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2005/11/06

またネット社会が悪者ですか

 ブログで自滅する人々(第1回)~ブログで「祭られる」 人々 http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20051101/114110/

 ブログで自滅する人々(第2回)~「祭り」はこうして進行する http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20051102/114123/

またネットに対する無意味な不安か。なんだか呆れてしまう。日経ももっとしっかりして欲しいよな。

「祭り」というのはある限度を超えないと決して起きない。
この記事にかかれているように、私怨であるのは論外にスルー(看過・無視)されるのはもちろん、些細なことは決して祭りにはならない。
事例にもあるように、ほぼ刑事事件か、民事訴訟になるような事柄のみが対象となる。

そして最も嫌われるのが隠蔽、逃亡、さらに開き直りに対する制裁である。
どれもが「ひととしてどうなんだ?」という事例が多い。
これらは法の抜け道や微妙な点で制裁が加えることが不可能なため、制裁を与えよう、という行動である。
リンチ(私刑)の類にも属するため決して誉められたことではないのも事実ではあるが、 多くの人の逆鱗に触れる行動や発言をしたために起こっているだけともいえる。
つまり個人というよりも社会から反駁を受けた、という捕らえ方もできる(無論社会は個人の集合体)。

根本的に考えれば、その意図に賛同する人間がいなければ祭りなど生じもしない。
祭りとは言いえて妙であり、もともと何かに対する個人の意思の集合体で成立する。そこにはなんら強制力も存在していないし (興味本位や煽りにあてられたとしても)個々人の意思で動いているのである。
ネットでの個人にはなんら社会的制約や経済的制約、家族関係の制約すらないのだ。

つまり一定の人数からの反感(支持ともいえる)を受けないと成立がしないものなのだ。

そもそも簡単にあおられるような人物が祭りの中で重要な位置をしめることはありえないし、 相応の人間が相応の働きをするという実に現実的な結果しか生まれない。
つまり相応の人間が同意し、相応の人数が動かないと成立しないといえる。
ネットで書き込むことは簡単だから簡単に多人数が存在しえるようにみえるし、自作自演といって多人数を装うこともできる。しかし、 実行動を伴う祭りではそれは根本的に不可能なの事なのだ。
つまり、いかにネットが発端とはいえ、所詮は人間のやることにしか過ぎないのである。

突撃と呼ばれるものも、幼稚な人間がやればぐだぐだで成立すらしないで反撃さえされる。 実は結構キレのある人間にしかできない行為だったりする。実は社会的にある程度訓練されていなければできるものではない。

反社会的行動がたいていの場合晒される。
従来は隠蔽できていた行動が晒されているだけのことである。

事例で挙げられている項目をみると「祭られる」人たちに共通する点が思い浮かぶ。

それは誰かを(回りまわって、もしくはちょっと立場が変われば自分をも)馬鹿にしている、卑下している、自分が偉いとか思っている、 そういう行動をとった人たちである。
別の言い方をすれば弱いものいじめをしてそれを自慢している、そんな人たちである。
そういう人たちを懲らしめてやりたい、つぶしてやりたい、そんな気持ちが行動を起こさせるのだと思う。

ブログやネットうんぬんではなく、実は一般社会にはそういう人間が蔓延している。
社会というのは社会的弱者が殆どを占めているのはいうまでもない。強者に負かされている。
彼らはきっとそれを日頃から疎んでいる。それが度を過ぎて社会から逃げてしまった人たちもいる。
私もかなりそれに近いところにいる。(残念ながら社会からは逃げることはできていないが)

だから決して弱いものいじめはしない。多くの善良な人々とは無関係な話といえる。

ただ、例えば教師が悪さをした生徒を懲罰したとき、それに乗じていじめをするような卑怯者もいる。 そういう人間もネットには混じっている。
それはもともとそういう卑怯者がもともとに存在しているからネットにもいるだけのことであって、ネットだから発生したというわけではない。
何度も言っていることだけれども、ネットは社会の投影でしかない。

もっともいじめっ子みたいな奴がいると矛先がそっちに向くことも多いんだよね。人間はいくらでもいるから、 分化してそちらを叩き始めることもままある。

ブログで自滅する人々、っていうのはブログだから自滅するわけじゃなくて、元々自滅する要素を多分に抱えている。それがいままで、 たまたま発覚しなかっただけ。
で、ブログで露呈してしまって自滅した、と。そういうことならばいえると思う。

実はタイトルだけ見たときはそういう印象を持ったんだけど中身はどうもそういう記事ではない。

またもやネットを怖がる、にちゃんねるを怖がって悪印象をつけるかのような記事。それは違うだろうと。

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