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2017/01/19

最近のEVの燃費は如何ほど?

だいぶ前に電気自動車(EV)の燃費換算をしたような気がする。
ある記事で数字が出ているので換算してみよう。

リンク: 無線BMS、EVの走行距離をガソリン車並みに延伸 - EE Times Japan.

標準的なBMW i3のバッテリー容量は33kWhで、満充電時の走行距離は200kmである。ワイヤレスBMS搭載のコンセプトカーは同じバッテリースペースで55kWhまで容量をアップしている。これによって400kmの走行が可能となる。実際には、バッテリー容量を65kWhまで拡張できるスペースがまだ残されている。ここにフル実装すれば、500kmより長い距離を走行できるようになり

当り前だが「33kWhで200km」ではない。
ガソリンメーターが0になっても数十km(一般には百km弱といわれる)ように、タンク容量=走行距離ではない。

33kWh / 200km
55kWh / 400km
65kWh / 500km

これらの差分をみるべきだろう。
22kWh / 200km → 11kWh / 100km
10kWh / 100km

まあ、計算が面倒なので二行目の方を採っておこうか。

0.1kWh/kmなので、1kWhは家庭用で27円すれば2.7円/kmである。

ガソリンはいくらかが問題である。
ここでは本体価格をきちんと求めておく。
ガソリン税は道路整備目的税や一般税がとられており、それは電気代には掛っていないので不公平だからである。(消費税は両方にかかっているとする)

ガソリンを130円/リットルとすれば、ガソリン本体の値段は(130x(1-0.08)-56)x(1+0.08)=69円である。
なお、なんでこんなに面倒臭い式になるかといえば、ガソリンに対する税金は本体価格に関わらず一定(56円程度)であり、税金分にも消費税(8%)がかっているからである。

EVでは2.7円/kmだから69円ではどれだけ走れるかと言えば
69[円]/2.7[円/km]=25[km]

つまり燃費でいえば、25km/リットル程度ということになる。
電気とガソリンの間の不公平税制がないと仮定すればこの値である。
昨今の燃費競争が30km以上になっていることを考えると、悪いくらいである。

ただし現実はどうであるかを計算する。
130[円]/2.7[円/km]=48[km]
実際には48km/リットル相当というとても良い数字になる。

実はそれほどEVの燃費は良くないのだが、ガソリン車ではがっぽり税金を取られているので、その税金負担がない電気自動車はとても燃費が良くなっているのが現実である、ということである。

ここで改めて意識しないといけないのは
・電気代は世界情勢に対して、ほとんど影響がない(燃料調整分の変動はある程度)
・ガソリン代は世界情勢に大きく影響される。(百円を切ろうかという時代もあれば、二百円を伺うときもあった)
・ガソリン代にはとても高額な税金がかかっている。(税金で倍近くの価格になっている)
ということである。
ガソリンへの税金は道路目的税も含まれており、一般財源も入っている。

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