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2017/01/18

なぜ自民党は皇室典範に手をつけたがらないのか

天皇生前退位の問題において、自民党は皇室典範を極力いじりたくないという意向が見えている。
皇室典範に手をつけようとすると女性宮家がどうのとか、女性天皇・女系天皇の話が出てきて改定論議が収束しないから、という説が出ているが、私はそれは違うと思う。

実際にテレビなどでの発言を見ると、民主党等の野党も「別に生前退位だけでいい」「他の部分はまた後で論議して見直せば良い」と言っている。
むしろ自民党の方が煮え切らない言い方を繰り返しているようにしか見えない。

まず前提となるのが、皇室典範というのは戦後、一度も改定がされていないという事実がある。厳密に言えば、戦後の政治組織に合わせた名称置換えの類が行われただけで、いわゆる内容にはノータッチである。
要は意思や意向は全くなく、機械的作業である。

改定をすると言うことは、変えるその部分のみならず、それ以外の場所を「是認」することと捉えることが可能である。
これは微妙な話なのだが、「問題のあるところだけ変えたのだ」という言い方が成り立つと、「それ以外は問題がない」というとらえ方も出来、是認になりえるのだ。

別の言い方では今は全く手をつけないことでその存在を黙殺しておきたいという気持ちがあるのだ。
改定に参画すると言うことは、その気に入らない法案に向き合うことは余儀なくされるので非常に気分が悪いのである。

要するに何が言いたいかといえば、今回の件で改定に手をつけたくないという人は、今の皇室典範が実はかなり気に入らない、もっと根本的に変えたいと思っている、という可能性が高いと言えるのである。
もちろんそんなことを言えば色々と問題になるので絶対に言わない。

それは自民党は天皇を元首にしたがっている、という考えとも繋がっているように見える。

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