« そもそも人によって色の見え方はバラバラ | トップページ | 「お使いのアカウントの一部に注意が必要です」ってなんだ? »

2019/08/04

総務省による携帯電話料金施策

総務省が長期契約者へのサービスを規制するかのような発言をしているそうだ。
数年前までは総務省は長期契約者優遇を標榜していたように思うのだが姿勢が違ってきたのだろうか。
まあ、総務大臣も代わったわけだが。
こういうところに監督される業界の方々には同情せざるを得ない。

そもそも官房長官による発言を含め政府に「おもちゃ」にされている気がするぐらいなのだが、この政権下での扱いは酷いものとすら思える。

まったく本丸を攻めないのは前の頃からだが、ここのところ些末なところをいじって事態を悪化させているとしか思えない。
この業界にあまり興味は無いのだが、余りに酷いので苦言を吐き出したいと思う。

紛らわしい広告・説明の氾濫

最近見かけたものでは「使い放題プラン(※ 7GBまで)」というようなフレーズだ。
意味が分からない。「飲み放題!(※7杯まで)」と同じではないのか。

総務省の意図が「乗り換えの活発化」にあるのならば、「適正表示」「明朗会計」という、本来ならごく当り前の状態を求めるべきではないのか。

また「月々○○円~」がやたらと多い。
まるで「3000円ポッキリ」のぼったくりバーに見える。
この手のものは本当に最低限の最低状態で○○円なので信用できないと考えてしまう。
実際の段になると「普通はこれやこれをつけますし、これがないと実際不便ですよ」とか言ってくる。
「じゃあ、お前は普通じゃない価格で釣っていたのか」と怒鳴りつけたくなる。

これらも含めて、詳しく説明を聞いても、要するに料金がどうなるのか判りづらい。
だから怖くて乗り換えられない、または乗り換えて得になるのか判らない、という人も多いだろう。

私は仕事上のこともあって、そこそこ法律文書を含めてむつかしい書類を読める方だと思っているのだが、それでも「これはどういう意味なんだ?」と首をかしげざるを得ない文があちこちにある。
「これって2つの意味に取れるんだがどっちなんだ?」というものもある。

ひとつだけ言っておくと、きちんとした店で買えば、こちらが知りたいことは、きちんと系統立てて質問すればきちんと全部教えてくれる(調べてくれる)ものだ、ということは申し上げておく。
この業界がそこまで腐っているわけでは決してない。深く追求しない人を多少は騙そうという雰囲気は見え隠れするが。

ベンチマークを作れ

総務省が、一定の使用モデルケースを示して、かかる料金を表示させたらどうか。
(契約月によって変化するのなら全て表示しなければならないとする)

「そんなことをすると数字だけよくなるようにするのではないか」という疑問がでるかもしれないが、それは当然起こりうる。
それでも限界はどこかにあるから、一定の効果がある。

別にこのような考えは珍しくも無い。
例えば自動車の燃費、家電製品の年間消費電力表示が挙げられる。

自動車の燃費は外見で判らないし、「いやあ乗り方次第ですよ」と言われれば返す言葉がない。
でも燃費の表示はされている。これはなんなのかご存じだろうか。

国土交通省が定めた「こういう乗り方をした場合はどういう燃費になるか試験して表示せよ」となっている。
「いや、それはオレの走り方と違うし」という人はいるかも知れないが、ある程度の基準になるし、他のものと比べる基準にはなる。
「そもそも実態と違いすぎやしないか」という批判が出れば、その「こういう乗り方」の基準を見直す。

テレビやエアコン、冷蔵庫などの「年間消費電力」も同様だ。
「こういう使い方をしたとして、一年間の消費電力(電気代)はどれだけ」を表示している。
テレビなんか一日中つけっぱなしの人もいれば、ほとんど使わない人もいる。でも平均ならこのくらいですよという提示をしていており、購入時の参考にはなる。

それでもなお「モデルケースなんか決められるわけが無い」というのだろうか。
そもそも「日本の携帯電話料金は高い」と言い出したのは、あるモデルケースで計算した他国との比較による話が根拠にある。
できないというのは単に「モデルケースを決めたその責任をとりたくない」としか思えない。

 

|

« そもそも人によって色の見え方はバラバラ | トップページ | 「お使いのアカウントの一部に注意が必要です」ってなんだ? »

携帯電話・機器」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« そもそも人によって色の見え方はバラバラ | トップページ | 「お使いのアカウントの一部に注意が必要です」ってなんだ? »