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2017/01/22

高齢者交通事故防止策はどこに問題があるのか

ある番組で高齢者の交通事故問題を取り上げていた。
やっぱり脳の問題やら、認知症に絡めてしまっている。

老齢の再講習とおぼしき「慣れていない車だからうまくいかない」という映像も出ていた。
自動車免許というのはどの車を運転してもきちんとできないといけないのだから、その言い訳が出てくること自体が免許がどういうものか認識できておらずアウトである。

運転免許

以前も書いたが、運転免許なのだから、更新時に運転技能を確認してダメなら継続不可が当然である。

運転免許が特段厳しいわけでもない。免許には生涯有効もあれば、定期的な更新・試験を行うものもある。
運転免許には期限があり、その継続はわざわざ試験場に行って試験(講習)を受けることが義務づけられているではないか(ゴールド特例はあるが)。

実際に、視力が足りなければ継続して貰えない。しかし眼鏡を作って矯正して再度望めばOKである。
同様に更新期間内に教習等で補強し再試験を受ければ継続可能とすれば良い。
現在は視力だけというのがそもそもおかしく、交通知識、認知力、判断力や操作能力、体力等、最低限の確認をするだけの話だ。交通知識はごく常識的な標識だけで良い。
何度もやった結果、継続を断念するのは自由である。

肝心なのは認知症がどうこうではない。どうも今の制度はそれに偏りすぎている。
もしかしたら40代でも受からない人がいるかもしれない。でもそれは仕方ないだろう。
20代で取ったが運転していないし、するつもりもないから不要も選択肢である。
免許更新は集金システムではないはずだ。きちんと技能確認をやって欲しい。

ドライブレコーダーで冷静に見よう

ドライブレコーダーが流行っている。
事故責任の立証に使えるから、というのがポイントらしい。
こちらが直進していて相手が飛び出した場合などは、水掛け論になりやすいが、映像を見せれば一発である、ということらしい。もっともだ。
いくら高くても数万もしないから、一回の軽い事故で"元が取れる"かもしれない。

自分の運転を見直すきっかけにもなるだろう。
客観的に見ると「だれだよこの下手くそな運転は」となるのは容易に予想が付く。
端から見ていると危ないのに、頑なに大丈夫と言い張る場合には、録画して後から見ると気がつくこともあるだろう。
自分の運転は上手だ、と根拠の無い確信を持っている人ほど、つけて見て冷静に見るのが良いようだ。

自動運転に期待できるのか

よく自動運転とか期待する向きがあるが、そんなものは無茶に決まっている。

自動ブレーキや発進制約等はかなり限定的だ。
コンビニのガラス張りの"壁"やガードレール、段差を検出できるのか。
まだまだ技術的に足りない。それらが普及するまで待っていられるのか。
これらはまだ10年単位の話である。今の問題は待ったなしである。

そもそも機能が付いていれば当然ながら高価になりがちである。
事故車の映像を見ると悪いが揃って「やっすい車ばかり」である。
「アシスト車限定免許」でも設定するならともかくそんな高価な車を買うわけがない。

一日中周遊するバス

一般車の自動化は遠いが、それよりは先に期待できる自動運転車はバスである。
鉄道網がない地方での公共交通網はバスである。
コミュニティバスや周遊バスがあるが、これが一日に数本も珍しくは無い。

なぜ先行できるかと言えば、経路が決まっているので、事前に学習が必要としてもそれが可能であること、事前確認で事故確率を予見しやすいこと、などがある。
道路の整備(標識や分離線や停止線等をきれいに保つ)も重点的にやって安全性を高めるなども出来る(一般車もリスクが減る)。
無人だから人件費や運転手の疲労は関係ない。一日中グルグル回っていても良いだろう。

第三の自動車

それでもやっぱり自分で自由にいけることが必要な地方もある。
"第三の自動車"の設定が必要ではないのか。

以前、スクーターのエンジンで非力だが、エアコン付の空間がある"自動車"が販売されたが消えてしまった。
それはスクーターではなく軽自動車扱いにしてしまったからではないか。

問題は免許もそうだが自動車税の問題で非常にコストが掛る。
それでスクーター並みの速度しか出せず、良くて二人乗りでは誰も買わない。
例えば思い切った様々な制限をつけても無税に近いモノを設定すべきではないのか。
電気自動車に限定しても良いかもしれない。

法整備問題

自動運転自動車もそうだし、第三の自動車の件も、肝心なのは法整備である。
そして政府がやるべきなのは、変に煽ることではなくて、技術の発展を阻害にならないような法整備を今すぐやることである。
安倍総理の自動運転に関するとんちんかんな発言を見ていると心配になってしまう。

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