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2004/12/30

福岡ソフトバンクホークス

福岡ソフトバンクホークスについての記事があったのでこれをみておもうことつらつらと。

堀江社長率いるライブドアと三木谷社長率いる楽天。この2社が新球団で紛糾したのとは対照的に、孫社長はなんともあっさりと福岡ダイエーホークスの身請けをやってのけた。
あの小うるさいオーナー会関係での一番うるさい例の2名が問題で叩かれ元気がなかったこともあろうが、あまりにもあっさりと決まった。
記事でも触れているが、本当にしたたかであると感じる。
なんにせよ、縮小均衡に移行しようとしていたプロ野球をとりあえず現状維持とし、新しい血が久しぶりに入ったということでなんとも面白いことになってくれるのを期待している。

私もパソコン歴が長いこともありその目からみたこの三社をちと評してみたいと思う。

一番古株は日本ソフトバンク社。私が最初に聞いたのはソフト流通での話だ。パッケージソフトの流通の半分以上を扱う最大手であると聞いた。
もうひとつの顔はコンピューター誌出版社としての一面だ。当時はパソコン雑誌専門というところはなく電気電子の技術系の出版社が新規分野として出していた中での登場に見えた。
中でも目を引いたのがメーカー毎の専門雑誌である「Oh!」シリーズだった。
8ビットパソコン時代には日本電気のPCシリーズ、富士通のFMシリーズ、SHARPのMZ/Xシリーズ、短期であったが東芝のPASOPIAシリーズ等、各シリーズを専門に扱う雑誌を企画しかなりの支持を得ていた。当時は派閥といえるほど各社毎にパソコンマニアが存在しており宗教じみたところさえあった。
私はSHARPファンであったのでOh!MZ/Xを購入していた。この雑誌はメジャー三誌の中では一番売れていなかったらしい。特にXになり主流がX68000になってからは熱狂的支持者は確かに存在しているものの、雑誌自体の売れ行きはまったく芳しくなかったらしい。
メーカーとしても他社と比べて動きが少ないためいわゆるネタが少なく雑誌としてはきついものがあった。何度も存続の憂き目にあっていたらしい。
しかし独自の企画(S-OSや各種の技術的解説、連載)の内容の濃さは他にはみられないものがあり雑誌の勢いとしては失われてはいなかった。
それを感じていたのか、何度も最後の孫社長の決断の「多少赤字でもいい。続けていいよ。」に救われたとのこと。

昨今は派手すぎる発言の過激度やY!BBの個人情報流出事件など悪い意味でのいい加減さが出てしまっているのが残念だ。
そう、10年以上も前、たまたまちょっと話す機会のあった時、かの会社の社員から聞いた言葉をいまだにはっきり覚えている。
社長自ら「立っているものは孫でも使え」といっていたらしい。いうまでもなく「立っているものは親でも使え」のアレンジだが、ともかくも使えるものは何でも使え、目的を一番速く達せられるのなら社長とかそんなことは些細なことだ、という意味なんだと思う。
それが今回の迅速な受け入れ劇にも通じているのではないか、と感じた。目的がともかくもはっきりしている。それも割と理想ともいえる目的だったりもする。そしてそれに対してまっしぐらに進む。それは魅力なのだがその途中での障壁やトラブルを軽視するきらいはある。
まぁなんにせよ、これからの孫社長の野球界での”あばれっぷり”に注目したいと思う。

