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2007/04/23

ITmedia News:暴力的ゲーム批判、米大学の銃撃事件で再浮上

リンク: ITmedia News:暴力的ゲーム批判、米大学の銃撃事件で再浮上.

また、スケープゴートか。
というのが普段の私の思考パターンならそう思っていたのだが、今回はちょっと違った印象をもった。
記事がどうこうではなく、私が昨今のゲームをみて考えが少し変わっていたことに気付いた。

昔から人殺しや暴力や戦争などを題材にしたゲームはいくらでもあった。
でもそれはほとんどがガチの渡り合い・戦闘だったのだと思う。
殺る前に殺れ。という世界で現実に躊躇したらこちらがあっけなく殺される。
まさしく決死のサバイバルであったのだ。

しかし昨今いくつかのPS3のゲームをみると大きな違いを感じ、違和感を感じた。

ひとつは「ガンダム無双」である。まぁ、ガンダムではなく無双シリーズでも同じらしいのだが凄く嫌悪感を持った。
自分は圧倒的に強いガンダムに搭乗している。それが雑魚である設定のザク等を倒しまくる。
これを爽快と表現しているのだが私は嫌悪感を持ってしまっている。
ザクはほとんど動かず棒立ちである。棒立ちといっても前線基地の倉庫で壊しまくっているわけではない。
ザクは無人操縦はできないので各一体に必ずパイロットが乗っていると考えるべきである。
つまり圧倒的な武力を持って、弱いモノをなぎ倒して大量殺戮をしているのである。
このような設定をゲームとして成立させるという考えにも非常に疑問を持つし、それを爽快と表する神経も私は疑う。

もう1つは「Lair」である。
プレイヤーはどうやらドラゴンに乗る騎士(いわゆるドラゴンライダー)になって敵を蹴散らしていく役割を担うようだ。
ファンタジー的な世界観ではこのような戦争においては通常の人間の兵では敵わない強いトロール兵や象など巨大で屈強な敵にあがなうために活躍するものだという認識がある。
ところが、デモ画面では一般兵を蹴散らしていた。
逃げ惑う姿や勇ましく闘う兵などが見られるので凄い性能だという評価もあるようだが、正直見ていて気分が悪くなり止めてしまった。
これも自らを武装(ドラゴンという力を借りて)して弱いモノを蹂躙して大量殺戮をしているだけである。

なにをたかがゲームでそんな想像を膨らませて、というかもしれないが、実に気持ちが悪い。

一口にゲームで表現されている暴力や殺人といっても昔と今では質が大きく違っているところもあるのだな、と思った次第である。

なお、たまたまPS3に興味があってゲームを調査してムービーやデモをみて思ったことでPS3が特に悪いという話ではないことは断っておく。

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2007/04/14

著作権保護期間を延長することの弊害とは - CNET Japan

リンク: 著作権保護期間を延長することの弊害とは - CNET Japan.
この記事を読むと色々思うところがあるのだが、適当に書き散らしてみたいと思う。

まず、コミケのパロディ作品については私の体験からいうと記事でもあるように認めたほうが良いのではないかと思う。
私はパロディ作品や同人誌から原作を手繰る経験がいくつもある。
そういう経験を最初にしたのは大学のサークルの部屋に置いてあった「少年チンプ」という同人誌をみて正直非常に面白いものを感じた。
しかしながら大学生にの頃は少年ジャンプは久しく読んでいなかった。それでは当然ながら面白さも薄い。
そこでまた読み始めることと相成り、無事(?)次の発刊の作品において非常に楽しむことができたわけである。
著作権を言い出すといわゆるパロディ以外のファン雑誌も著しく制限をされる。
パロディ雑誌も好きだったが、いわゆるファン雑誌の雰囲気も好きで好きな作家さんのところにいっては冊子を求めていた。
目的のを買った後もちらほらと面白そうなのを物色するのが当然である。
高橋留美子さんの作品を殆ど読むようになった(うる星やつらあたりは勿論知っていたが)のも同人誌がきっかけだし、
星里もちるさんや植芝理一さんの作品を読むようになったのは実はたまたま他の作家さんの同人誌に合作されたファン作品からの影響である。
(複数の作家さんに関する作品が一冊の本にかかれていることは珍しくない)

