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2006/09/14

iTunes7きました。

着実にコマを進めるApple

もう発表記事はあちこちでみていると思うので共感したブログを貼りつつ。

大方の予想通りのビデオ・映画への進出である。
640x480は確かにDVDの720x480相当と近似でありPCのピクセルとiPodを考えれば妥当である。
そしてTVも配信するという。

ソースがどこだったか忘れたが、P2Pを使う目的として既に入手できなくなった映像を手に入れたいから、というのがあるという。
違法はいけないという理屈は理解するが、お金を出しても入手できないものはどうしたらいいのだろうか。絶版や廃盤になったものは多い。ネットが発達したがゆえにその情報から存在を知ってしまい、欲しくなってしまうことはよくあることなのだ。
そのまま諦めろというのが模範解答なのだろう。でもそれは作品にとって、作者にとって、本当にいいことなのだろうか。それを電子ファイルとして入手することは本当に著作権の侵害(著作者の不利益)なのだろうか。
疑問に思ってしまう。

なにかと問題になっているiTubeはこのことを解決してくれることが多い。あの映像、もう一度みたい、人から聞いた映像、見たいというというものをかなえてくれているのは事実。しかし違法性はつきまとう。

それらの不満をいくつか解消してくれるのではないかと期待できるのがまさしく今回のAppleの発表にあったTV番組のダウンロード。
しかしこれが日本で実現するのはいつの日だろうか。iTMSの遅れの悪夢が蘇ってくる。
しかしTV放送はフレッツやGyao、Yahoo等で既に映像の配信が定着しつつあり、TV局とプロバイダ側の双方ともなれてきたのかだいぶコンテンツの増え方が速くなり、面白いものが増えてきている。
(面白いのが、というのが重要である。つまらないコンテンツを配信されても見るのが時間の無駄では。無論面白い面白くないは個人の好みなのでとりあえず量が必要なのも事実である)
いまだにまともなネット配信ができていない音楽配信とは比べるほうが失礼な状況となっている。

そしてDVDのネット配信。DVDの発売と同時に配信すると宣言している。(米国では)
日本でもぜひとも実現して欲しい。値段も期待したい。

結局、音楽はアルバム一曲揃えれば3000円近いと、CDを買うのと大差ない体たらくになっている。
気軽さはあるだろうがこれではiTMSで積極的に買う気にはなかなかならない。
CDに焼けるのは救いだが、普通にネットショッピングでCDを買っても宅配・決済してくれる時代。
ネットで配信を受けるというのもそれなりにメリットが無いと困る。

音楽業界が自ら「CDを買うメリット」にあげ、「海外盤よりも日本版が高価でもこれがあるから満足してもらえる」と豪語する、それがライナーノーツという存在。しかしiTMSではCDと大差ない額を払わせているのだから噴飯者である。(こんなことをいうとまた屁理屈をいうのが判っている。もうそんなのはうんざりである。)

さて映像業界はどう出るか。そもそも外資系が多く大量のコンテンツを既にDVDで出している。
キャンペーンだ何だでちょっと古いのは千円台は当たり前で放出している業界である。
iTunes Shop(Musicが取れたらしい)でDVDが1200円とか出てきたら凄いことである。
さて日本系はどう出るか。邦画はそこそこで出している。
問題はOVAやアニメ。DVDでなんとか収益を保っているが故に高価で、OVAなどは30分で6000円等の非常に高額な価格設定になっているのが通例。
数が出ることを期待して安価でiTunesに参入するか、所詮はごく一部にしか売れないのだからと高いまま続けるのか、損益分岐点に悩むことになろう。下手するとアニメ業界そのものを揺さぶることにもなってしまう。

映画を探しに行くと新作DVD相当が1200円。かたや音楽を買いに行くとアルバム相当で3000円。
音楽業界さん、そうなったら、これで大丈夫なのですか?
これでは音楽離れが起きても至極当然の結末ではないのですか?
(まぁ、1200円と決まったわけで全然ないけど。2000円ぐらいは期待したいな)

それにしてもAppleは本当に上手だ。
世の中がこういういくべきとかこう流れ始めているという潮流をしっかりつかんでいる。
その上でなおかつ自分でコンテンツホルダーを動かしてさらに流れを自分で作っている。
自分でハードも作り、ソフトもつくり、コンテンツも動かす。

