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2014/11/02

ロボット掃除機購入調査への使用者からの雑感

リンク: ロボット掃除機、3人に1人以上が「購入したい」 - マイナビニュース調査 | マイナビニュース.

ロボット掃除機への関心調査の記事。
実際に買って使っている者としては、まあそんなところだろうという結果だ。
私はといえば、もはやロボット掃除機があるのが前提の生活だと思う。
電気炊飯器、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、男性ならシェーバー。
どれも不要で代替えがあると言えばそうだが、これらに“頼っている”ことを否定しきれる人がどれだけいるのだろうか。
生活の中の“電化”への流れの必定だと思う。

価格が高い

いわゆる“良い掃除機”と比較してそんなに高いとは思えないのだが、掃除機なんてどれも同じと考える人にとっては高いことは否定しない。
加えて言えば充電池を使用するのでそれの消耗、つまりランニングコストがかかる。

ロボット掃除機があることで従来型の掃除機が不要となるわけでは無い。
いわゆる“床”以外の所でロボット掃除機が行けないところは手動でやるか掃除機をかけるかしかない。
階段の踊り場程度ならそこに移動させてやらせられるが、各段は掃除できない。
棚の上や中などはホコリやゴミを書き出して床に落してやれば良いとも言えるが、それならばちりとりで受けてゴミを捨てるだろう。

意外と“使えない”ので高いと考えるのも不思議では無い

必要性を感じないから

専業主婦もしくはパートタイム程度の主婦であって(婦が夫でも同じ)家で過ごす時間が多い人にとっては「必要性を感じない」と考えても何ら不思議では無い。
人間が丁寧にやる掃除ほどは、ロボット掃除機はやってはくれない。
このレベルでは掃除する時間の中で掃除機で行うこと自体が少ない。

また掃除をすること自体が気分転換になるとか、掃除というのは床だけでは無く目につくところは毎日全てきちんと拭かないとダメだろう、という向きには全く合わない。

しかし、仕事場からの帰宅時間がいわゆる夕食時をとうに過ぎ、食事も外食となり、疲れて帰ってくるようなことがたびたびあるような人には、そこから掃除をするというのは精神的にきつい。
床というのはなにも散らかしていないようでもホコリや髪の毛、細かい紙くずなどで結構汚れるものである。
できれば毎日床掃除だけでもしたいものだ。

毎日の床掃除はロボット掃除機に任せて、それ以外は週に一度やる程度でも十分だから、という考え方もできる。
そういう考えができれば、毎日ほっといても床だけでも掃除してくれるメリットは多大だ。

ローエンド機種では手動で充電ケーブルをつなぐ、なんてものもあるが私には意味不明である。
毎日定時に勝手に動き始め、終わったら充電台に帰る。
そういう機能が必須であると私は思う。
それが億劫で無いのならば、はなから掃除機で掃除した方が良いと思う。

私は土日は幸い休みなのでそこには動作時間を設定していない。
自分の都合で出かける時に手動で動かすことにしている。
スケジュール機能があって曜日毎に設定できることは必須だと思う。

間取りや家具の配置が適していないから

日本の伝統的家屋の特長として、段差があるのが当然のようなことは多い。
ルンバだと段差から落ちないようにはなっているのだが、部屋から廊下への微妙な高さの段差では“落ちて”しまう。
そして廊下からは高さがあって戻ってこれない、というようなことは起きえる。
うちの実家はそんな感じである。
これを間取りというのならその通りだと思う。
ルンバなら15mm程度なら乗り越えてあがれるのだが、これは掃除機によるだろう。

家具の配置も、数cmの隙間という部分は掃除できないのでそういうところにゴミが溜まりやすいとどうしようもない。
その代わり家具の下に潜るということはできるので、ベッドの下であるとかは普通の掃除機よりもきちんとゴミを集めてくれる。
また部屋の隅や縁はしつこいぐらいやってくれるのでへばりついた汚れでもなければ取ってくれる。

絨毯も問題の一つとなるだろう。
毛深いものが好きな人には適さない。
毛をどんどん“刈り取って”しまうからだ。
また“ラグ”を使っていたこともあるが、そこを縫っていた糸を巻き取ってしまい1シーズンでボロボロになってしまった。
薄いラグなので縁で巻上げてしまったり、角を巻き込んで停止してしまうこともあり困ったものだ。

根本的に問題となると思うのが、床の面積がほとんど無いような家庭である。
これは生活習慣なのでそれを変えないとどうしようもない。
床に平気で色々ものを置く、例えば、本やヒモ、袋、電気コードなどがある場合には適さない。

私自身も使い始めてからは電気コードなどはきちんと固定したり、本は本棚にきちんと戻したりマガジンラックを買って入れるようにしたりと、片付けるようになった。
またリモコン等の小物は専用の“ごみ箱”を買ってそこに放り込むようにした。

