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2010/12/24

東京都のなんたら規制について

私は東京都民ではないので直接文句を言えない立場だ。
(ちなみに東京都に住みたいとも思わんしむしろ忌避している。買い物をするにはいい場所だけどね)
しかしその影響は全国的に波及する可能性がある。
そこがまず根本の問題だと私は思う。
なんであれ、出版物が東京で規制されたら商売をやっていけないので日本レベルで潰される。
それがたかが一地方自治体の暴走で起きてしまう。
これが国家の法律の問題ならまだなんとかなる。
直接的にも日本全国の議員が意見する権利があるからだ。
しかし東京都議会ではダメだ。
卑怯だ、という感覚すらある。

根本的には東京都をここまで大きくし、のさばらせてしまったのが悪因なのかもしれない。

規制はどうやら中立機関ではなくて、最終的には都知事判断だという。
つまり誰が審議するのかは都知事次第。
いわゆる知識人なるものを召集するのならともかく、下手をすりゃ東京都役人だろう。
仮に委員会を設置しても、基本はイエスマンの知識人で占めて、パターン的には一人ぐらいは業界側を入れて意見は聞いたという形式をとり、それだけで最終的には数で決めるという形。
まあ、この件に限らず、よくある手法だ。

この議決を受けて主要10出版社が東京都のアニメフェスタをボイコット宣言をした。
それに対して「理解に苦しむ」と役人がほざいたという。
まあ、役人としての人工無能的発言なのかもしれないがこんな理解すらできない役人(に近い人間が)規制審議をするのでは絶望せざるを得ない。
ちなみに私はボイコットは当然、よく決断した、と高く評価する。
(正直に言えば角川はあんまり好きじゃないんだけどね)

理解できないのが「ほとんどないから規制しても問題ないじゃないか」「実際に規制にかかることはないよ」といって賛成している連中。
規制の対象となることが実際に起きないのなら法で罰則を決めてはむしろいけない。
法で規制するのは、起きる頻度は少ないにしろ極めて重大なこと(殺人など取り返しがつかない犯罪に対するもの)、逆に重大度は低いものの、問題視される案件があり、その頻度が極めて多いため、規制を設定しないと収拾がつかなくなることだ。
例えばタバコの歩行時喫煙への規制があげられる。

例えば学校の校則を考えてみればよい。
「学校へのヘリコプターでの通学は禁止です」
そんなものを載せるだろうか。
バイクや場所によっては自転車も禁止されている場合があるがそれは起こりえるから記載しているのが普通だ。
しかしヘリコプターなんか載せない。
仮にあったとすれば頭がおかしいか、実際に過去に実例があったのだろう。
例えば「学校への牛馬での通学は禁止です」
東京都ではまずないだろうがもしかしたら地方ではあるのかもしれない。
それだけ牛馬が身近であり、交通手段として使われていたとしたらありえるケースだからだ。

規制というのはありえるから設定するものであって絵空事での想定で設定してはいけない。
むしろ弊害(副作用)のほうが深刻となるからだ。
今回のような、仮に一部であっても反対が起きているのならなおさらだ。
その規則が良い悪いの問題じゃない。

だから私はぶっちゃけ規制の範囲とか内容とか、どのアニメ・コミックが規制にかかりかねないとか、そんな細かい話はどうでもいいと思っている。
もっといえば青少年の影響とか良く分からない。
ただ現在のアニメ(よほどアングラなのは知らないが)のレベルで性の感覚が異常になるとは到底思えないし、本気でそう思っているのなら子供を馬鹿にしているにも程があると思う。

そんなことより、こういういい加減な感覚で都が規制を打ち出して可決されてしまったということに懸念を抱いているだけだ。

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