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2008/08/03

Kindle、累計24万台?

リンク: アマゾンの電子ブックリーダーKindle、累計24万台を販売? - Engadget Japanese.
結構頑張っているようです。
日本では駄目でしたがそれは電子機器メーカーの開発だったから、でしょうね。
なにしろコンテンツがなかった。
こんなの誰が買うの?という乏しさとその高さ。
コストを考えれば納得しないわけでもないですが、じゃあ買うかといえば買う意味がない。

電子書籍、なのだから中身がなければ何の意味もない。

アマゾンは自ら書籍も販売していることから、人が書籍を買うのは紙を買っているのではなく書かれている内容を買っているのだ、という当たり前のことをちゃんと認識しているのでしょう。
中身をどれだけ用意できるのか(一時的ではなく継続的に、です)をある程度見込んだうえでの発売だったと思います。

紙の利点を言う人も多いですが電子書籍の利点も多数あるはずです。
夢物語ですが、現在の書籍がすべて電子書籍に置き換わるとすれば、私はそれを大歓迎します。
部屋が多かれ少なかれ書籍で埋まっているひとは珍しくないと思いますがそれが一掃するのです。
それらすべてを常に持ち運べると考えたらそれは素晴らしいことです。
もちろん文庫やコミックのような電子書籍にしたほうがデメリットが大きいものも多いかもしれませんが、専門書や辞典・辞書等のように非常に重いものもあります。これらも持ち運べるのです。
電子辞書はそのメリットに注目して電子書籍化して1ジャンルとして定着しているではないですか。

iPodでは所有しているCDをすべて持ち歩くという夢のようなことを実現してくれました。
もはや当たり前になっていますが、iPodを持ち歩くということは普通なら絶対に出来ない、数百枚もあるCDを全部持ち歩いているのです。

ここで問題となるとはやはり複雑な著作権と特に日本の硬直した出版体制でしょうか。
電子入稿などだいぶは進んできているようです。
これは電子出版に対するコストの低減を意味します。
日本で一時期あったときはまだ電子書籍を出すとなったら紙のそれを改めて打ち込んでいたのではないでしょうか。そしてこなれていない版組みソフトを作って整形。
これではコストがあうわけがない。
現在なら紙で入稿したりされたものも電子化して統一して保存しているのが現状ではないのでしょうか。
そろそろもう一度日本でも話が盛り上がってくれないか、と期待したいのですが。

・要素デバイスの進化、低価格化(CPUや記憶メディア(フラッシュメモリやHDD)、液晶価格の下落)
・出版界の電子化が進んだ
・エコロジーの推進

今のエコロジーというのは私はうさんくさいと思っているのでそれに乗っかるのはアレなんですがそれに乗っかってみましょう。
紙に関するエコロジーというのはリサイクルではない。

古紙再生は偽装問題になったのでご存知のかたも多いと思いますが、私は製紙メーカーを責めるのもちょっとかわいそうに思います(もちろん嘘をついていたのはほめられませんが)。
これは古紙再生は経済的に釣り合わない、つまりコストがかかる、つまりエネルギーコストとしてもあわない、ぜんぜんエコロジーではないってことなんですよ。
彼らは偽装する前にいろんな研究したり開発したりはしたんだと思います。
それでもどうしょうもなかった。
一方で古紙再生はエコロジーだという一般通念が世の中に広まってしまった。
一定比率は古紙を使わないといけないとかいうわけのわからない話も出てきた。
その間に諸費用の高騰もあり、偽装をせざるを得なかった、そういうことだったんだと思います。

書籍をそもそも紙で発行しないという方向にもっていくべきなのではないでしょうか。

たとえば新聞を取っている家庭も多いでしょう。
そうでなくても私のようにコミックやら雑誌やらを含めれば月に数十冊は書籍を購入している人も多いでしょう。
これらで“消費”している紙をなくせばせせこましいエコバッグとかマイ箸とかそんなもんは誤差でしかないCO2削減ができるんじゃないですか。
そう考えると現在5,000億ともいわれるリサイクルに対する税金投入をすこしは電子書籍にもっていける。
環境税が仮に導入されればそれを電子書籍にもっていける。
これはつまりコストと実際に購入者の負担のギャップを埋めてくれる効果があります。

まあ、利権まみれの政治屋どもがそうしてくれるかはともかく、理屈上はそういう方向もあるはずなんです。

こんな話はともかくとして、私はこれから所持するであろう書籍が一枚の板に全部入ってくれるのであれば大いに歓迎します。なんとかならんもんかと思うわけです。

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