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2018/02/10

プロダクトプレイスメント

リンク: 『君の名は。』の大ヒットで、プロダクトプレイスメントは日本にも浸透するか - コミュニケーションとマーケティングとオレとオマエと男と女と酒.

プロダクトプレイスメントってなんぞや、と思ってこの記事を読んだわけです。
要するに話中に実在の企業名や製品名を出すことのようです。

この記事中には「君の名は。」の話が出ていますが、サントリーが話中に出ていたとのことですが、私がTV放映で見た時は特定企業名もしくは製品名が出ていたことにすら全く気がつきませんでした。
言われてみればこの記事にあるショットは確かに印象にあります。
それはボトルの描写になんか違和感があったなあ、と思い出しますが、この作品自体にあちこち違和感があって「この作品の変な芸風のひとつ」と認識していてその中に埋もれてしまったのかも知れません。

作品中に作品を出すという考えを私が最初に聞いたのは、某ゲーム機用の某格闘ゲームでのことです。
「ペプシマン参戦!」というもので、当時ペプシのCMで頻繁に登場していたペプシマンを有名格闘ゲームの格闘家の1キャラとして出そうという試みでした。
私的には「いいぞ、もっとやれ」って感じでしたし、ゲーム雑誌の受けや私の周囲のゲーマーの反応も良い方だったと思います。

その後もゲームにはちょくちょく実名企業が街中の看板で出てくるようなものがあったように思います。
特に無料ソシャゲなら邪魔なバナー広告出すならもっとこういうのをやればいいのにと思うのですがね。

企業名前面で思い出すのが、アニメ作品「Tiger & Bunny」でしょうか。
広告としては苦笑するほど露骨でした。
設定としては近未来あたりで「ヒーローによる救出劇や重大事件解決等をエンターテイメントとして魅せる」企業とその“従業員”の物語です。
企業はコンテンツ収入だけでは経営できないので広告収入も求めるというリアルな設定です。
ヒーロー達はデカデカと企業ロゴの入ったコスチュームを着る(まあ、昨今のプロスポーツ選手と感覚は同じでしょう)わけでこれが余りにも露骨で笑えるレベルに昇華しています。
作品自体もよく出来ており面白かった(素晴らしいと言っても良いレベル)ので特に批判もなかったのではと思います(深夜番組発ですが映画化もされたので評判も良かったと思われます)。

ここまで露骨でうまくいくのは珍しい例で、よほどうまくやらないと反感を買うだけでしょう。

基本的には私はこの方向は賛成で、記事中にもある「ネイティブアド」であればどんどんやれば良いと思います。
ただし、スポンサー圧力で作品がおかしくなるのという懸念はあります。

記事中では「特に日本人は、芸術作品などに商業的なニュアンスが結びつくことを嫌う傾向がある」とありますが、私はちょっとズレがあると思います。
日本企業はスポンサーだからといって作品中で目立つような映像処理を要求したり、作品自体に口を出すような(例えば作品名を連呼するなど)ことをやりがちなのが問題なのではと思っています(過去にも苦笑する事例がありましたから)。
昨今始まったことではなく、作品中に広告を出さなくとも、スポンサーだからと言ってスタッフやキャストならともかく、脚本、挙げ句の果てにできあがった作品にすら口を出す事例も聞きます。
そういうスポンサー側の姿勢が制作側から嫌悪されているのではないでしょうか。

普通に街の自動販売機がコカコーラだったりダイドーだったりする分にはなんら問題なく、わざわざ不自然なカット割りで避けたりせず、ごく自然なカットで映せば良いのです。
ただ、それが難しい、というのは理解できます。
劇中でいかに自然に“登場”させるか、それをいかにうまくスポンサードに結びつけるか。
そこのノウハウを日本の作品側も、スポンサー側の企業側も積み重ねていく必要があるのでしょう。

現在(2108年2月)放映している作品では「弱虫ペダル GRANDE ROAD」ですが、レース会場の広告看板がそうですし、CMもコラボCMを作っています。
問題なのは今回のストーリー運びが不自然で作品として薄いのです。
今作は3クール目なので前作と差が際立ってしまうと言うのもあります。
ほんの数分の出来事(レース)を何話も使ってやっているわけで「昔の週間ジャンプアニメかよ」とツッコんでしまいたくなる感じです。

もうひとつの試みとしてCM自体を面白くするという試みもあると思います。
深夜アニメでは「ろんぐらいだぁす」での一迅社のCMは毎週違っていて面白いものでした。
またアニメを連載している雑誌の宣伝も多いですが、そのアニメキャラとして雑誌や他作品の紹介も良いものです。
アニメじゃなくてもソフトバンクやauのCMは作品として面白いものを作っていてこれだけは見てもいいというものがあるでしょう。少し前なら大和ハウスのCM(役所広司さんが良かった)は面白かった。
家電業界でもパナソニックのシニア向けシリーズや町の電器屋さんシリーズは面白い。

高いギャラの有名人を使って抽象的で意味不明のCMを作るのではなく、商品同様にCMでもお客さんが欲しいものを提供するという観点が必要なのではないでしょうか。

健康商品だけは好調と言われますが、これらはよくみれば多くのCMはきちんと商品説明をしており、テレビショッピングになっている長時間CMも珍しくありません。
「詳しくはWebで」が(揶揄する意味合いも含めて)流行りましたが、これに反感を持つ人も珍しくないのではと思います。

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