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2015/04/29

RaspberryPiを買ってみた

Raspberry Pi なるものが世に出てから大分経ち、支持を受けているようだ。
大した値段でもないので私も買ってみた。

Windows10も動くという2ではなくて、なんとなく省電力の方にひかれてB+である。
Amazonでも簡単に買え、2日程度で到着。まあ、普通の商品と変わらない。

私にとっては他に必要なものといえばmicroSDHCメモリカードである。
Class10以上推奨ということでそんないいものは私は持ちあわせていない。
これもAmazonで併せて買ったのだが、4日経っても未だに届かない有り様だ。
(届け日予定日にはなっていないので別に問題はないのだが)やっぱり安い販売店はこんなものなのだろう。
仕方ないので試しのセットアップは手持ちのデジカメから抜いたClass6の8Gのメモリカードで代用とした。

2A以上のUSB電源、電源ケーブル用のMicroUSBケーブル、HDMIケーブル、LANケーブル、キーボードとマウスはすでに余り物があるのでそれを流用。

薄い厚紙の箱が、エアーキャップ付きの封筒に入っての到着だ。(発送はAmazonだが梱包もかはわからない)
中を開けると静電気対策の導電性袋に(別に密封もされずに)入っているだけである。
輸送中の耐衝撃性を考えると、これはちょっと・・・という気がする。
Amazonでは書籍やUSBメモリなどはこういう形は多いが、ある程度の精密機器ではちょっと疑問に感じる。

要するに、CPUはx86系ではないものの、PC自作で言うマザーボードである。
CPU、メモリはオンボード直付、SSD直付の代わりにMicroSDということになる。
HDMI、USB4端子、LAN端子はフルサイズであり、電源用がmicroUSB、ストレージがmicroSDとなっている。

小さいこともあるし、静電気対策の部品がどうみても入っているように見えないので、基板自体はもちろんのこと、端子の抜き差し時も十分注意したほうが良いと思われる。
(蛇足だが、日本メーカーの家電と海外メーカーの家電の差もこういうところがある。日本メーカーはしっかりと静電気対策をしてテストもするが、海外メーカーは「壊れたら直せばいいじゃん。そっちのほうがやすいでしょ」。日本のレベルのテストにかければ海外メーカーのものは当然のように壊れるという。)

まあ、私は自作PC等で十分に体に染みているので問題はないのだが、このテのものが始めての方は注意し過ぎるくらいが必要に思われる。
ケースが千円台程度で買えるので一緒に買うのも良い手だろう。

小さいのは良いのだが、小さいから基板が持ちづらく、ケーブルが刺しにくかったり、また基板が軽いのでケーブルに引っ張られたり意外とやっかいだ。
その意味でもなんらかの固定手段やむしろおもりをつけたケースを作ったほうが良い気もする。
昔の電子工作風なら、かまぼこ板(別に本当にかまぼこの板である必要はなく、100円ショップにある板材等)に載せて固定したりやキッチンタッパや小物入れを加工する手もある。
デスクトップで使うのならモニターに固定する金具なども良いかもしれない。
このくらい小さいとおもちゃやらにいれても面白いかもしれない。

セットアップはLinuxサーバーを自分でセットアップするレベルの人なら簡単すぎてつまらないほど。
別のPCでmicroSDカードに、サイトからzipファイルを落として、WindowsPCでzipフォルダに対応していればフォルダの中身を丸々コピーするだけである。
そのmicroSDカード、HDMIケーブル、キーボード、マウス、LANケーブル、電源をUSBケーブルでつないでやれば電源がはいり、自動的にセットアップが始まる。

Webでの他の方々の説明を見ると、一度英語モードでというガイドもあるが、私は面倒なのでいきなり日本語環境で選択した。
まあ、文字化けするだけで特に問題はなく、一部英語や数字は普通に出る、私には見慣れた風景である。
ただ、SDメモリが遅いせいもあろうが時間は結構かかる気がしてしまう。
考えてみればLinuxのセットアップもデスクトップまでいれると結構かかるもので、物理サイズが小さいから速い道理などどこにもない。
一度始まればほっとけば最後まで行くので(ユーザーはpi、パスワードもraspberryととりあえず決め打ちされる)手間はかからない。