それに比べると2社の印象はきわめて薄いといわざるを得ない。確かにいろんな意味で若造なのは否めない。

堀江社長率いるライブドアだが、彼はライブドアの創始者ではない。元はオンザエッヂという会社を起こしており海外ソフトの販売をする商社みたいな存在だったように思う。印象に残っているのはLindowsに関する”事件”だ。
LindowsというのはLinuxの派生もの(ディストリビューション)のひとつで最初はMS-Windowsのアプリケーションも動作するという触れこみだった。
しかし形になっていくにつれどんどんトーンダウンしていき最終的に商品としたときには全くそんな特徴とはかけ離れたものになってしまっていた。
技術的にいえば「Debian系でアプリケーションの導入ツールを加えたもの」で「どちらかといえば出来が悪い」という評価のようだった。
ご存知と思うがLinuxは大抵はそれ自体は無償でありオンラインで入手できる。パッケージでもかえるがむしろサポートやそれに含まれる有償ソフトにに金を出す、という感じであるのが一般的なスタイルとなっている。
Lindowsでは特にそのようなものは無く、アプリケーションの導入ツールの使いやすさのはずであり確かに英語圏であればまだ救いとなった。いくつかは金を払う価値のあるものもあったらしい。しかしそれらは日本にローカライズされたものは皆無でありターゲットのはずの多くの初心者に近い日本人にはメリットはほとんどないとしか思えない状態だった。
さらにサポートも悲惨な状態だったらしい。ほとんど技術的な質問に対して回答できるひとがおらず、対応ハードへの検証すらはっきりせず、動かないとしてもほとんどサポートされなかったとのこと。
それらの情報掲示板があったらしいが製品を購入しないと見れないようになっており購入前に確認ができないというなんともはや。な状態だったらしい。
(後日改められたらしいがもう冷え切った頃であったからどうでもいいこと)
そのうち、無料プロバイダで名をはせたライブドアという会社が設立される(創立者の名前は失念した)。資金繰りの問題で売りに出し、その受け入れ先が堀江社長だったということ。そして、なんと堀江社長は自分の会社の社名を変えてライブドアにしてしまったという驚くべきことを行った。ライブドアの創立者もこれには驚いたらしい(そりゃそうだわな)。
まぁ、そんなこんなで悪い印象しかないのだな。他にも単にソフトを持ってきて売ることをやっているがどうもまともに見えない。
販売というより転売という感じがどうも強い。ポリシーというかカラーというかそういうものが感じられないのだな。
例えばブラウザのOperaの日本独占販売権を取得したというのも話題になったが、以前よりOperaは日本でも売られておりむしろ「なにするんだ」っていう印象のほうが強い。こういうものは先んじて日本に紹介して広める努力(多少のリスクを持つ)をすれば独占権も当然と思うが、Operaはそんな感じは全然無くむしろネットなどの口コミで広げたという印象をみんなで持っているのではと思う。

さて、最後の楽天。これが一番よく知らない。
楽天市場はインターネットショップの中では有名どころのひとつである。が、買い物をしたことは無い。
アフェリエイトというネット広告の一種の制度を熱心にやったりもしているのは特徴といえばそうなのか。
市場の全体の土地を持ってそれを各店主に貸すという感じの立場なんだろうが、いろいろと締め付けやらの悪い噂は聞く。
でもそれは有名どころなら引く手あまたであって条件を吊り上げるのはごく自然なことであると私は思う。
市場全体の統一感というのもあるから、チェーン店的なある程度指導的な意味合いもでてくる。

まあなんにせよプロ野球が活気付くのはファンの一人としてうれしい限りである。
いろいろあったが初の東北のチーム誕生であり、これで北海道、東北、関東、中東海、関西、山陽、九州と球団が散らばってきた。
北陸信越については数年後には新潟にスタジアム建設が予定されており期待したい。

そして四国。

なんでも石毛氏のぶちあげた四国リーグについても予想を上回る入団テスト生が集まったようでこちらも注目していきたい。
決して楽な道のりではないのはあちこちから指摘されている。当人も判りきっていることだと思う。
それでもマイナーリーク的な位置付けになるであろう四国リーグには期待したい。

