Kindle本作成時の連続スクロール対応の話
最近、作ってみているのでまだまだわからないことだらけで試行錯誤の毎日。
Kindle本(電子書籍)を作るにあたって、AmazonからはPandocというアプリが紹介されている。
コマンドラインアプリなので難しいと感じる人もいるかも知れないが私には使いやすい。Mac/Windows/Linuxに対応しているのも良い。
MarkDownからEPUB3ファイルにも変換できるので使ってみたが、なかなか良好で素晴らしい。実態は様々な書式間の変換ができるので電子書籍専用というものでもないので他にもいろいろ使える。
MarkDownからEPUBといっても、考え方としてはHTML(XHTML)に変換されてEPUB3のファイル構成でZIPアーカイブされる、ということになる。
従って本の中身のデザインはCSS(スタイルシート)で行うということになる。
もちろん変換時にCSSのファイルを指定することになる。
ところがなぜか連続スクロール対応になってくれない。
HTMLでSend to Kindle(Web変換)すれば連続スクロールするものができることは経験済みだった。
(話が逸れるが、HTMLファイルとJPGファイル等をZIPでアーカイブして拡張子をEPUBに改名して放り込んでやっても変換してくれる。)
何が違うのか、EPUB形式だと駄目なのか、あれこれネットで調べたが全く情報が出てこない。
お門違いの記事か、全く役に立たないQAしかでてこない。
それほど認知度が低い話なのだろうか。
仕方ないのでEPUBの中身を見たり、差を取ってみたりしたが分からない。
CSSの設定で何かあるのではないかと当たりをつけて、いろいろ試作品を作ってみて対応になっているのか確認したりしたが不明。
10を超える試作品を作って絞り込めてきたところで、さっき対応になっていたファイルが対応になっていない、またはその逆の状況が発生していることに気がついた。
前置きが長くなったが、うまくいかなかったのはどうもダウンロードの”失敗”が起きているだけのようで、対応がされないものがKindle端末にダウンロードされた場合は、Kindle端末から一度削除して再度ダウンロードをすると今度は対応できるものがダウンロードされる。(数度失敗することもある)
また、結局はCSSで対応(特定の設定)は特に必要はないようだ。
まさかの不可思議な現象で困る。Kindleサーバーの不具合なのだろうか。
失敗といってもリフロー表示、つまり行間や余白などの変更は可能なのだが、連続スクロールでは無くページ毎送りしかできないだけで、もちろん内容自体に欠損などの問題が無い。
ファイルサイズの小さい、つまり数キロバイトのファイルで試していたので気がつけたともいえるが、うまくいっている時は十数キロバイト、失敗しているときには数十キロバイト程度のファイルがダウンロードされているようだ。
ただダウンロード(再ダウンロード)をしているだけなのに、2パターンのどちらかのファイルがダウンロードされる可能性がある。
サーバー側に対しては同じものを要求しているのに、なにか不特定要因でおかしなものがダウンロードされては困る。
結論としては、当たり前だが
・EPUB形式でもPandocで特に留意点も無く連続スクロール本は作れる。
・Kindle(Amazon)サーバー側の不具合で連続スクロール対応の本がダウンロードできない場合がある。(確認中は何度か端末からの削除/再ダウンロードを試してみる。)
ということになる。
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