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2020/06/06

感染経路不明という恥

恥も外部もないのか、相変わらず「感染経路不明」などと言う言葉が繰り返される。
感染者の解析をしている人達にとっては「私たちには答えが分かりませんでした」と言っているに等しい。
それで彼ら自身も良いのだろうか。

例えば半数が感染経路不明というのなら、これが試験なら100点満点で50点ということである。
業務の業績で言えば達成率50%であり、良い査定など望めない。

「わからない」などということはない。一つに特定できないかもしれないが、全く分からないということがあるのか。
あるとすれば「私は二週間はずっと在宅で誰とでも会っていません。食料等も全部買い込んでいましたし。」というごく稀な方ぐらいだろう。
それでも感染したというのなら「二週間」という区切りが不適切な事例であるといえる。
そんなひとが一日に数十人も”出現”したら今までの常識がひっくり返るエラいことである。

大方は「会社に行った」「通勤で電車に乗った」「コンビニに行った」その他は誰と会ったわけでもない、というのなら分かる。
もしそうなら、そうであることを示すべきで「不明」などという言葉で説明とするのは間違いだろう。
そういうひとでも感染したという事実があるのなら、それらの不可避と言われる行動にも感染リスクがあるという認識を広く浸透させるべきではないのか。

問題なのは、このような重要な実際に感染する可能性のある事実を伏せて、「新しい生活様式」などというふざけた言葉で括った提言と称した戯れ言を出してくることだ。非科学的きわまりない。
きちんと感染者が行った場所(状況)を列記すべきである。その上で、それらを回避するにはこのような生活様式が必要となる、という説明が当然ながら必要ではないのか。
もちろん全体としてこういうひとが何人という形で構わない。誤ったプライバシー理論を振りかざして事実隠蔽するのはやめて欲しい。

非科学的と言えば電車である。他人との距離を2m以上取りましょう、のが挙げられている。三密関係なく屋外でも同じである。
しかし、なぜか満員電車もしくはそれに準ずる状態はまったく守られておらず、その状態は事業者も客も放置。まったく理解しがたい。
飛沫を避ける、エアロゾル飛沫がと言っている一方で、車内は換気しているから大丈夫とか、意味が分からない。
換気で自分の前を飛沫(エアロゾル)が通る、付着する可能性を無視している。
いうまでもないが、つり革や手すり、壁や手すりを経由した接触感染も無視している。
こういうのを正常化バイアスという「非科学的な理屈」の典型なのだろう。

満員電車で密集状態で何十分もいる一方で、スーパー等や外で行列に並ぶときさえも2m間隔を守る。まったく滑稽である。

ウィルスは会社の通勤している人には感染しない、スーパーや娯楽で並ぶ人には感染する、なんて区別はしない。
会社出勤だから致し方ない、というのは、これも正常化バイアスなのだろう。

 

不明という結論をするのは「クラスターありき」の観点からきているようだ。
この前提は「誰か感染者」がいて、その「誰か」を特定できねばならないというところにたっているようにみえる。
つまり間接的、直接的に接触したその人を特定できなければならない。

通りすがりの人、たまたま近くにいた人から感染された場合にはこの観点では無力だということなのだろう。だから不明となる。

一方で、少なくとも私が欲しい情報は「どのような状況で感染したのか」であって「誰が」なんてどうでもいい。
観点がすれ違っているのだから、私が欲しい情報が現状の「感染者解析」からでてくるわけもないのだろう。

「会食」なのか「飲み会」なのか「スーパーの買い物中」なのか、避けねばならない、注意せねばならない行動とはなになのか。
今回の新型コロナウイルスはかなり感染形態が普通の感染症と異なる部分が色々と指摘されている。
そもそも「感染経路不明」が多いと言うことが、そのまま特殊性を示しているのではないのか。

一方で「新しい生活様式」は感染症一般の配慮すべき点を常識的に列記していているだけにしか見えない。
それで良いのか。審議会の先生方はそれで満足なのかもしれないが、実際に守れといわれている私にとっては不満だらけである。

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