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2017/12/16

議員のなり手が少ないなら、まずやるべきこと

若手の中に議員のなり手が少ないから議員年金復活の話。

なり手が少ないのは、議員への入り口、選挙エントリーへのハードルが高いのが問題では無いのか。
まずはここを見直す話が出てこないで、議員年金の話がでてくるのがとても怪しい。

「敷居の高さ」その1

べらぼうに高い「供託金」制度。

若い人の平均年収を見てみれば「(戻ってくるとしても)そんなの用意出来ない」っていう額ではないのか。
貧乏で毎月ギリギリの生活を暮らしているひとには今設定されている供託金の額は「到底用意出せない金額」ではないのか。

これは就職活動で言えば「エントリーシートを配布にあたって300万円(衆議院の場合)用意しろ」「もし入社試験で規定の点数以上とれなかったら没収な」っていう条件になる。
いくら優秀でもビビるし、そもそも若い人の殆どは用意すら難しいだろう。

もちろん現金一括で用意しなければならない。
大卒からこの額を頑張って、積み上げた頃には30歳を超えてしまっても不思議でも無い。

本来、議員という職業に資金力(資本金)は不要のはずではないのだろうか。
もちろん、選挙にあたって「事務手数料」ぐらいはとっても構わないと思う。
大学だって受験料を取る。
まあ、受かったら手数料返還ぐらいはしても構わないだろう。

だが、この供託金はどうみてもべらぼうに高い。
これこそ「世界にまれに見るおかしな制度」で、即刻廃止すべきでは無いのか。

そもそもこの制度は「立候補が乱立すると困るから」というのが理由らしい。
制限しているのが明白な制度なのだから廃止するのが当然のことではないだろうか。
(原則廃止にして、東京都知事など、なり手が多すぎて困るぐらいのものは条例等で設定しても構わないとすれば良い)

「敷居の高さ」その2

もうひとつは被選挙権の高さではないだろうか。
衆議委員で25歳、参議院で30歳。地方議員でもこのあたりになる。

就職どうしようか、という選択肢に入りづらい。
標準的モデルで大卒22歳なので、三年のブランクがある。
三浪以上か、院卒ぐらいが相当する。
ちょっと就職して何年かいてから、ぐらいだろうか。
30歳あたりだと、会社員ならちょうど仕事が面白くなってきたあたりではないだろうか。

こんな考えおかしいのでは?と思う人もいると思う。
しかしこれは「新卒一括採用」という、世界的にも奇異な制度が日本に蔓延しているのを前提にした話なのでしょうがない。

特に地方議員なんか、20歳、いや選挙兼が18歳以上になったのだから18歳から立候補可能として構わないのでは無いか。

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