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2006/09/13

PLC(高速電力線通信)解禁

「PLC解禁案に対する意見書は異例の分厚さだった」--電監審会長が会見

だいぶ前から物議をかもしていた高速電力線通信の解禁が決まったようだ。
あの時はDSLが丁度上り調子だったような覚えもあるが、今となってはDSLはとうとう微減となってしまった時代。
もう徐々に光に移行していくとしか考えられない(無論コストの問題があるのであくまで徐々にだが)
DSLが出始めた時点で「DSLは光時代へのつなぎ」と言われていたのだがまさに今、その分岐点に立っているのではないか。

そういう時代になっている今、通信回線としてはDSLよりむしろ劣るようなPLCをいまさら解禁する意義はなんなのだろうか。

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2006/09/10

はいびじょん3

1,2とあおっておいてなんですが、ある程度前言撤回致します。
そんなに感動するほど良くはありません。

偉そうに、理想論やらで放言してしまっておいて、実際のものを見ていなかったわけです。
それではいかんな、ということで見れるところを探してみました。
探す前にCDでも買おうかと思い、秋葉原は石丸電気SOFT1に行ったところ、ありました。

東芝のFULLHD(前回書いたところの1920x1080)の液晶(多分37か40)とHD-XA1が置いてあり隣の普通のDVDとの比較をしていました。
東芝ですからHD-DVDです。
映像はグラビアアイドルの類みたいです(すいません。よく知らない上にメモっていなかった)
比較ですから全く同じ映像のような絵が出ています。

HD-DVDを見た初印象
・・・・この程度なのか・・・・
当然、DVDというものは圧縮がかかっていますしね。でも期待するではないですか。
確かに従来DVDより細やかです(髪の毛とかまつげとかでわかります)。
でも期待していた遠近感がありません。

遠近感とはなにか。遠近感を感じるためには色々な要因がありますが、大きなのはボケ具合です。
焦点が合っている近くのものははっきりと、遠くのものはボケて見えるわけですが、それは解像度が十分に高く細かいボケの違いが表現できていないと駄目なんです。

その昔、エレショー(今はCTECでしたっけ)で、まだアナログハイビジョンといっていた時代のプロジェクタで見たときの感動が強いのです。
その感動の要素で一番大きなものは遠近感でした。当時は視差を利用した立体映像はありましたが、まったくそんな仕掛けが無くても立体的に感じるのです。
それはベースバンドという全く圧縮していない画像ソースであるわけですから単純に比較したらいけないでしょう。

でも、その片鱗ぐらいは見せてくれたって良いじゃないですか(笑

現実に戻って通常のDVDと比較してみます。
そうですね。ざっくり言って2,3倍はいいという感じでしょうか。(凄くいい加減です)

ただしこの比較には少々補足を書かないといけません。
それは通常DVDを表示しているのもFULLHDなのです。
DVDの720x480の解像度を1920x1080に引き伸ばして表示しているのです。
引き伸ばすときも単純ではなくて足りない分を上手に補完しているのが通常です。
よって従来のTVよりも細やかに見えるように表示されていることにはなります。
なので従来TVと比較すれば5倍程度はいいといってもいいのかもしれません。

じっくり見てみます。

・随分とブロックノイズが目立つな
・どうみてもFULLHDの画素を生かしきっていないな
・動くとなんか破綻しているんですけど
・動くとすごくぼけるんですけど

最後のは液晶のせいかもしれません。

というわけでHD-DVDとFULLHDのテレビを買ってもあまり感動はありません。
うーん。大画面でも難が無いというレベルでは内容に思うなあ。。。

・・・って結論付けては駄目だよな。
まず東芝の液晶TVであること。そもそも東芝のはさほど評判は良くありません、
ましてやFULLHDのはだいぶ怪しいと考えたほうが妥当です。
通常放送は繋がっていなかったのでなんとも評価できません。
さらにいうとなぜかTVには型番が書いていません。(プロトタイプなのかな)
シャープや松下の液晶で見たいところですね。
さらに言えばFULLHDパネルを使ったプロジェクタが液晶、DLP、D-ILAと各種で出ています。
この辺で大画面で出したときの映像を見てみたいですね。

というところで、他の用事もあるので終了。

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2006/09/09

はいびじょん2

フルハイビジョンで、という話を出したけれでもあまり変わらないのでは、という論がある。
確かにそのとおりなのかもしれない。そのあたりをちまちまとつっついてみたいと思う。

ここでデジカメを思い起こして・・・100万画素と200万画素の違いに相当するわけで、じゃあこの差が明確にあるか?といえば『ない』と思う人がいてもおかしくは無いと思う。