暇なのでセットアップ中にCPUの表面温度を測ったところ、机の上の温度が25℃にたいして40℃前後であった。(非接触温度計で測定)
触ってみても熱いというレベルではない。
断熱に近い密閉容器に入れるのは推奨しかねるが、空気穴があるか、薄いプラや金属面があれば特に問題なし、というレベルだろうか。
ただ、SDメモリの遅さに引っ張られてCPUの負荷が下がり、熱が少ないという可能性もあるのでClass10のメモリを入手してから今一度測る必要はあろう。

セットアップが終わったら、apt-get upgradeしておくのが筋だろうか。
数えきれないほど候補があがるので、面倒なので全部とするとこれまた結構時間がかかる(といっても十数分程度だったと思うが)

デスクトップで使ってみても取り立てて遅いという感覚はない。
分相応、と言った感じだろう。

ソフト的にここまでお膳立ていているのが素晴らしいと言える。
USB-HDDつないでsambaあたり入れれば簡単にNASになるわけだ。

このセットアップを社内教育やらで使っているところもあるそうだが、なるほど、合理的である。
「完成品」ではなくて基板レベルを目の前にあれこれするのは意識的に重要なことだ。
まずは手順通りにきっちりやって一つの形にする(X-Windowが起動して表示される)ということを経験することは、初心者にとっては重要であろう。

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2015/04/25

沖縄基地問題“以前”の認識を考えてみる

新規の米軍基地建設をめぐって沖縄で問題が起きている。

大手マスコミの報道もどうも意味不明なものが多いとは思わないだろうか。
色々言っているがどれも(多分わざと)核心を外しているようにしかみえない。
私に何が足りないかといえば、やはり戦前100年あたりの歴史的見識である。

今の自衛権問題やら秘密保護法やら、それを巡って日本はまた戦争へと突き進むのかとかいわれても、なんとも判断できないのも同じところに根ざす。
いうなれば、とある本の題名がまさにそれで「日本はなぜ負ける戦争をしたのか」である。

それはともかくとして、昨今はネットからいろいろヒントとなるキーワードが流れてくるのでありがたい。

結論から先に言えば、日本と米国、対中国、という立地点で考えるから、よくわからなくなるのではということである。
今回の“沖縄問題”でいえば3つではなく、5つの立ち位置があるということだ。
中国(中華人民共和国)、台湾(中華民国)、沖縄(旧琉球王国)、日本(本土)、そして米国という立場である。

だからなんだ、というところまでは正直難しすぎて私には人に解説できるレベルにはない。
この記事を最後まで読んでも沖縄基地問題をどうこうまでは言わないので予め了承願いたい。
しかし、この立ち位置を踏まえて、ニュースや解説を見ていると色々と見えてくるものがある。

まずは台湾の立ち位置である。
リンク: 軍事的意味はない? でも意義がある米海兵隊の沖縄駐留 | マイナビニュース.
この内容は正直よくわからないが、“中国”だけではなく台湾という存在が重要であることは理解できる。
目についたキーワードの一つが“台湾海峡危機”であるが、多分日本人のほとんどが知らないようなこと(義務教育では取り上げられない)であろう。
比較的米国よりであった「中華民国」が中国全土を治めていたが、「中華人民共和国」によって中国本土から台湾へと追いやられた。
当然「中華人民共和国」は台湾へ圧力をかける。

それに対して当然ながら米国は「中華民国」を援護したいわけである。
米国は似たようなことをあちこちでやっており、朝鮮半島の38度線もそうだし、ベトナム戦争も根っこは同じである。
それが戦争一歩手前の「危機」に至ったのが「台湾海峡危機」である。

ここまで言えば沖縄になぜ軍事基地があるのか理解できる。
多くのマスコミやら日本人が誤解しているだろう、沖縄在米基地は「尖閣諸島」防衛と考えるからどうにも理解不能になってしまう。
尖閣諸島を巡って日中戦争(紛争でもいいが)に巻き込まれるなんて米軍はまっぴらごめんなのは当然だからだ。
しかし「台湾における対中干渉」に便利な拠点であると考えればすっきりと理解できる。

台湾は中国のひとつじゃないの、という認識を、日本人的には勘違いしてしまうからおかしくなってしまう。そうは簡単ではないのが現実のようだ。
事実、台湾人というのは中国人とはどうにも違うように感じる人も多いのではなかろうか。
台湾人は非常に考え方がアメリカンである。
半導体(電子)関係の人なら誰でも知っている「TSMC」はもはやインテルと張り合うレベルにも達して久しい。
中国は「工場」にはなるが高度な研究や開発には乏しい。工場レベルではインテルと張り合うなどは到達できない話なのである。

