iPodとPS3
リンク: 何故iPhone 3Gは日本で失敗したか (6/13):ほぼ週間モバイル通信 - CNET Japan.
エコシステムというのは私にはいまいち理解しがたい概念なのでとりあえず無視しておく。
売れる以前のiPodの問題は間違いなく
・Macでないと使えない
ここに尽きる。携帯音楽プレイヤーごときにPCを入れ替えるほどの影響力はない。
もしくはPCを買う決定力もないしWindowsPCではなくMacを買わせるほどのものもない。
・Firewireを必要とする
Windowsで使えるようになってもこの障壁は大きい。
デスクトップでも増設カードが数千円で買えるとしてもその心理的障壁は大きい。
いや実際に大きかった。
本体のUIが貧弱とか高くて大きかったとか電池が持たない、というのはその次にくる理由である。
以前にもこのブログのどこかで言ったと思うが
・Windowsに対応した。
・USBにも対応した
・iTunesを只で使えるようにした。体験版ではなくそのものを。
この3つが少なくとも私にとっての敷居を一気に下げたことになる。
とりあえず新物好きの私はとりあえずiTunesを落として使って見るとその洗練度に驚く。
私はMPMANに飛びつきいろいろなプレイヤーやら環境を積み重ねて作ってきたがそれらを一気に捨ててiTunesでいいじゃないかと思わせた。
ある時期はiTunesで取り込んでファイル管理でiPodでないプレイヤーで音楽を楽しんでいた。
こんなことしてる自分がなにかアホではないかと思いはじめ、ほぼ衝動的にiPodの購入に至る訳です。
ちなみに私はminiやClassicのUIはあまり好きではありません。
新しいものへの障壁というのは意外と心理的な要因が大きいのだと思います。
誰しも自分が積み重ねてきたものへの固執は強く、変革に対して良いかもと思っても抵抗します。
そこをいかにぶちやぶるかなのでしょう。
この記事でPS3にも触れられていますがPS3の失敗はまさにそこにつきるのではと思います。
PS2の見事な成功と比較されるとその失敗は際立っています。
・PS2との互換性保持に失敗した
互換性というのは定義が難しいですが、ここでは以前の機種と比較して違和感を感じることが稀というレベルにしておきます。ごく特定のタイトルの特定の場面で起きる、というようなものです。
いってみればバグが発現する、程度のものです。
もちろん音がでないとかそんなレベルは論外で駄目とします(驚くことにソニーではそれは些細な問題で互換性ありと判断していたらしい)。
さて話を進めますが互換性の保持は完全に失敗です。
PS2ではPS1で駄目なタイトルは本当にごく一部だったようで私の持つ十数本のタイトルで私が遊んだ範囲では全く問題がなかったわけです。
最終的な数字はわかりませんが70とか80という数字が出ていて論外と感じました。
逆に言えば駄目なのが10%もあったら論外です。
手持ちソフトのおそらく数本駄目なのが出ることは必至でしょうね。
ただ、もうひとつの手があったはずです。
それはPS2のタイトルがしばらく出続けるわけですがそれをPS3でも動くことを保障するということです。
しかしそれを公式に保障したという話はありません。
これはPS2が壊れる、もしくは興味本位で買い換えるということを阻害しているわけです。
PS2はそれで成功した部分がたぶんに(私の周囲をみると)あると思いますし大成功したPS2の膨大なソフトをみるととてつもない損失といえます。
・でかい
大きさというのは心理的阻害として大きいのです。
PS2の代わりに置くと考えるとそれは多くの場合無理です。
底面積や高さで一回りどころか二回り違います。最近の小さいのではなく初代と比較してもです。
・難しそう
XMBによるメニュー、多機能さは場合によっては逆に働きます。
私自身で最初にいじったところで設定操作に違和感を感じました。
洗練された操作感というつもりなのかもしれませんがあれはわかりにくいです。
HDになって、文字が細かく読みづらいというのもあります。
Wiiがその反面で、でかすぎるぐらいの大きな文字であることと対照的です。
ゲームというのは感覚的なものですので極めて重要なことです。
・碌なゲームがない
ゲームの作りにくさや本体が思ったよりも売れていないなど指摘されていますが面白そうなゲームタイトルがないというのがゲーム機として致命的です。
いわゆるキラータイトルという奴です。
私は特にPS2の続編ばかりで飽き飽きした類ですので従来型のゲームをHDにしただけ、ましてやむしろ劣化してしまったものには全く興味が出ません。
いわゆるムービーゲームなどは馬鹿馬鹿しいだけです。
いくら静止画レベルで綺麗でも動きが悪くて不自然だったら話になりません。
・価格が高い
というのは私はさほどではないと思います。
確かに不景気ですが、価値があるものには意外と金を出してくれる人は多いものです。
しかし価値がないものには全く一円でも出したくないという心理は強くなっているのではないでしょうか。
無論、どこかに安くないと売れなくなるという壁は存在しますが、そもそもゲーム機というのは娯楽機であり、ゲームが5000円は必ず越えることを考えればわりと富裕層に買われるものではあるわけです。
問題なのはその値段そのものよりその価値を感じられないということでしょう。
よく言われる要因にCellとかBD搭載とかありますがこれは間接的要因であってそこを直接的要因として表に出さないでカバーする方法論はなにかしらあったはずです。
それを対処しなかったのが上記の要因として繋がっている、ということは言えます。
私自身、互換性が完全であり、大きさがPS2の代わりに置ければ購入に至っていると思います。
台数を積むのもある程度必要なことですのでゲーム好きとして先行投資で買うという線もあるのです。
しかしもう2年になろうかというところでこの体たらくでは支持する気にもなりませんのでどうでいいですが。
発売日かせめてその週に買えれば記念に買っていたかもしれませんが普通には買えませんでしたのでその気持ちもありません。
私にとってのキラーソフトが出てくれればその時点もありますがいまだにそれもありません。
たまに興味がわくものをみて調べるとそのたびに落胆のため息がでます。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47063/43272347
この記事へのトラックバック一覧です: iPodとPS3:




コメント