも音質が劣る。
もっともHPminiは小さい割には良い音ではある。実はヒンジの金属の部分がスピーカーの穴になっており構造も良いのか意外ときちんとした音を出してくれる。
スピーカーがプアなのは例えば何かHDMIで接続しても音はまた別口での接続ということで残念な話になる。
それにしても安いモニタはどれも音質が話しにならないレベルのようだが、これも多聞に漏れない。

画面表示は期待通りに良い。
階調表現や色合いは写真などを表示させればその良さは良くわかる。
なんというか、作りだしたよさではなく、ごく自然によい感じがあるというのがいい。
ネットブックでは潰れてしまっている諧調や色の変化などもきちんと再現されている。

テストパターンも用意していたので確認してみたがかなり良い。
きちんと作りこまれ、調整がされているなというのを感じる。

あとエコセンサーで人がいるかどうかを検知して省エネするらしいがどうも誤動作する。
前に座っているのにいないことにされてしまうのだ。
省エネで良いのは、例えばPCをきればオートセーブで待機状態に移行する。(電源ランプが橙)
またすぐにつければ普通に再度画面が出る。
これはよいのだが、しかしこのときの待機状態の消費電力は結構高いらしい。
特にデジタルの場合、信号があるかなしかの判定のためのICを動かす電力の問題があるらしい。
そのためか、このモニターではしばらくたつと完全に電源を切る状態に移行する。(電源ランプが消灯)
この状態ではPCの電源をいれても画面はでない。電源ボタンを押して初めて画面が出るのだ。
これは別に面倒でもなくむしろ電源を段階的に切ってくれることはありがたいと思う。

ここまでがざっと見たところの話で、また設定調整とかほとんど見ていない。
また、DVI接続時のPCからのモニタコントロールとかも未確認。
それらは追ってやってみてまた書こうかと思う。

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2010.03.03

USB-DD1を買ってみた

モバイルノートPCをかんたんデスクトップ化 USB2.0接続ドッキングステーション「DisplayDock™」
なんのことやら、という感じがあるがなかなかいいところをついている商品である。
また、値段的にも手頃なところに設定されている。
要するに、
4ポートUSBHUB+USB拡張LAN端子+USBディスプレイポート
をひとつにした箱となる。
電源はACアダプタから供給し、USBHUBはきっちりと電源供給ができるタイプとなる。
ひとつ面白いのは1ポートだけはPCを立ち上げていなくとも電源供給だけされるということがある。
残念ながらiPodの充電はできないのだが(これは電源端子だけ電源があるだけでは充電されないというiPod側の仕様による)携帯などの充電は可能である。
私の場合、S21HTはここで充電するようにすると実に都合が良い。
パソコンをつながなくても充電ができ、またパソコンを接続してS21HTの接続ソフトを起動すれば繋ぎ変えなくともS21HTを介してネット接続ができる。

元はUSBディスプレイポートを探していたのだが、HUBがついて9000円以下程度と高いわけでもない、というかむしろ安い感じだ。
USBディスプレイの機能・性能としては、デジタル・アナログ対応で(DVI-Iポート)最大解像度がフルHDの1920x1080である。
チップはDisplayLink社のものでたいがいのこの手のものはこれであるようだ。

速度等はどうなのだろうと思ったが、実際使ってみた感じでは問題を感じることはないと思う。
つないでいるのはネットブックであるためそもそも激しい動画などが表示できないから、というのが前提というか比較対象となるのが前提の話だが。
とりあえずImpressVideoやワンセグを表示してみたところは特に違和感は感じない。
つまりは30fpsとかその程度の動画であれば特に問題はない。さすがにフル画面にすると追いつかないか。
また、ウィンドウを動かすとやや描画速度が遅い感はあるが、実用上問題になるものでもない。
ベンチマークでも走らせればよいとも思うが、そういうのも面倒なのでやめておく(要望があればやってみても良いが)。
ちなみに現状は1024x768のアナログで接続で使っている。
まあ、パワーのあるPCであればそもそもこんなものを使わなくともきちんと映像出力がついているわけで。

この機器は他のディスプレイポートと異なり、持ち運ぶことは想定していない。
「オフィスや自宅ではデスクトップPC並みにアップグレード!!」という煽り文句が箱には書いてあるが正にそのとおりの用途のようでそれなりに大きい。
まあ、8ポートのLANのHUBぐらいという感じだろうか。
面白いのはVESAマウントのねじをつかってディスプレイに取りつけられるということだろうか。

私の場合は液晶テレビの裏にVESAマウントでつけてしまい、キーボードやマウスをつなぎ、アナログでテレビのPC入力につないだ。
これで液晶テレビがUSB接続のドッキングステーションになるという感じだ。
まあ、ありがちだが、こうなるとACアダプタが邪魔くさい。
電源内蔵にしてくれたらなおよかったのだがそれは仕方ないか。
ちなみにACアダプタは5V・4Aのものである。
ネットブックのACアダプタよりも大きいというのもなんだかなあとは思う。