もうひとつは沖縄、というよりも琉球という名称を持ちだしたほうがわかりやすい気がする。
“日本”の支配下になるのは江戸時代の薩摩藩による“侵攻”からのようだ。
しかし支配下というより属国のようにもみえるが、琉球王国という形は続いていたらしい。(江戸時代の海運力では完全支配が難しくても不思議ではないが)
もっとややこしいのは沖縄本島の周囲にある諸島も自治のある島が多数あり、それでも琉球王国の支配下にあったというのだから、いわゆる“沖縄”の意志も必ずしも一枚岩ではないとこともあるらしい。
日本の、名実ともに“支配下“になったのは明治時代の廃藩置県による。

沖縄人は「本土」という言い方をする。この言葉は距離をおいているのを感じる。
太平洋戦争や戦後処理で特に“沖縄返還”等の歴史的経過を見ても温度差があっても不思議ではない。
もちろん普段の生活では問題ないのだろうが、このような軍事的でクリティカルな問題になると噴出するというところはあろう。

勘違いしてはいけないのは、太平洋戦争で日本は米国の占領下となり、その後、国としての復帰となった経緯がある。
その時、米国にとっての“敵”はソビエトであり、中国ではない。
日本は極東での壁のようにいわれるが、もし壁としても「日本を守る」のであれば、多くの米国軍事基地をおくべきは北海道であるのが自然だろう。
しかし現実は沖縄に集中というのはいまさら繰り返すことではあるまい。
沖縄は、本当の意味で米国侵攻される(ハワイ)に来られる前の「最後の砦」である、と見たほうが自然であろう。
つまり米国にとって守りたいのは日本ではなくて自国でしかない、と考えたほうが自然であり、ごく当たり前の結論である。

また沖縄はリゾート地としても良い所であり、一年を通じて軍事訓練ができるという非常に良い所である。それだけのことであろう。

そう考えると、「沖縄の米国軍事基地は日本の防衛にとって重要であり、対中の脅威への対抗手段として有効で、尖閣防衛に関しても重要なものである」というのは、「ありえない空論」であると考えたほうが妥当だし、スッキリと理解できる。

これだけ「時代が変わった」上で、米国がどうしたいのか、日本がどうしたいのかが全くわからない。
米国でも様々な意見があるようで沖縄から減らしてもいいのではという話も出てくる。
基地はともかく関連施設の返還は実際に行われている。

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2015/04/22

やっと「正解」のふとん掃除機

リンク: 業界初、温風でダニを引き剥がして吸引するふとん掃除機「コロネ」 - 家電 Watch.

比較的盛り上がっているという布団掃除機市場で、なんで今まで出ていなかったのか理解に苦しむほどだ。

今までの布団掃除機で「ダニを吸い込む」ものは皆無である。
そもそもアレルゲンというのは繊維や人から出るホコリ以外はダニが広く知られているが、それは生きているダニではなくてダニの死骸である。
だからなのか布団掃除機は「ダニチリセンサー」やら「叩き」やらといってもそのダニを指すのは死骸のほうである。
当たり前で、ダニとチリなんか簡易なセンサーなんぞで区別できないのでどちらを吸い込んでいるかはわからないのがミソである。

叩きはホコリや死骸等を叩きだすのには効果はあるだろうが、生きているダニには効果が殆ど無いと容易に予想ができる。
生きているダニは叩きやら掃除機の吸引力なんぞでは吸えない。
ダニは(その体積に比較して)本当にしがみつく力が強いのだ。

紫外線も数秒や十数秒当てた程度ではなんにも感じなくて(逃げることすらしないようだ)、ましてや殺すことなど無理なのはちょっと生物に関しての知識があれば当然であると理解しているだろう。
ただし細菌バクテリアのたぐいは紫外線に“弱い”から「殺菌効果」をうたって、ダニにも効果があるかのような錯覚してくれるのを期待しているのだろう。