基本は“床に直にものを置かない”“棚に片付ける”“足りないなら棚を増やす”もしくは“棚の不要なものは捨てる”ということに行き着く。
むしろそういうずぼらなところが矯正されたという感覚がある。
これを「厭だ」と感じるか「良い機会だから直そう」と思うかは個人の自由ではある。

家具にガンガンぶつかるからという話も聞くし、メーカーのホームページにも書いてある。
例えば子供がおもちゃをぶつけたり動かした椅子がぶつかっても気になるような高級家具をお使いの方は確かに向かないと思う。
私は基本の“バンパー”ではあまりに薄くてなんの効果があるのかわからず、そのうち剥がれたので100円で「ドアのクッションテープ」を買ってきて貼ったところ大分具合が良くなった。

ある程度使用者にDIY的な素養が無いと色々と問題があるのかもしれないのは確かだろうか。

吸引力など掃除機としての性能が不安だから

もちろん機種やメーカーによる話だから一概には言えないだろう。
私のはルンバだが、吸引力自体には確かに信頼まではいかない。
吸引力で吸うのは小さいホコリなどで、大きめのゴミや毛などは回転ブラシで拾い集める。

そもそもロボット掃除機は吸引力は弱い。
小さい電池で一時間近くも動くのだから、数百ワットも食うような普通の掃除機と比較して非力なのは当然と言えば当然なのだ。

吸引力は低いが問題は無い。それは「何度も同じ所を掃除する」からである。
一発で確実にゴミを吸い込む、ことを狙ってはいない。
なんどもしつこく、角度を変えては何度もその場所を通過することによってゴミを回収できれば良い、という考え方である。
なにかの実験で一回動作させると終了とするまで、5回以上は同じ所を通るそうで、たいがいはそれで吸い込めるという考え方のようだ。

実際に使うと拾えるような大きなゴミは苦手で捕れていなかったりするが、そういうのは人間が拾ってごみ箱に入れろ、といえばその通りではある。
その代わり拾いにくいような大きさなら問題ないといえる。

疲れた体で、嫌々で軽くしかも丸く掃除機をかける程度で済ますのなら、多分ルンバの方がきちんと掃除できていると思う。
実際にルンバを買ってしばらくは毎日かなりのゴミが集まっており、ほぼ毎日ダストボックスを掃除しないとという感じだった。
毎日動かしていると一日あたりのゴミの量が減っていき、数週間経つと週1でゴミを捨てればよい感じとなった。

私は結構床に寝転んだりするのは好きなので床掃除はそれなりにやっていたつもりなのだが、現実に全然足りなかったということであろうか。
これは掃除機の性能ではなくて使う方が全然足りていないと言うことである。

掃除機が巻上げるホコリなどが気になるかもしれない。
最近の良い掃除機は排気に気を遣っている。
ロボット掃除機自体は排気に配慮はほぼされていないが、人がいない昼間に掃除をさせておけばいくらまきあげても数時間もあれば床に落ちきる。
性能として配慮されていなくてもなんら問題は無い。

また人によっては気にしているらしい動作音などどうでも良い。
先に書いたように家人が全て不在の時に勝手に動いてくれれば良いので関係ない。
うるさいと言っても隣近所に迷惑をかけるような轟音では全くない。
「静かなこと」を売りにしている機種もあるが私にはメリットは無い。

購入について

結婚祝いや敬老の日、ということで贈るのは適当では無い、というか条件付となると私は思う。
もちろん敬老の日で実家がバリヤフリー化されていてロボット掃除機を使っても問題ないくらい両親が片付けをきちんとやるひとならなんら問題は無い。

結婚祝いと言うより新築祝いの方が良いかもしれない。(結婚でも新居からなら同じだが)
まだ部屋にものがあまりない時から使うとロボット掃除機に「教育」されることになるからだ。

それでも電池交換やメンテナンスコストなど一定のコストを強いることになることは考えた方が良いだろう。

単に価格の問題で買わないというのは勿体ないと思う。
掃除(単純な床掃除)にかける時間を他のことに使えることは大きなメリットだ。
家電の大きな意味は,家事の時間を削減することであり、その有効な手段の一つであることは間違いない。
今日はこのブログを書いている間にルンバが掃除をしてくれた。

ただしやはりまだ万人に使えるほどはこなれていないというのも事実だと思う。
まだ“アーリーアダプター”が飛びつく段階からちょっと進んだ程度と感じる。

それでもこれから進化を続けることは間違いないし、注目のジャンルである。
カメラで物体認識をして障害物対応をする機種もあるし、搭載マイコンの処理能力もどんどんあがっていくだろう。
既に通信機能を持っているものもあるし、クラウド処理もするようになるかも知れない。
カメラでの個体認識+クラウド接続からの繋がりで防犯機能への発展も言われており“家庭内ロボット”としては最も近い存在かもしれない。

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