それでも1920x1080が良いというのは信号ソースの話がからんでくるわけです。

デジカメの『信号ソース』は人物やら自然物なアナログであるわけでそれをあなたのデジカメでサンプリング(デジタル化)するものであるから実は影響はあまり感じられない。
一方でデジタルハイビジョンの話では、ソースは1920x1080という規格で放送局側でサンプリング(デジタル化)された信号である。
場合によってはデジタル製作でこの解像度をターゲットにCGで作られた(合成した)作品さえも十分にありえる。
(註:放送では必ずしも1920ではなく1440という場合もあるようだ。また実情はもっと高解像度で作成した後、合成加工してから変換される場合もあろうが、その場合でもこの解像度に最適化されているのは間違いない)

こういう信号をせっかくデジタルチューナーからデジタルで、もしくはDVDプレイヤーなどからデジタル(HDMI)でテレビに入力できるのに、表示パネルが1366x768であると当然そこに画像の圧縮というプロセスが入ることになってしまう。
つまり本質的に画質劣化が起こります。
圧縮というのは非常に難しい。これもデジカメの経験でわかるかもしれないが、表示サイズを落とすと予想以上に画質が劣化するように感じるかと思う。
細かい描写が失われたりボケたりするのは勿論だが、モアレ模様(本来存在しない縞模様)が出たり、動画であればフリッカとなって見えたりと致命的なことも下手をすると起きてしまう。
デジカメの変換はかなり時間をかけても許容されるが、テレビではリアルタイムで行う必要があるため自ずと限界が出てきてしまう。
勿論これらをうまくごまかすテクニックがあるわけだが所詮はごまかしでそれが破綻することも起こりえるわけである。
ひどいものになるとぼかしまくってごまかすものさえもある。

まあ、結局はそれを我慢して使うのかどうか、ということになってくるわけですが。

なお、1280x720という規格もあるわけですが実際はこれに適合した映像ソースが無いようです。
実質的に放送局や製作側からは無視された規格となっているのかもしれません。

そんなわけでようやく『フルハイビジョン規格パネル』の量産が本格的に始まった最近がようやく本来のハイビジョン元年なのかもしれません。

というわけで単純なハード面ではいい話になっているわけですが、ソフト面では・・それはまた別稿で。

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2006/09/08

はいびじょん

ハイビジョン作品を“買う”楽しみ
映像評論家?の麻倉氏が例によって提灯記事を書いておられる。
といっても今回は揶揄をする話ではなかったりする。

ハイビジョンになるとはどういうことか。意外に書いている人が少ないので非常に卑近に書いてみる。

ざっくりいえばハイビジョンに移るというのはPC風にいうとQVGA(320x240)画面(DVDをコンポーネントで繋ぐなどハイエンドなことをしていてやっとVGAレベル)から、一気にSXGA(1280x1024)の、さらに1.5画面分の広さになるのと同じくらいの違いがある。
デジカメで言えば30万画素から一気に200万画素になるぐらいか。

HDとかBRディスクは50Gで従来が4.7Gだから10倍程度で相応にはでかくなっている。

何が代わるかって言えば、当然細かさが違う。
デジカメを例でいえば30万画素というのはメモにもなりにくいぐらいで写真として成立しない。
いわゆるスナップショットでぎりぎりという感覚。
テレビは動画だから許されているわけであって止め絵だと汚くて見るに耐えない。
みんなそんなもんだと割り切っているから気にしていないだけ。
200万画素になるとそこそこ写真として成立してくる。
文字もくっきりとれるから時刻表とか石碑の文字とかとっても余裕であとで読める。
写真にプリントしてもサービス版なら十分に見える。

細かさが出るともう1つ重要な要素が現れてくる。遠近感である。
ピントがあっているところとあっていないところでボケの差が表現できてくる。
結果、これは眼には遠近感となって現れてくる。写真でもそうだと思う。
ピントのあわせで遠近感を表現する、注目している物体を際立たせる、というのは基本的手法である。

と、いくら論をこねていてもどうしょうもないのだな。
私も言葉だけではなにもわからなかった。
実物をみる機会に恵まれてこそ、ようやく納得するものだから。


あ。ハイビジョンといっても一般的な1360x768や720Pといわれるパネルを使ったものだといまいち感動が薄い。
ちゃんとフルスペックハイビジョンと呼ばれる1920x1080で見て欲しい。

ただ、あまり感動は感じないかもしれない。
そのあと、普通のテレビを見てもらえばおそらくその差を感じる。
人間、一度贅沢をすると元に戻れない。その言葉を実感してしまうのではないだろうか。

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