PC用デジタル地上波チューナー
アイオーデータ、バッファローから地上波デジタルチューナがでるようだ。
ダビング10対応など厳しい制限内での技術的努力の中では非常に頑張っているようだが、結果としては予想通り非常にひどいものになってしまったようだ。
それはいずれもくだらなく厳しいコピー制限の上での犠牲である。
もちろんそのコストは消費者が実際の値段や使い勝手の上で払うことになる。
さてそれらを列記していきたいと思う。
なお、自作ユーザーにとっての話になるのでその観点でのことになる。
・HDCP対応のディスプレイが必須
もちろんアナログ接続は不可である。
デジタルのディスプレイ持っている人でもHDCP対応までのものをもっている人は少ない。
なぜ少ないと言い切れるかといえばそういうモデルが少なく、いずれも高価だからである。
高価なモデルしか対応していないというほうが正しいのかはわからないが、どちらにしろ普及はしていない。
デジタルチューナーをつけるためにディスプレイを買い換えろということらしい。
また、当然だが
・グラフィックカードもHDCP対応が必須
であるのは当然のことになる。
つっこまれる前に言っておくが、アナログ接続/HDCP非対応でもSD出力なら可能らしい。
しかしSD出力ならデジタルフルセグである意味すらない。
・同一PCでしか再生できない。
いわゆる自己再録というやつか。
その昔、VTRの品質が安定していなかったころ、自分のところで録ったテープが他のVTRで再生できなかったということがあって非常に不便なことがあったがそれと似たような話かと馬鹿なことを考えてしまう。
自作ユーザー的には同一PCというのはどう定義になるのか、と考えるわけだが、どうもマザーボードが同一かどうからしい。
つまりあの悪評高いWindowsXPのアクティベーションよりもひどいということのようだ。
あれはいくつかの評価点によって同一性を判断しており、それで仮に蹴られてもサポートセンターに電話をかければ解決はするレベルの問題であった。
・CPU負荷がきつい
まず、録画のときに暗号化する必要があるためにこれがかなりの負荷になってしまっているようだ。
つまりは電気代の無駄遣いというわけである。
著作権保護のために電気代の無駄遣いを強要していることになる。
当然ながら再生のときも復号化で余計な負荷がかかる。
さらに編集や再エンコード(ビットレート変更)のときで複合化と暗号化が両方とも行われるわけでいろんな意味で厳しくなる。
そのためか今回発売されるレベルでは編集機能は間に合わなかったようだ。
・編集ソフトはどうなるのか
ここには実は深刻な問題があるのではないだろうか。
アナログ時代に実際にバンドルされている編集ソフトはUleadなどの米国のソフトの日本言語ローカライズ版ではないのか。
言語などを変更するのならたいしたことはないが、暗号化対応をするのは決して容易ではない。
そしてこの対応は日本だけの特殊事情によるものであって、プログラマー的には“そんなくだらない事情で”処理を追加したくない。
もちろん処理が重くなる。
ユーザーにとってはそんなことは関係ないので同等であることが要求される。
やってられない、というのが正直なところであろう。
はたしてどうなるのか。
・アナログ入力がなくなった
B-CASカードに場所をとられてアナログ入力端子がはずされた。
アナログデッキやゲーム機からの映像キャプチャーやらもやっていたが今度はそれができなくなった。
まあ、回路的にもフルデジタルになるためにアナログ入力を対応するのは単純にそのままコストアップになること、デジタルだけでもコスト的に厳しく、アナログ時代同等の価格にもっていくためにこの機能を削るのは当然ということなのだろうか。
それでも機能ダウンには違いない。
果たしてデジタル地上波になってかなりの制限や制約、コストがかなりかかるようになっているようだ。
まあ、2011年までにはまた半導体プロセスの向上によってこれらがどの程度解決するのかはわからないが、今飛びついても魅力が別段なくデメリットのほうが多いというのは確かなことのようだ。
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