« 改憲論議:衆議院解散規定が無いという問題 | トップページ | 新潟・三条市の電車立ち往生問題 »

2018/01/13

「超音波ウォッシャー」は使い物になるのか

超音波ウォッシャーとはこれです。
リンク: なぞって洗う、新スタイル。「超音波ウォッシャー」.

単なる興味本位で買ってみたのです。
「汚れをなぞるだけで魔法のようになくなる」なんてことは物理的・科学的にはありません。
そんな期待はしていないわけで、どういうものなのか、実物を触って使ってみたかったのです。

結果から言えば「これは結構使える」です。
半年ぐらい前に買ってから色々使ってみましたが、汚れが落ちるか落ちないかは使い方次第といえるのでしょう。

そもそもこれって何?

まず原理から説明しましょう。
「超音波洗浄機」というのは既に世の中にあって、「眼鏡」や「顔面」洗浄機と呼ばれるものとして存在しています。
眼鏡のものは眼鏡店の店頭にあったりするので試した方もおられると思いますが「意外と落ちる」と思いませんか?
もちろんガラス、金属もしくはプラスチックについた汚れだから落ちやすい、というのはあると思いますが、それでも水+超音波振動だけで結構落ちるものです。

また「超音波加湿器」というのもあります。これは超音波で叩いて水を細かい粒に(水しぶき)にするものです。
超音波加湿器をみたことがある人は、白い霧を発生させる場所には薄い銀色の金属が貼られていて、これが超音波で振動します。音波は数Hz~十数kHz程度です。
超音波というのは通常は数十kHz以上を指していて、この超音波ウォッシャーでは38kHzだそうです。

この金属部が、先端についていて電源を入れると振動するだけのものです。
あとは(ありていにいえば)モーターを動かす電池が入っているだけで、ある意味構造はかなり簡単です。
超音波加湿器の値段を考えれば、現在の価格はやや高いようにも思いますが、大企業が作ると様々な安全に気を遣うのでコストが色々かさんでいるのでしょう。(そんなに売れるようなものでも無いでしょうし)
デザインも売りにしており、実際に塗装や電源ボタンを含め、質感などはしっかりしています。付属の“パフ”もチープさはないです。
ただ、充電端子部の蓋はやはりケイタイのように“ちゃちい”ですが仕方ないでしょう。

充電は私の持っている携帯電話やKindle、電子ノート等と同じタイプの端子(半月型の小さいUSB)のものが流用できますので面倒さがありません。

使い道

“先発”の”コトン”もですが、旅先の衣類汚れ落し、みたいに言われますが、それはいかがなものでしょうか。
あるかどうか分からない”突発的な汚れ”のために旅先にこんなものを持っていくというのはどうしても違和感がありますが、それは私が男性だからでしょうか。
(200g程度でサイズも500mlマグボトルサイズよりも小さいですから“痛い目に遭った”記憶のある人にとってはメリットがあるのかもしれません。)

それよりも普段の生活の中の衣服などの「しみ抜き」「汚れ落し」を主に考える方が妥当ではと思います。

部分汚れ落としやしみ抜きというのは結構あるものです。
汚れの種類によって適切な対策方法が異なるということを知っていれば、ネットで検索して試してみるでしょう。

適した薬剤として、例えば洗濯用洗剤の原液や台所用中性洗剤、酸素系漂白剤や重曹などがよく登場します。
お湯を使うか、冷水の方が良いのかも汚れによって異なります。
それらをつけてからブラシなどで叩いたり揉んだりします。

その”叩く”の代わりにこの機械を使うととても効果的である、と考えると良いのでしょう。

ブラシで叩いても人間の手では一秒間に十回も叩けるわけが無いのですが、この機械では何万回も叩いてくれます。
金属部を当てるために持っていれば良いだけです。

金属部が(振動のため)発熱することもあって、数cmくらい衣類を水に浸した状態で汚れ落としをすることが推奨されますが、これは汚れを水に移すという意味でも必要だと思われます。
汚れというのは化学的に分解・漂白されるものもありますが、多くの汚れは何かに移すものです。
不要な布を当ててその布に移したり(吸い込ませたり)、薬品に取り込ませたり、多くは水に移すものです。

この機械があるから汚れが覿面に落ちる、とかそういう魔法の道具ではありません。
洗濯機だって、汚れを落す主役はほぼ洗剤です。
水のもみ方やらの効果が無いとは言いませんが、所詮は洗剤の力を引き出すかどうかではないでしょうか。

この機械の場合も同じです。
的確な洗剤(漂白剤・薬剤)の使用や温度管理があって、はじめてその汚れが落ちるかどうかが決まります。
ただし、楽に素早くその効果を十二分に得られる助けをしてくれます。
少なくともブラシを使って手で叩くよりは明らかに効果があります。
布の傷みも少なくて済むでしょう。

もちろん水洗いだけでも結構汚れが落ちますから、単に水だけでこの機械を使ってもそれなりに落ちます。手で水洗いをするよりは落ちますが、洗剤などを併用するより落ちないのは仕方ありません。

実際の使用感

ブラシでこする(叩く)やり方では、うっすらと残ったりしていまいち抜けてくれないものです。
一度水で流してから再度洗剤などをつけてこすっても、それを何度か繰り返してもなかなかスッキリといきません。結構時間もかかります。

それがこの機械では短時間・一回でほぼスッキリ消えてくれる、そんな感じです。
もちろん消えない汚れもありますがそれは別の要因の汚れなので別の方法(薬剤)でのトライをすべきものである、という感覚です。

ブラシで叩いても、ブラシの先が繊維を叩いているだけで、なかなか薬品が効果をなさない、感じがあります。
一方、超音波では水を叩く、つまり水(薬品)に圧をかけて繊維にぶつけることになりますから薬品の浸透(まわり)が良いのではと感じます。
また、汚れた水を繊維の間から叩きだしてまた新しい水(薬品)と入れ替えている感じがします。
(使うときも、金属を布に接触させてしまうより、膜一枚浮かしてなぞる感じの方が良い気がします。)

また、水に移る汚れ(つまり水の汚れ具合)が、かけた時間に比べて明らかに多いと感じます。

なお、連続使用時間がカタログスペックで30分程度です。

また、5分程度毎に勝手に停止します。
これは安全性を考えてのことらしく、金属部分が振動で高熱になるのでその回避策のようです。温度センサーで管理してくれればと思うのですが。
広い範囲の汚れ落としを試みている場合には、いちいち電源ボタンを押さねばならず、これは難点です。

それでも例えば手のひら程度の広さの汚れ落しなら5分もかかりませんから、想定している使い方としては充分という判断をしたのでしょう。

|

« 改憲論議:衆議院解散規定が無いという問題 | トップページ | 新潟・三条市の電車立ち往生問題 »

「家電」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47063/66272836

この記事へのトラックバック一覧です: 「超音波ウォッシャー」は使い物になるのか:

« 改憲論議:衆議院解散規定が無いという問題 | トップページ | 新潟・三条市の電車立ち往生問題 »