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2004/12/29

Blogのツール

ubicast Bloggerというものがvectorで紹介されていたので試してみている。

基本はHTMLエディターでそこで記述をするタイプ。

まず、導入部分はいたってよく出来ている。

一見当たり前だがログインの名前とパスワードの設定はWizardで行えるようになっているが、テストボタンがちゃんとあって設定があっているかどうかをそこで確認が出来る。感心した。

複数のブログを持っている人にとっては非常に便利ではないかと思う。

投稿する時点で投稿先を選んでボタンを押せばいいのは専用ツールならでは。

使い分けている人も多いだろうし私のようにこれから使い分けたいと思っていたが管理が煩雑になることが嫌っていたものにとってはひとつ障壁が減ったという感じがする。

Web投稿だとブックマークしていたりログインしたりしているうちに頭の中のネタが薄れていくこともままある。

とりあえず書き始められるという点でこういう専門ツールというのはいいものだろう。

エディタ自体の出来は過不足無く無難に出来ていると思う。速度も遅い部類のノートで使っているがエディタ並に十分速い。

難をいえばエディターの行間が空きすぎて全体が見にくいことか。これがユーザーが調整できるといいのだが

ブログの種類は選ぶようだがツールとしては当然のことではある。専用ツールならではの使いやすさは当然ある。

フリーソフトなので気軽に使ってみてはいかがかと思う。

続きを読む "Blogのツール"

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2004/12/27

書店の倒産相次ぐ、がニュースに

書店の倒産、増加続くだそうだ。
これを感じている人は多いと思う。
もう数年以上前から、うちの近所でも個人経営と思しき店は次々に消えていっている。
かといって私自身はあまりノスタルジーは感じない。
厳しい言い方かもしれないが書籍に関してはその在庫量がなによりも大事だと思うからだ。
普通の店と違ってその店のお薦めの書籍とか(店長お薦めとか)そういうものが成立しにくいものであるし、実際それをやっている店というのは見たことが無い。せいぜいが平積みというやつだが。
こういう本が欲しいんですけど、といってもそれにきっちり対応できる店などは見たことが無い。
そもそも小さい店では物理的に在庫で対応しきれないと思う。
神田あたりの専門書籍の店なら例外だが書籍の知識を豊富に持つ書店なんてほとんどない。
それではっていうんで関係する本を一通り入手してみて選ばせてくれるのなら話は別であるがありえない話である。
結局は自分で調べて店に入荷してくれるように頼むことになる。
だから書店は書籍量から大型の書店しか残らなくなっている。チェーン店系でDVD/CD(レンタル)やゲームも併設しているところが。
そういえば雑誌類はコンビニでは買わずこの手の店で買っていることが多い。コンビニは売れ筋しか置かないので困る。小売店でもそういう傾向はある。

もう時代は変わった。
今の時代だからその調査はインターネット上で評判を聞きまわるのが自然である。
検索エンジンを活用する。そうなれば書籍のオンラインショップも貴重な情報源のひとつとなるのは当然。
さて、その後にわざわざ本屋で頼むだろうか。
否。ありえない。そのままオンラインショップで注文するだろう。
そのことに関する手間やリスクはほとんど無いからだ。
ほとんどの書籍は数日で入手できる。その到着をメールで知らせてくれるのがありがたい。
最近は、ネットで検索して注文する→到着のメールが携帯に入る→自分で指定したコンビニに行く→そのメールをみせて到着番号を教えてものを受け取る。代金はそこで払う。
とまぁこんな流れになる。
当たり前だが、調べるとき、書籍の名前はだいたいでかまわないし作者からも検索できる。
作者で検索をかけるとその人の以前の作品なども出てきたりしてつい余分に注文してしまったりもする。
私はコミックを買うことが多いが、どうせ中身は店で見れないので店で買うことが極端に少なくなっている。
オンラインショップなら、たまたま売り切れということもない。
小売店の優位店があるとすれば廃刊になった本がたまたま在庫で残っていた、という程度しか思いつかない。こうなるとむしろ中古書店を回ったほうが入手確率が高い。
専門書は高額であることもあり、依然として店で中身を確認してから購入することになるがこれは一般の小売店では扱うことを望むことは出来ない。まあ、東京に出たときに買い込むことになるわけだ。