天日干ししでダニが死ぬなんてありえないのはちょっと考えてみれば判る。

たとえ真夏に布団を干しても温度が上がるのは表面だけでウラ面はさほど暑くなっていないのは干している最中に実際に触ってみればわかること。
ダニが暑さに弱いのはよく知られているが、表面からウラ面に逃げてしまうのだから死ぬのは温度上昇より逃げるのが遅いような間抜けなダニくらいだろう。
だから裏返すのだと言ってもまた逃げられるだけである。
ただし乾燥させたり紫外線を当てての殺菌防カビ効果はあるし、布団がフカフカになって気持ち良いという効果もあるので否定するものではない。

くだんの布団掃除機は熱風を当ててダニを殺すわけではないのがポイントだろう。
熱風を当てることで単に逃げさせる。
多分ダニにとっては本当は死ぬまではいかないが、死ぬかと思うくらいは熱いのだろう。
いうならば「熱湯風呂」だろうか。
あれは短時間なら火傷にはならない温度だが、普通の神経では熱くて耐えられない。
しがみつかれると吸引できないが、逃げるとしがみつくは両立しないので掃除機程度の吸引力でも吸い取ることが可能となる。
理屈上も正しいし、実際に顕微鏡を使って確認をしているようだ。
面白いのは特にヒーターを設けずに掃除機のモーターの発熱で済んでいることだろう。

他の布団掃除機で残念賞なのは レイコップRPなのだが、吸い込みプロセスのあとで温風をかけるという本当に残念なつくりである。

ただ、布団掃除機の効果を否定するわけではない。
そもそも生きているダニを吸い込む必然性は少ない。
こまめな掃除によってダニのエサを激減させ、繁殖しにくい環境を保つということによる効果は高いと言える。
専用の掃除機をあてがうことで頻繁に掃除を行うことによる効果を感じても不思議ではない。

ただし、生きているダニもいずれは死骸になるのでその前に吸い込んで(除去して)くれればより良いことは間違いないし、そうでなければことさらに掃除機の機能として「ダニ」を強調するのもおかしな話しではある。

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2015/04/11

原子炉格納容器内調査ロボットが調査中に立ち往生

リンク: 原子炉格納容器内部調査装置(形状変化型ロボット)の作業訓練の実施について [日立GEニュークリア・エナジー] | 技術研究組合 国際廃炉研究開発機構 - IRID.

ニュースでは全く詳細がわからないのだが、上記リンクのプレゼンがあって、同様の想定状況での実際の調査だったと思われる。

ロボットが降り立った網床面は凸凹で障害物だらけが当然予想される状況(というか前提条件)のはずである。

しかしプレゼンではなぜか綺麗な面での実験のようで、つり下げ時には「障害物を避けながら」とあるが着地してからは「障害物」に対する記述がない。
凸凹や障害物への対応性も一切書かれていない。
着地後の凸凹面に対してどの程度の「想定」をしていたのか、どういう想定実験をしていたのか聞いてみたいものである。

例えばひっくり返ってもコの字変形により上下どちらかになり、上下に動輪があるから動けますよ、となっていればなかなか考えられていると感心できる。
しかしなぜか一方にしか動輪が見られない。(まさか収納式にはなっていないだろう)

また有線ならその線が障害物に引っかかるのも当然起こり得る。この点についてもどう考えていたのか聞いてみたいものである。

そして案の定、引っかかって立ち往生らしい。原因も明確にわからないという。
カメラも搭載してリアルタイム監視してながら走行しているというのに理由がわからない理由がわからない。
ニュース記事では「どうするか検討する」などと書いている。何の冗談か。
何がその意味することなのかは不明だが、そんなもん事前に検討しておけ、と言わざるを得ない。
このレベルは想定外ではなく、開発の事前条件である。
技術的に不可能であったのなら、それが起きた時の処置などを想定しておくのが当然だ。

こういうやり方を世間では泥縄というのだ。
こういう結果を出してしまうから「これだから原子力関係の連中は“想定外”のレベルが低すぎるんだ」というような批判せざるを得ないのである。

「これしかやりようがない」「技術的限界だからこれが限界、でもやらなくてはいけない」「すでに金をかけたから後戻りはできない(何か成果を見せなければならない)」
もしこんな感覚で今回のこの結果となったのなら最悪である。
こういった感覚が福島原発事故の“主因”であると私は考えている。

あれだけの過酷事故を起こしておきながら、“原発ムラ”の連中はまだなんの反省もしていないし、体質の改善すらできていない、という証左である。
こんな感覚でまた再度原発運営やら開発やらやられては事故がまた起きるのは必然である。
だから私は「反原発」を唱えざるを得ないのである。

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