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2008/12/31

今年最後の更新:そういえば来年からアジア還流盤解禁

リンク: エンドユーザーの見た著作権: 1月1日はアレが解禁される.
バナーを張っていながらすっかり最近はウォッチできていなくて忘れていた。
輸入権導入においてレコード業界の代表(厳密に言えばそれを代弁していたお役人)はアジア還流をことさら強調していたが大方の予想通り「とってつけた言い訳」であったようだ。
還流防止策を行うことでアジア進出を大々的に行い市場を広げるといっていたはずだ。
ところがその指標であるタイトル数が全くといっていいほど変わっていないようだ。
たぶんにもれず「嘘をついて」法案を通したということになる。

そして輸入権で海外CDが制限されたにもに関わらず、相変わらずCDの売り上げはゆるやかな減少を辿ったという結果となったようだ。
制限がなかったそれまでにおいても似たような減少であったわけで、つまり制限しようがしまいが変わらなかった、ということだ。
海外輸入盤CDを買う人たちは、それを止めたからと言って日本ライセンス盤を買うわけではなかったのである。
これも大方の予想通りで、海外CDを止めたからと言ってやっぱり大勢には影響はなかったことになる。
ここで重要なのは、輸入を制限をするというのは経済的影響の問題ではなく、文化的、社会的な問題なのだ。
(ちなみにCCCD導入の時には導入した各社だけ、十%を越える減少という明らかな数字が出ていた。さすがにその各社はまずいと思ったらしくどこもCCCD廃止をした顛末となった。廃止後はまたゆるやかな減少へと戻った。)

おかげさまで、「レコード輸入権」で「著作権」を強く意識させられるようになり、その後も「iPod税」「ダウンロード違法化」「フェアユース」など、ことごとくレコード協会の意向とは反対の立場で発言をさせてもらっているのである。ありがたい話ですな。
私も全く同じ感覚です。 付け加えるなら、「輸入権」において、ごりおしで法案を通過させた一例をつぶさにみさせてもらったおかげで、法律ができる一過程をみせてもらったわけです。 その過程が多くの議員にはいかに無関心で、党の決定(つまり一部幹部の意向)に逆らえない、つまり議員は党の票のひとつに過ぎずといった、いかにひどい状況か、それを実感しました。 後期高齢者問題で一般には大きく知れ渡りましたが、私には「なんだ似たようなことやってたんだ」と呆れただけでした。

米国が勝手にやったサブプライム崩壊を端とする不況が、世界に、無論いかに日本にも影響をあたえるのか、身にしみました。
これはグローバルスタンダードによってひきおこされたものだと考えるべきだと思いますが、これからはもっとひどくなります。
政府や官庁は「よきにはからう」どころか、ますます外国に振り回され、消費者不利、大企業や大資本有利の政策を作っていくことだと思われます。
いままでは米国でしたが、資本経済主義を強めている中国ロシアあたりもうるさくなってくるでしょう。
これはアメリカナイズといってもよく、ロビー活動によって一部権利者の横暴で自分たちの利権を守るために行われることです。
最初からあきらめたり忙しいといって目をつぶるのではなく、すこしでも意識を持つべきではと思っています。
それは来年も続けていきたいと考えています。

バナーを張り続けているのはその自らへの戒めと考えています。

別にこんなことには本当は関わりたくないのです。
面倒くさいですから。人の揚げ足をとるのはつまらないことです。
ただ搾取されることが嫌なだけです。
政治が普通にまともになってくれればガタガタいいたくないんです。

来年は選挙が行われ政権交代が起きるのかもしれません。
自民だからとか民主だからとかそんな単純な話ではないのでどちらにしろ同じ事は続くでしょう。
なぜならこのレベルの政策の源泉は政府ではなくて力を持っている企業や団体であり、それを代弁する役人だからです。

支離滅裂ですがそんなところで今年の更新は最後としたいと思います。
来年はすこしでもよい年になるように祈っています。

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