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2020/01/23

5Gなにそれおいしいの?

映画ダウンロードが・・・

一番呆れてしまうのがこれである。何の意味があるのだろうか。
映画を見るのになぜダウンロード時間が重要なのだろうか。2時間映画を見るには2時間かかる。こんな単純なことも念頭にないのだろうか。
今でも始めの数秒をダウンロードできれば、再生開始できる。あとは再生しながらダウンロードを継続するだけのことだ。ソフトのアップデートだって別にその間待っている必要は無いのだし、新規ゲームのダウンロードが早いぐらいだろう。
これだってスタートアップはサイズが小さくて起動後に“アップデート”すれば良い。
今やっていないとすればなぜやっていないかを考えるべきだ。

高速になることによるメリット

4Gでもさほどないが、高速化に伴い1つ大きなメリットが生じる。
それは「容量単価が桁違いに安くなる(ならないとおかしい)」ということである。
5Gで宣伝通りの速度がでるのならば、普通の人の料金プラン設定では「ギガが足りなくなる」まで1分とかからないだろう。「ちょっと使ったらおわり」ではお話にならない。

速度が100倍なら、容量制限も同じ値段で100倍にしてもらわないと体感的に合わない。
3Gから4Gのときも、写真一枚送るのに気を遣っていたのから、動画を見るぐらいになった。
正に桁違いに安くなった。これがもっともメリットであり、携帯電話の世界の景色が変わったのではなかっただろうか。

3Gの時代は携帯電話で動画を見るなど夢の夢レベルだったのだから。

そうなると「WiFiステーション」にいくのがバカらしくなるだろう。街角WiFiにいちいち切替えるのも意味が殆ど無い。
テザリングを使っている人も多いに助かる。これは行動様式を変えるほどのインパクトではないか。

逆に言えばそうならなければ5Gへの移行なんか全く意味が無いとすら言える。

後述する遠隔操作でも殆ど動画を流しっぱなしということになる。この点でも桁違いに安くしなければ成立しない。

低遅延だからなんなの・・遠隔操作?

まあ、スマホで対戦格闘ゲームでもするのなら、4Gの通信におけるタイムラグは致命的なのはいうまでもない。
それ以前に入力デバイスがという話にはなるが、それはおいておく。

ロボット遠隔操作とか遠隔手術とか、噴飯物である。
光通信のバックボーンは同じなのだから、今でも光通信(有線)でならできていないとおかしい。
通信回線が有線か無線かの違いに過ぎないのだから。

このことに気がつけば、もっと他に重大な障害によってできていない、つまり5Gだからできるとかそういう話ではないことが容易にわかるだろう。

せめて「アバターが現実になる(1つの要素技術である)」ぐらいは言って欲しい。
本人は別のところにいるが、人型ロボット(アンドロイド)が身代わりに現場に行くというものである。自由に操作できたり、触覚によるフィードバックぐらいは得られる。
これは「オトヒメ」プロジェクトにもつながっていく。完璧な人型である必然はない。初期はガンダムにでてくる「ガンタンク」みたいな人型でも良いでは無いのか。

AIによるアンドロイドはまだまだ先の話だろうが、人間の遠隔操作ならまだ近い将来だろうし、人型ロボットという機械が成立していないのにAI(人工知能)アンドロイドはないだろう。

そう考えるともうひとつのアイデアが出てくる。それは自動車である。
完全自動運転はなかなかを持って難しい。しかし人間による遠隔操作ならどうだろうか。
タクシー、バスなどの公共交通機関でもいいし、運送業でもありだろう。個人でも誰かに運転を頼みたいこともあるだろう。
運転手はどこかで、ドライブシミュレーターを運転するような感覚で代行運転をする。
長時間運転に対しても何人かで交代で運転しても良いだろう。運転手は全員が同じところにいる必然も無く、人数制限もない。
このアイデアはレンタカーの回送運転でも使える。
個人でも目的地までは大変なので代行運転を頼んで、現地に着いたら自分で運転してあちこち回りたいという要望もかなえられるだろう。

なぜこういうことを言う人がいないのかといえば、おそらくは法規制の問題である。

自動運転のおかげで「ステアリングを人が握っていないとダメ」という馬鹿げた制約はなくなるだろう。
しかしこのアイデアでは「遠隔運転は運転なのか」「その場合の免許はもちろん必要だろう」「免許所持(確認)はどうするのか」「(人を乗せた場合)2種が必要なのか1種で良いのか」などの法的論争を呼ぶし、法的整備やらが必要となってくるだろう。

多接続

多接続は多くの単なる一般人には関係なくてということはさすがに認めているようだ。
そこでIoT+産業分野ということらしい。しかしそれはどうなのだろうか。

このためにはまずは基本料金(契約)の発想が根本から覆らねばならないだろう。
一台で月千円単位では論外である。多接続が生きるというのなら数十台は最低限の話だろう。
まあ、それくらいまとめて数百円ぐらいでも微妙なところだろう。しかしそんなのでキャリアが納得するわけもない。そもそも端末代だってあるのだ。

そう考えていくと各生産機器に5GケイタイがついてIoTで産業革命!的なイメージは全く見えない。
今でも無線LANを使えば結構なことができるはずだ。それと比べて革新的な要素(ブレークスルーしたい壁)があるだろうか。

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