続きを読む "USB-DD1を買ってみた"

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2010.01.21

ついったー

電車の中吊りで見かけたのではあるが凄いあおりが書いてあってなんだか微笑ましくなった。
これが使えないと恥ずかしいだの失格だのといわんともしれない言葉があったりする。、
このサービス自体は数年前から始まっていたもののようはある。
私はなんとなく興味がわかない。

インターネットサービスのひとつではあるが、調べてみればとある会社が立ち上げたサービスのようであり、いわゆるカテゴリーというものではないようだ。
そこが私に興味がわかない理由である。
また中央集権型であるのもどうにも感じが悪い。
スカイプというサービスはダイヤル時はさすがに中央集権型であるが、通話にいくところでP2Pとなる。
実際にはダイヤルのときにもある程度は分散型であるところが面白い。

中央型か分散型か、というのはイデオロギー的な話ではなくて、数が増えていったときに対応し切れるのか、会社が斜めになってしまったときもサービスは継続されるのか、この辺の実用上の問題として必要な話である。

他にも今までインターネットでのサービスは数多ある。
「生き残ったサービス」はどれも、最初は特定の会社が立ち上げたにしろ、システム、サーバーが特定の会社に依存せずに成立している、ということがある。
Webのホームページやメール、掲示板やブログ、アップローダーやらストリーミングなどはいずれもサーバーは特定の会社のものではない。
個々が運営しており、場合によっては個人が運営している場合も珍しくはない。

実際、私はWebホームページについては個人運営の自宅においているサーバーによって公開している。
掲示板も置いているし、メールやアップローダーも限定ではあるが運用している。
ブログも現在自前のものを準備をしている状態だ(まったく進んでいないが)
いまはniftyのを間借りしているがいずれは引っ越したいと考えている。

個人的にはMixiやらのSNSのように一時的にはブームにはなるが、そのうち落ち着いて一部の人が残るという感じではないかと思っている。
まあ、果たしてどうなるのか、一年ぐらい傍から様子を見ていようかな、というのが私の感覚だったりする。
一言で言えば直感的に面白いと思えないだけなのだが。

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2009.08.16

続:モニターの世界にまでダイナミックコントラスト

モニターの世界にまでダイナミックコントラストのコメントにエリア駆動のことがあったので追記。
まあ、言い訳っぽくとられるかもしれませんがあの時、エリア駆動も知っていました。
実物でも電気店店頭でクオリアなどで見ることができていましたし、AV記事でも結構書かれていましたしね。
むしろ、一時期、エリア駆動がわりと話題になって盛り上がっていたけど、昨今はむしろ話題にならなくなっていたので意識から消えていた部分はあるかもしれませんが。

しかし、現在でも、テレビでさえもフラッグシップのしかも一部機種にしか搭載されていないものなんですね、これは。
ですから、あの記事のような廉価機種・ましてやPCモニタに搭載される筈もないので触れなかったということがあります。
エリア駆動というのはまずエリアが十分に細かくないと、ともすれば不自然になります。
つまりある程度広さをとらざるを得ませんが、その場合は駆動方法もかなり難しくそのアルゴリズムには各社悩んでいるようです。
ましてやテレビより局所的にものをみる用途に使うモニターにおいては検討すらされているとは思えません。

私としてはエリア駆動はまだ「実験段階」にすぎない代物、と捉えています。(販売はされていますからこの捉え方は主観ですが。同様なものに有機ELテレビ(ソニー発売)があります。これも発売されたものの後が続いてきません)

高価な原因はいろいろありますが、とりあえず現在の主流たる陰極管方式(全体を照らす)では原理的に不可能でLED駆動あたりが必須になるなどの障害があります。
LED方式は消費電力面でも有利ともいわれていましたが、実際には下手をするとむしろLEDの方が悪かったりで、いうまでもなくコスト面でもまだまだです。
ELを使った方式もあるようですがこれも課題山積状態のようですし。
エリア駆動をするための映像処理回路もかなりコストのかかるものになると想定されます。

そう考えていくと、そもそもエリア駆動を行うこと自体が意味があることなのでしょうか。
この方式がにより自然にみえるように、駆動するとすればかなり複雑な構造になります。
当然コストもかかるし壊れやすくなります。
よしんばLEDそのものなど部品コストは下げられても実装コスト(部品を基板に貼り付けるコスト)の面ではなかなか下がらないものです。
つきつめるとLEDそのものを発光させるテレビ(LEDテレビ)になってしまい液晶テレビではなくなるわけです。
映像処理回路においてもLSI化を進める必然もあります。
この辺りもあって、各社の研究や商品化も遅々としているのではないかと憶測してしまいます。

