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2020/05/23

「低レート賭博麻雀は合法」法務省(検察)見解、安倍首相も追認

黒川検事長の賭博麻雀問題で具体的に「1000点100円程度なら必ずしも高額と言えず」と言及し問題なしとした。
2020年5月22日において、国会の法務委員会における、法務省の川原刑事局長による答弁である。
とんでもない見解であり、驚きであり、今後の日本は大丈夫なのかと心配になってしまう。

答弁では「もちろん賭け麻雀は許されるものではございませんが」と前置きをしているが、「社会の実情を見たところ必ずしも高額とまでは言えないレートでやったと」の理由から、立件検挙どころか、省内処分の対象とすらしなかったということであり、レートが低ければ賭博麻雀は問題はない、つまり許されるものであるとの見解を示した。

今回の問題は賭博麻雀だけではなく、非常事態宣言の最中に不適切な行動を取ったこと、大手マスコミと必要以上の接触をしていること、接待の疑いがあること、これらだけすら訓告処分でも足りないと考えられ、賭博麻雀に対する処分はほぼ考慮されていないということが推定される。
本人からの辞職理由説明や、法務大臣、総理大臣の発言からも、辞職理由は賭博麻雀行為に関する言及はない(取るに足らないものと考えている)ことから、この推定を裏付けている。
常習賭博であれば、停職処分と定められている一方で、訓告処分であったということからも、検察や法務省としては今回の程度では賭博とすら認定しないという見解を示している。

どんな言い訳をしようと「今回の程度のレートなら賭博罪は成立せず咎めるものではない」ということを法務省が公式に認めたことになり、また、法務大臣や総理大臣も追認したものであり、今後もひとつの大きな事例として残り、基準とされることになろう。
ただ、やった人間は謝る、猛省ぐらいはしないといけないようだが、それで済む程度であり、検挙、逮捕など検討すらされない程度ということになる。

賭博というのは金銭の多寡に関係なく違法である、というのが社会一般的には信じられており、実際に刑事裁判になると有罪になるらしい。
しかし刑事局長が「問題ない」という見解を出した以上は、そうやらその認識は間違っていたらしい。
今日以降は「1000点100円程度」「一回2万円程度」以下なら少なくとも検挙はされない。(というか検察が立件検挙できない)
検挙すれば法的平等という、最も重要であり、最低限の遵守すべき精神すら葬り去ることになり、検察の崩壊になってしまう。

今後はもし芸能人などが少なくとも同等以下で立件逮捕されたら「黒川検事長の時よりレートが同じ(低い)のになんで逮捕されるんだ」とその度、大ブーイングが起きるだろうし、法の下の平等を守るために起きないとおかしい。

これらを是正するには、この問題が風化し、この見解が定着してしまう前に処分を改め、最低限でも省内処分としては停職処分を処することと、本来なら立件検挙し、司法に委ねることしかない。このまま口先で何を言っても変わらない。行動で示さなければ何も変わらない。

法務省、法務大臣、総理大臣が、今、行動を起こさないと将来に重大な禍根を残す。そんなこともわからないのだろうか。賭け麻雀となると子供達にすら悪影響が及ぶ。本当に責任重大である。

責任を感じているというのなら、今すぐにでもまっとうな行政をすべきだ。

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