この記事にもあるが、著作権をいうのならば流通についてももっと配慮して欲しいと私も強く思う。
ある作家さんをはじめて知り、近年の作品から手を広げ、初期の作品ともなると廃版になっていることがかなりある。
有名になってからの作品は残っているほうが多いが、いわゆるデビュー作品をまとめた作品集などは手に入らないことのほうが多い。
巨匠といわれるレベルだと新たに発刊してくれることもあるが、そこそこのレベルでは全く無理。
だいたい10年も経つと手に入りづらくなり、20年も経つとほとんど手に入るほうが珍しい感じがする。
同人誌やWebのファンサイトなどで「これはぜひとも読んで欲しい」などとかかれていても手に入らないのでは話にならない。

そんな状態で死後50年だの70年だのいう論議になっても全く感覚が合わない。
まぁ、勝手にやっていれば?って感じになる。

著作権が微妙な問題となっているYouTubeに関してもいくつか実例をだしてみる。

Wiiのソフトを買うとき、参考にしているものが実際にあり、
エキサイトトラックとソニックに関しては完全にYouTubeでの動画で買うことを決めた。
百聞は一見に如かずと言うが、雑誌のレビューや写真などでは全く信用はできない。
ところが動画を見ればそのゲームのおおよそはわかる。
TVCMを打つと売れるというのはそういう部分も非常に大きいのだと思う。
マリオギャラクシーやワンピースなども動画をみて非常に楽しみである。
またはじめてのWiiについても上手なプレイをYouTubeでみることで参考になることもあった。

もうひとつ気になっているのはアイドルマスターというゲームソフトである。
XBOX360用ということもありまったくノーマークだったわけだが、「とかちつくちて」などというキーワードからYouTubeで関連動画を探すとでてくるでてくる。
YouTubeの動画だけでゲームのシステムの概要や「コンサート」というもののクオリティが把握できる。
あわせて公式サイトを参照すればいい。
今では是非ともやってみたいソフトのひとつになっている。
もっともXBOX360というハードに抵抗があるため購入に至らないがちょっとしたきっかけで買ってしまうかもしれない。
(WiiかPCで出てくれないだろうか)

著作権を振りかざしてこれらの動画が止められたりすればこのようなことも起きないわけである。
アイドルマスターに関しては半ば容認で実際に私のような事例が出ることを期待しているような雰囲気があるし、ゲーム動画も容認されている傾向がある。
この辺は少なくとも私の意識との温度差は少ないわけで非常にありがたい。
逆に温度差の大きいのは音楽業界やTV業界、特にDVD関連であろうか。
そして一部の漫画家ということになろうか。

一部というのは理解のある作家さんや出版社も多いということもある。
前出のコミケの例でいえばもう漫画家でコミケ出身というのは珍しくも無く、コミケとプロの2足のわらじも良く聞く話である。
ちなみにプロといっても連載がとれてやっと生活がというレベル(雑誌連載は一枚いくら勘定で定額だそうだ)、単行本を出せるようになり、ようやく売れた数に応じた印税が入るようになり、それなりに漫画家らしくなるそうである。
そこになるまでコミケでそれなりに稼ぐというやりかたもおかしくは無いと思う。
もちろんパロディ作品を書いていた人もいるわけだし、尊敬している作家さんのトレースしてもおかしくない。
また自分の作品の同人作品を楽しみにコミケにお忍びで買いに行ったり、スタッフに買いに行かせるという話も珍しくは無い。
つまりコミケの実情はしっかり知っているわけである。
実体を知った上で対処しているわけでそれがある意味当然といえる。

逆にどうみてもネットの実体を知らずにネットの害をあげつらっているつもりになったり、害ばかりみて利の部分を考慮しない頑なとしか思えない態度をとったり。
そういうのは止めて欲しい、というか世間にとってはそれこそが害ではないかとさえ思ったりもするわけである。

で、例えば関連記事として
国内の著作権団体、アップル・EMIらの「DRMフリー」サービスを牽制があげられるわけだが、これを読んで何を言っているのか理解できる人はいないと思う。
まぁ、一言でいえば少なくとも
「彼らは消費者のほうを全く向いていない」
ってことは確かなんだろうとは思うが。

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