« 電気用品安全法・続き | トップページ | 電気用品安全法・国会での動き »

2006/02/28

電気用品安全法・さらに続く

経済産業省への取材の記事というのは意外と見つからないもので、と思っていたらここにあったので引用させてもらいつつ読んでみたいと思う。
記事をかかれている小寺氏の文章も引用させていただくことにする。

PSE法のそもそもの目的とは、「非常にシンプルで、電気用品について消費者の安全を確保するためなんです」と経済産業省 商務情報政策局 消費経済部 製品安全課 課長補佐の福島 伸一郎氏は言う。
消費者の安全を確保するという具体的な意図がみえないでお題目を唱えているだけ、というのはいまさらいうまでもない。 そもそも根拠が全くない。 検査の民間への移行が目的なんです、といってくれたほうがよっぽど納得できる。
「これまで『特定電気用品以外の電気用品』のほうには、安全検査済みを表わすマークがなかったんです。以前はあったんですが、一時期なくした時期がありまして。今回の法改正では、規制緩和の流れの中で政府の関与を極力減らすということで、自己責任に基づく製品流通という方向に変わったわけですが、マークもないのでは自主規制にも齟齬があるということで。今回の法改正で、この表示と法律が合うことは、我々にも消費者にもメリットがあると考えています」(福島氏)
何度読んでも全然意味がわからない。というか、日本語として成立していない。
マークもないのでは自主規制にも齟齬があるということで。
特にここのくだりが飛躍している。なんで齟齬が出るのかがわからない。 あわせるんだ、メリットがある、とどうしても結論付けしたいだけで、結論だけ書いて理由とその過程が全くないという文章にしか見えない。
この表示と法律が合うことは、我々にも消費者にもメリットがある

法律と合うこと自体は消費者にも面倒がなくてメリットがあるのかもしれない。多分そう思わせたいようにか見えないけど。しかし思考がそこで停まっているのがいかにも官僚らしい。いいところだけ言って終わりである。
言葉でいっているときはなんとなく納得させられてしまうのかもしれないなぁ。
しかしこうやって文字になるとなんとも理論のかけらも感じない。
合うことでのメリットはあるのかもしれないが、性急に合わせることによる不合理さやデメリットが多すぎる。いわずもがな、中古製品に対する排除である。

 つまりマークと法律を1対1で対応させることで、製品に問題が起こったときに、我々も省庁もすぐ動ける体制にしておこう、というわけである。(小寺氏の記事)

1対1対応させないと動けないのか?そうでもあるまい。
すぐ動くといってもどの程度の差があるのか。殆どあるまい。
繰り返すが、メリットとデメリットは天秤にかけてどちらが良いかを考えるものである。
混乱するほど混在するならまだしも、旧と新が混在するぐらいはよくあることである。そのうち自然消滅するまではその程度は問題なかろう。
例えば紙幣・貨幣でも現実に多数の種類が流通し存在している。今、一円札でさえも使えるのだ。日常では殆どが切り替わっているために時々しか遭遇しない。
でも使えなくするわけでもない。そういうものではないのか。

 「以前ですが、新品で製造したもので安全基準に合致していない製品が中古として流通している、という情報があったんです。調査したところ真偽のほどは明確にならなかったんですが、実際にそういう可能性は否定できない。何かあったらこの法(PSE法)を運用して、中古市場で問題があった場合に対処する、という体制になっているわけです」(福島氏)
「情報があったんです」そして「真偽のほどは明確でない」と自らも言いながら、そんないいかげんな根拠、予測・意見によって根拠としているのか。 驚きさえ感じる。これは明らかにおかしくはないのか。 そこまで考えるのならばきっちりと統計による数字などで納得のいく根拠を積み上げ、その上で論じるべきである。その延長上で類推するのならまだ構わない。 ところが単なる「噂話」を根拠にするとは驚きである。 そもそも新品で合致していない製品があったら、中古以前の問題で厳しく指導するべき事態であろう。今回の論議に持ち出す話ではない。
むしろ中古品だったから火災になった、という事例は少なく、むしろ電化製品が故障などのトラブルが発生しやすいのは、使い始めて1年未満の、いわゆる初期不良期間が一番多い。実は中古品とは、長期ランニングテスト完了済みということで、実態は新品よりも安全性が高いという見方もできるのである。(小寺氏)
これはどこか論理のすり替えではないのかな。 故障と火災などの危険度は必ずしも一致しない、というより別物と考えたほうが良いかと思う。 初期不良はたいがいは設計上の問題を含めた部品のばらつきの不整合による不良である。 どちらかというと安全性とは関係ない。いわゆる単純に壊れた、という感じである。 これらに対する安全性の対策は十分に設計時において検討されている。 ところが時間がたつにつれ部品が劣化していき、ある部品が寿命を迎えたときに製品として壊れる。これは設計者にも予想しきれない事態がおこりえる。 なぜか。寿命を迎えたときの状態というのが予想し難いものだからだ。 当たり前である。この部品の10年後の状態を予想しろといっても難しい。 加速試験などによって予想はするがそれは正しく10年後ではない。 予想できないのだから対策がとりづらい。予想できない事故が起こりえる。

まだまだつっこみ足りないのであるが眠いのでこの程度でやめておく。

|

« 電気用品安全法・続き | トップページ | 電気用品安全法・国会での動き »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 電気用品安全法・さらに続く:

« 電気用品安全法・続き | トップページ | 電気用品安全法・国会での動き »