まあ、そんなこんなで小売店は「つかえない」存在に落ちてしまったといえる。少なくとも私の中では。

こういう流れを事前に察知して書籍小売組合みたいなところでもあってオンラインショップを開いて受け取りをお近くの本屋さんで、とでもやればまだ利用したかもしれないけれどもね。。
仮にやったとしても、もういまさらって感じになってしまうだろうね。もう近所の本屋さんはあまねく潰れてるし。

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2004/12/14

火狐、大好評

本日はもうひとつ

Firefox 1.0、1000万ダウンロード突破--公開から1カ月余りで

まぁ、こんなに勢いがあるとは予想していなかった。世間はもっと保守的だと思っていた。

私もFirefoxはΒのころから使っているが実によく出来ている。Operaもいいのだがやや贅肉があるという感じだった。
IEは頻発するセキュリティホールにうんざりさせられる上にともかくも使いづらい。
メニューもファイル操作と統合しているために整理されておらず鬱陶しい。
メーラーを分離して軽くして敷居を低くしているのもよい。
不要と思えばすぐに消せるという気軽さが重要。

CSSへの対応とかについては私は評価できるスキルに無いのだが、主だったサイトではまったく問題が無い。
たまに問題のあるサイトはみかけるが無視できる程度なので気にしていない。
いわゆるとるにたらないという感じ。

どんどんシェアが拡大する一方だということだがどこまでいくか楽しみだ。

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経産省が調達ガイドライン作成へ

「IEでしか読めないページ,Windowsでしか使えないシステムは不適」,経産省が調達ガイドライン作成へ
なにをいまさらという感はあるがようやく間違った現状を理解したというべきか。
記事中にあるようにActiveXを前提としたページ作りなどは言語道断である。
本質的にセキュリティの観点から使ってはならないものだしいわゆる優良企業ではこんなもの使ったページ作りをしているところなんて皆無である。互換性に問題を多く孕むJavaScriptさえも忌避しているものなのに。
動きのあるコンテンツを作りたいのならMacroMediaのFlashを使うのが常識となっている。
これも一企業の作ったものではあるが非常にポータビリティが高いことで定評がある。

この記事では触れていないがMS-WordやExcelで作った文書も同様に問題がある。
さらにひどいものになるとVBAマクロを使っているものもあり、これも現在のMicrosoftのマクロに対するセキュリティポリシーからするとそれ自体に問題がある。

これは書類の保持性の観点からも問題がある。
昔から使っている人であれば誰しも苦労させられているがMS-WordやExcelのファイル形式はその世代ごとに微妙にずれていることは誰しも感じており(メーカーは上位互換といっているのだが到底そうは思えない)同一性の保持に問題があるといわざるを得ない。
一企業が策定したという形式、という問題ではなく、その形式の詳細が公開されていない以上、これを後年に再現できるという保証がない、という点に問題がある。
一般に書類配布に使われているAcrobatReaderでよめるPDFにおいては、これも一企業の策定したものであるものの、その詳細が明らかになっているために後年での再現に問題はきたさないといえる。
また、ファイルの変更ロックや変更等に対するパスワード設定、印字の制限など文書配布時の管理についても配慮がされておりポータビリティも高い。

ここでは触れていないが、携帯電話に対する配慮もそろそろ必要ではないのだろうか。
主だったサイトではi-mode/EZWeb/J-Sky対応などと謳っており必要な情報を携帯電話でも得ることが出来る。
日本でのこのようなブラウザ付の異常なまでの普及率を考えれば対応してしかるべきではないだろうか。
さらにいえば定額制が三社ともに導入されたことからさらに携帯電話による利用度があがることは間違いない。
企業のサイトの携帯電話対応もさらに強化をする方向に行くだろうしその流れを無視するものではないだろう。