そんなこんなで考えていくと、私としてはそもそもの液晶パネルのコントラストをきちんと上げ、それを低価格のところに徐々にでももっていくのが王道ではないのか、と考えます。

結局はエリア駆動そのものの否定になり、最初の記事の「バックライト駆動はまやかし」論になるわけです。
ちなみに現在の液晶パネルの一般小売されているもので、いわゆるネイティブコントラストは3300:1が一番良いものです。(シャープのRX5シリーズ)
こういうレベルのものがじわじわと安い機種にも下がってくる(下げてくれる)ほうが速いのではないか、とも思うわけです。
まあ、3300のはともかくとして、現在ですでに1500や2000:1というレベルのものが普及価格帯で売られるようになっているわけですから。

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2009.07.04

TrainConv5

NextTrainというソフトのデータを作るのに便利なツール。
NextTRainというのは最初はHP100/200LXだったが、時が経過した現在、Java機ではJs-TTView、WindowsCE/Mobile機ではJNTrain等で受け継がれている。
私もWindowsMobile端末を購入、JNTrainWMを使わせていただいている。

久しぶりにデータを更新しようと思い、TrainConv5をデスクトップに新規導入したのだが動かない。

どうもVistaでは動かないらしい(TrainConv5のサイト掲示板による)。
IEが絡んでいるとかUACとか色々な説があったり、XPで動くのはキャッシュが残っているのでは?という憶測が出ていたりする。
しょうがないのでXPマシンで動かすと確かになんの問題もなく動く。
無論XPマシンでもまったく初めて動かしているのでキャッシュは関係ない。

Windows7では動いているそうでなんとも不可思議なことである。

Vistaは色々とバグがある、もしくは妙な動作をしているんだろうな、とか予想がつく。

また、ごく最近買ったXPのネットブックでも導入してみたところ動かない。
はたと思いついたのはIEの設定を変えていたことだ。
ネット関連の実験をしていたため普通にインターネットにつながらない設定にしていた。
普段はFirefoxしか使わないのでIEの設定を変えたことをすっかり忘れていただけのことである。

つまりIEにしっかり依存するソフトであることは確かなようだ。
おそらくネット関連のソケットはIEで設定されるモジュールを通って外部に接続している、と解釈するのだろう。
うちのVistaは既に勝手にIE8になっているのでその絡みかもしれない。
Vista+IE8もかなり挙動が怪しいようですし。

最近、時刻表サイトの画面仕様の変更に伴い、スクリプトが変わったりしているので動かなくなってしまったりもしていてさらに混乱(不確定要素)が増えていることもあり、結構悩みます。

まあ、なんだかんだでVistaが悪い、もしくはソフト互換性を保てなかったMSが悪いということで決着かな。

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2009.06.07

HPmini買ってみた

HPminiをなんとなく買ってみた。
4万弱で16GのSSD+8Gの専用USBメモリ、1Gのメモリ。
まあ、そもそも絶対的に安い部類のもの。
バッテリーは3時間なので少なめだが実際バッテリー自体も小さい。
重さは1kgちょいぐらいで特段軽いというわけでもない。

キーボードも軽く使う分には申し分ない。ピッチも十分とられているしタッチもさほど悪くはない。
ヘビー用途ならBluetooth内蔵だったりUSBポートも左右にひとつずつついているので外付けすればよいだけのこと。

HDBenchをとってみたので参考までに
Hpmini_hdbench

いわゆるネットブックは動画は駄目だという。
このPCの場合、ワンセグの視聴・録画再生ぐらいなら問題なし。
MPEG4やいわゆるネットの動画やFlash動画程度なら余裕を持って再生できるようだ。(SD以下の範疇 )

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2009.04.27

中古PC

リンク: Weekly Memo:マイクロソフト「中古パソコンにOS供与」の意味 (1/2) - ITmedia エンタープライズ
非常に良い話といえる。
中古PCにOSがない場合、通常版のOSを購入する必要がある。
それはアップグレード版やDSP版などと異なり法外と思えるほど高い。(もちろん通常版が通常の価格なのであるが)

続いて説明に立ったマイクロソフトの中川哲コマーシャルWindows本部 本部長はMARプログラムについてこう語った。

 「中古パソコンの多くは、新品として出荷されたときには正規のWindows OSライセンスが提供されていた。その元々のライセンスが失効したわけではないが、リカバリメディアが紛失・破損しているケースもある。MARプログラムは、一定条件を満たした事業者から出荷されるそうした中古パソコンに対し、Windows OSのセカンダリライセンスを提供する施策だ」

