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2010/07/11

大相撲“バッシング”におもう

確かに野球賭博は悪い。
いわゆる暴力団が絡んでいるから悪い。
そういう理屈は分かるが、今の大相撲に関するバッシングは酷い。

確かにかなりの数の力士、親方、関係者が関係したことから大相撲全体の構造的問題とする向きが多い。
しかし相撲界全部ではないだろう。
まったく関与していない力士や親方もそれ以上に多数いる。

名古屋場所開催が危ぶまれたが行われることになった。
中止されていたら関与していない力士があまりにもかわいそうだ。

力士というのは基本給はあるものの、それより取り組みに出て、勝ちを重ねることによる収入が非常に大きいらしい。
優勝、各賞はいうにおよばず、勝ち越し数によっての歩合が大変大きいそうだ。

NHKでの放映は取りやめになったそうだ。
歴史ある云々はともかくとして、本場所はNHKの独占であったと思うが、その条件下でやめるというのはどうかと思う。
なんでもNHKへの要望数で放映反対が過半数以上あったとのことだが(60%位?)、いまひとつ納得できない。
基本的に放映はされるのが普通であって、意見要望でわざわざ出すのは反対意見となろう。
賛成をわざわざ出すのは反対が多いと知って、それは困るという形の意見ではないのだろうか。
三波(地上波、BS、ラジオ)全ての放映中止はどうにも過剰反応に思える。

懸賞金を含め、各企業のスポンサーも全部降りてしまったという。
NHKの放映取りやめ(の噂)やもちろん不景気による広告費見直しも無関係ではないだろう。

懸賞金も各力士にとっては収入しても大きいし、人気のバロメーターでもあるらしく重要なものだ。
これがなくなるのは本当にかわいそうだ。

よく連帯責任を振りかざす人がいるが私は大いに懐疑的に思っている。
大相撲界全体の闇みたいな言い方をしているのも気に食わない。
全くクリーンでただ相撲にまい進している部屋、親方、力士のひとたちもたくさんいるだろう。
よしんば賭博の話をもちかけられてもきっぱり断ったのも多かろう。
こういう事件がおきてしまった以上は無関係ではどうしてもいられない部分もあろうが、必要以上にバッシングすることはなかろうと思う。

いまこそ膿を出すときとかまことしとやかに言う人もいるが、ではどうすれば、協会がどうなればその膿とやらが出し切るのだろうか。
外部監査団体を作って協会の改革とやらをやったり、外部の監視役を立てたりしたとして、ではそれで今回のような割と個人的犯罪である野球賭博の発生を抑制できたのか。
今回の事件が協会役員が絡んでいて生じた事であれば確かに有効であろう。
しかし違う。
過去の事件では大麻や暴力事件が上げられるがそれもかなり個人的な問題が大きい。

もちろん協会による甘い処分が、個人の緩み、おかしな特権意識、等を招いているのなら理解できる。
今回の処分も腑に落ちないと私も思っている。
情報公開も無い。
比較的多数いるとされる「関与」というのが実際になんなのかよくわからない。
解雇追放がある一方で減俸や出場停止などの処置が誰もいないというのが不自然に感じる。
問題なのが解雇追放となった2名だけならなんでこんなに大事になるのかが理解できない。

全体の問題というのならなぜ協会幹部役員の減俸等の話にならないのかが理解できない。
全体責任などという漠然とした話の前に監督責任というものが存在する。

結果として“被害”をかぶっているのは客である相撲ファンであり、現場の真面目にやっている力士達である。
まずそのことは最優先に考えて欲しいものだと切に思う。

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