省庁というのはとかく「知らしむべからず」の体質があるといわれているが、それを払拭するにはともかくも情報公開が重要である。
その姿勢が問われているが、この記事の件はあくまで技術的な観点からの話といえる。
もっと重要なのは本当に国民と情報を共有しよう、国民とともに国家を築いていこうという本来の役人の姿勢そのものであり、その姿勢がまさに問われているのではなかろうか。

あえてカテゴリに政治を選んだのはそういうことだったりする。

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2004/12/09

ThinkPadの身売り話

ここ数日でIBMのノートPCであるThinkPadが身売りされることが話題となっている。
私もかつてThinkPadユーザーであることから若干感ずるところを述べたいと思う。

ThinkPadはいつの時代も高い。安くなってきても業界全体としてみればやっぱり高い。
最初に買ったのはThinkPad560であり、その次はThinkPad600であった。600は安値一番の店で買っても40万もした。
まぁ、私はパソコン自体が趣味みたいなところはあるのでこの辺はぎりぎり許容範囲というところか。
でもはっきりいって多くの人にとってはあきれるほど高いと思う。
しかしその次からは買わずにいまはNECのLaVieを使っている。もっとも600もLinuxを入れて使っているが。

では高くてもなぜThinkPadを買ったのか、その次は買わなかったか。
それは過剰品質とも言える堅牢性にある。ともかく私は粗忽な癖をしてパソコンは常にそばにあってほしい。
バッグも専用のを買う気にはならない。そうなると持てるのはThinkPadだけとなってしまう。
ほかのものはやわすぎて持ち運ぶのが怖いだけの話ではある。ある意味ほかには選択肢が無い。

別の理由はキーボードの良さである。文字を入力していて心地よいキーボード。
デスクトップも昔はメカニカルキーボード、現在はHHKを使う私にとってはノートといえどもキーボードに妥協はしたくはない。
また、いまでこそましになっているが、多くのPCに採用されたタッチパッドは非常に使いにくく、キー入力中に親指の付け根あたりがちょっと触れただけでマウスが動いてしまう。こんなキーボードでは使用に耐えられない。

薄さや軽さでNo1にはなれないが、その理由を知れば納得できるものであること。信頼性を削って軽くしたり薄くしたりはできる。贅肉は落とすが筋肉までは落とさない。鍛えられた筐体。そういう印象を受けることができるのが魅力。

これらの3つの理由からみて、600以降ぱっとしたのがなく、LaVieを買ってしまった。
Aシリーズであるとか上級ランクであるTシリーズにも魅力を感じられなくSもいまひとつであった。
その後、Xシリーズがでたが、これは結構欲しいと思える機種であった。
結局そのユーザーとはなっていないが、ノートPCへの依存度自体が減った(むしろ現在のメインはLinuxZaurusである)ために購入する気にはならなかっただけではある。(LaVieといってもCrusoe600のころの昔のマシン)

さて、中国のメーカーに身売りされたThinkPadはどうなるのだろうか。
実はかなりこの2点というのは微妙だと思う。高いが高品質。それ自体がThinkPadの存在意義といえる。
低価格化と高信頼性を天秤にかけたとき(商品設計は常にこれを問われる)、迷わず後者をとれるのか。
安っぽさが支配してしまわないのか。仕上げのチープさは非常に気になるものだ。
ThinkPadらしさが保たれるのか。ファンのほとんどはここが一番心配なのだと思う。
ただの黒いパソコンでは何も意味が無いから。

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2004/12/04

NW-HD3をネタに

SONYの携帯音楽プレイヤーであるNW-HD3
これをネタにしてみよう。3度目の改変にもかかわらず相変わらずぱっとしない。なぜか。
その辺がこの機種に限らず、いや、PC業界全体に最近漂う不景気感にも直結しているように思うからその辺を考えると面白いと思う。