全くその通りで最低でも再度ライセンスする施策があると良い。
ところが再ライセンスではなく実費程度で良いというのだから英断といえるだろう。
そのため、ライセンス料についても「リカバリメディアや流通にかかるコストなどの実費程度」としている。

昨今はネットブックというものが出ているがやはりスペックに不満はあるだろう。
しかし最新のものは高い。
その中間を埋める商品はでているものの、品種は少ない。
そこで目をつけるのは中古という発想はあるだろう。
数世代前ぐらいのものであればスペックも比較的高く、値段も安い。
世代を追えば段階的にスペックがあがりしかし値段も当然上がるがぐっと選択肢が広がる。
昨今は過剰スペックと感じる人も多いと思うわけで、それならば数世代前ぐらいがちょうど良いと考えられる。
ネットブックでは苦しいとされる動画やらもらくらく動くものはいくらでもある。

ちなみに中古というと汚いとかいうイメージがあるが昨今では非常に良い化学洗浄剤があったり化学的脱臭など新品同様とまではいかないが、普通の人が数週間使用後の状態、よりはよっぽど奇麗な状態で店頭に出されていると思う。

これによって流通がさらに促進されるだろうから消費者にとってはありがたい。
売るほうもメディアがなくなったりHDDが壊れてリカバリエリアが飛んでしまったものとか、そういうものでも売ることが可能になる。
地方の中古ショップではなかなか品質の良い中古品が入手しづらいようで商売になりにくいのも解消されるだろう。
バリエーションも増えることが期待できるわけでこれもありがたい。
良いことづくめである。
今回のMSの英断には素直に拍手を送りたい。

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2009.04.21

光センサー液晶登場

リンク: 【元麻布春男の週刊PCホットライン】 光センサー液晶に見る新型Mebiusの魅力.
各記事があるがここが一番細かく分かりやすいのでリンクを張っておく。
ちなみに各記事で結構書いてある内容が異なるので興味のある向きは断片を拾っていったほうが良いと思う。

去年に発表のあった光センサー搭載の液晶パネルを使った商品の一般化というところだろう。
WVGAであるところからも携帯電話用途が主流と思われたがおそらく発売のタイミング(キャリアの都合)からPCになったのだろうか。
超小型PCという線もあるのだがこれは数が出ないというデメリットがある。
売れる数、開発コストや新デバイスに専念できる、などの点でNetBookになったのだろうか。
PC部分は台湾メーカー(AsusやAcerとかだろうか)だそうでその点でも開発負担が低い。
超小型や軽量PCを作ろうとすれば外注するわけにもいかず国内で優秀な技術者を使って腰をいれてやらねばならない。
こういってはみもふたもないが、軽量とか言う面ではVAIO PやLOOX Uと太刀打ちするのは簡単なことではない。
同程度のものを仮に作れても駄目でそれを凌駕しないと後追いとしては不足となり売れない。
技術的に言って両者ともそれぞれ限界にまで詰めていると思われるので実際無理といっても良いだろう。

それよりも「オンリーワン」である光センサー液晶を搭載することを目玉としてそれを活用するソフトに注力するという方策は間違っていないと思う。
参入自体が遅れた形のネットブックとしても差別化できる。
必ずしもきちきちに軽量でスマートであるのが良いかといえば、任天堂DSが決してスマートではなくむしろやぼったいぐらい大きめで軽くもないのを見ればユーザーは意外と気にしない。

面白いのはSDKを用意するという点でユーザーなりサードパーティによるガジェットやタッチを利用した機能拡張などが期待できる。
PC側とは独立したマイコンが存在しているようでいわゆるインテリジェントブロックのようだ。
まあ、キーボードやマウスでもマイコン搭載なわけでどの程度のものかは不明だが、たとえば電卓アプリが実現できて結果をPCに渡す、という表現から言えばそれなりのパワーはありそうだ。

使わないときにはメイン画面は消して時計やメールお知らせ、ニュースティッカー(RSS表示)といった携帯電話のような使い方もできるだろう。

タッチならではの方法論はNDSやiPodTouch/iPhoneなどでいろいろ開発されておりそれらがPCで実現される可能性も高いし、逆もありえる。
女性ターゲットというが、ガジェット好きにもなかなか面白いおもちゃになりそうだ。

ついでに非常にローテクながら

本機には透明な樹脂製カバーのオプションが提供される。これは本機の天板をすっぽりと覆うもので、カバーと天板の間に紙等を挟み込むことで、好きなイラストや写真で本機の外観をカスタマイズしようというものだ。
という特徴がある。
いままでなんでほかのメーカーがやってなかったんだろう、ってぐらいのものだがこれも面白い。
痛PCもいいが、ASCIIコード表を入れるとかカレンダーをいれるとか実用的(?)なのも考えられる。

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