まず、iPodを好例として考えてみる。
AppleはiTunesを無償で配った。機能制限は一切ない。とりあえず気軽に使ってみることができる。
買ってみて開けてみるまで使いこなせるかどうか悩む必要は皆無。
個人差はあると思うが、私が思うに間違いなく今までの中のソフトでトップクラスの使いやすさである。
iTunesが使えればiPodは確実に使うことが可能と断言できる。iPodはその機能限定版といえるから。
カタログ上は大したスペックとかはない。電池のもちとか悪い。
そもそもカタログスペックで競おうとは思っているふしが見られない。

iTunesはiTMSなどの音楽のオンラインストアが注目されているが、実際は手持ちのCDをリッピングしてその曲を聴くのがメインだろう。そもそも日本ではまだ始まる気配もない。
そうなると取り込んだCDから取り込んだ曲にタイトルをつけるシステムが重要となる。
iTunesではGracenoteCDDBを利用している。
このシステムは実は基本的にボランティアというか個人の入力に頼っている。未入力タイトルだと入力を促すのだ。
そう聞くと面倒だと感じると思うが、実際には入力画面がでることは非常に稀である。
なぜならそれがでるということは世界ではじめてそのCDをいれた人間だからだ。
おそらく10タイトル以上入力したというような人は相当な猛者といえるのではないだろうか。

これがどこかがクローズに行っているシステムだと途端に失望感を感じることになる。
ソフトに添付されHDDに何百万曲のデータが入っていようが意味がないのだ。あっという間に陳腐化する。
ネットから新しいのを取れるといっても誰かが業務で入れているとなるとどうしてもタイムラグがある。
必ずしもただでCDを入手できるわけでもなかろう。その経費は必ずどこかに跳ね返ってきている。
誰かが一億円用意するのは難しいが、日本国民全員がひとり1円づつ寄付できれば一億円あつまる。
そういうシステムを作ることが賢いやりかたであり協力させる気を起こさせることが重要となろう。

くだんの記事に戻ると使い勝手などにおいて「まだそんなレベルで話してるの?」という印象しか感じない。
そしてまだまだ足りないので「なにをやってるの」という感じ。
前の機種からだが、なんで「くるくるぴっぴ」じゃないの?とSONYファンならずとも思うだろう。
これは携帯やCLIEでも定評がありSONYの強みのはずだ。これを中心にして操作性を練ってこそ、iPodと対抗しうる手段になると思うのだが。
リモコンについて持ち上げているが、結局、3行リモコンは漢字非対応ということのようだ。なんか騙されそうになっているようで気分が悪い。これは記事の書き方も悪かろうが。
SonicStageの様々な制限にしてもまったく話にならない。著作権をないがしろにするつもりは毛頭ないが、すくなくとも現状と同等であるのは最低限のことだし、もっと単純で理解しやすいシステムにしないと駄目。

MP3対応なんて些細なことでしかない。私自身はMP3でリッピングしたデータがかなりあったがもういちど全部iTunesでCDから取り直した。理由はそのほうが楽だからだ。リッピングした当時はHDD容量が少なかったため低レートで取り込んだものも多く、今ならもっと高レートで取り直したいものが多々あったというのもある。

そして値段が高い。性能機能のあちこちに見劣りしてなおかつ高いのでは話にならない。

値段はハードウェアに比例しがち。そして見劣りしているのはソフトやシステム構成の出来の差。

最近のユーザーはややこしいことを極端に嫌う。それを超える便利さや気持ちよさがあれば基本的に頭はいいので問題はないが、企業側の勝手な理屈で面倒になっていたり、他者がすでにやっていればそれを敏感に知っていてだめなところは簡単に切り捨てられてしまう。
それらが端的に出ているのが一連の「iPod一人勝ち」の状況ではないかと思っている。

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