2008.08.07

「28度」は根拠なし

リンク: 暑すぎて仕事効率低下も クールビズ「28度」に根拠なし? - ITmedia News.

 一方、クールビズで名前が売れ、いまや将来の首相候補とも言われる小池氏は「室温28度は建築物衛生法、労働安全衛生法の上限温度を根拠にしています。部屋の向き、人口密度やOA機器の多寡によって実際には温度が上回る場合はあります。空調機の温度設定と実際の温度との差が生じることもあります。建築物や空調の種類にもよりますが、涼しい日でも28度の温度設定のままでいるケースなど、より細やかな対応、工夫が求められます。総合的な意識変革と技術革新のきっかけになることを期待します」とコメントした。

ここんとこ毎年ネタとして出ているような気がする。
労働安全衛生法で定められているってことは28度より上の温度の環境下で働かせていることは問題ある、って意味のはず。
温度設定を仮に28度にすれば当然温度ムラがあるわけでそれを越える場所が存在する。
つまり法違反ということになるわけだね。
そういうことをちゃんと言わずにこういう回りくどいつうか曖昧なコメントをするのがどうかしている。
「より細やかな対応、工夫が求められます。総合的な意識変革と技術革新のきっかけになることを期待します」なんて言い方をしているのは完全に指導する責任の放棄ですな。
押し付けるな、というのは法で曖昧な部分であってこういう法に触れかねないことはちゃんと言わないと駄目でしょうが。
もしくは他人事と捉えているのか。
もしくは人に責任を押し付けているのか。
どっちにしろ首相候補どころか少なくとも大臣、いや国会議員としても資質に疑問を感じるとしないといけないでしょう。

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2008.08.06

HD画質

意外とHD画質がどうであるかという紹介って実例をあげてはなかなかされていないのであるが、珍しくそれをやっている記事があったのであげておく。

リンク: 買っとけ! Blu-ray
いつのまにやらBlu-rayになっていた買っとけシリーズである。

BDなんかいらない、DVDで十分とうそぶく人もよくみかけるのであるが、これだけの差があるわけで。
特に映画では背景の細かい描写までも堪能するものであって高画質であることは重要なことなのである。
もちろんこういうのをみても、こんなのは微々たる差でDVDで十分だよ、というひともいるでしょうけど、そういう方は映画を表面だけ楽しんでいる類の方だと思いますのでそれはそれで仕方ないかとは思いますが。

BDはDVDより高額な傾向があるのが残念であるが、なるべく同じ値段にしてDVDからリプレイスしていって欲しいものだと願う。

とはいうもののいまだにBDプレイヤーが国内で販売されていないのもあって個人的には購入できていないわけであるが。
そろそろ発売してくれないものかなあ、と思うし、仕方ないからBD-RWなデッキを買うか(ハイブリッドに比較すれば何万も安いしシンプル)というのが悩みどころではある。

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2008.08.05

(続)ワンフェス事故

原因について

たまたま朝の番組でみた話(日本エスカレーター協会のえらい人が声の出演あり)によると
過重量であるという結論だった。
以下、適当にネット記事を拾い読み

読売新聞

東京ビッグサイトでは、イベントの運営会社に、エスカレーターのステップに続けて2人以上を乗せないよう指導していたが、目撃者によると、事故当時、各ステップに2~3人が乗っていたという。日本オーチスの広報担当者は「テレビ映像を見る限り、異常な乗り方」と話している。
テレビ映像には平常時の映像は私は見ていないのだが。
まあそれはさておき、2人では問題ない。各ステップに3人が乗っていたそうだが、恐らくまばらにだろう。
その辺は先の記事の岡田氏の話と食い違ってしまうためだ。
それにしても2人というのは極普通の乗り方だろう。3人はたまたま友人同士であればその程度乗るのは普通ではないだろうか。
デパートや駅などではよくある話ではなかろうか。
普通の人であれば異常であるという感覚は無いだろう。
つまり広報担当の方の感覚には疑問を持ってしまう。

日経新聞

開場と同時に入場者がエスカレーターに殺到し、事故が発生した。事故機のような幅1m程度のエスカレーターの場合、通常は1ステップ(踏段)に2人しか乗らないが、事故が起きたときは3人乗っている様子も確認されている。
なんか誤解を招く記述の仕方である。
まず、殺到したということは、先導グループにいた岡田氏の話と食い違っている。基本的には2人づつ整然と乗っていたが、3人になってしまったところもある、というレベルのようだ。
国土交通省は8月4日、東京都江東区の東京ビッグサイトで発生したエスカレーター事故について、事故原因などを調査するよう関係機関に要請したことを明らかにした。
とりあえず公的なリポートが出るようだ。
朝日新聞
同展示場などによると、エスカレーターは幅1.2メートル、長さ約30メートルで、84段あり、傾斜約30度。同署によると、1段あたり130キロの重さまでと定められているという。だが、目撃者によると、一部で1段に3人くらい乗っているように見えたという。
これも見えたという、という実に曖昧な発言。
それはさておき、私はこの数値に驚く。130キロという数値は果たして設計上妥当なのか。2人乗るということは一人あたり65kg以下でないと駄目なのだ。成人で65kgという数値はおそらく平均値あたりではないだろうか。
ちなみに通常の体重計というのはおよそ130kgぐらいが上限らしい。
つまり人一人というのは130kgぐらいは想定するものですよ、ということではないのだろうか。

オーチス社は「駆動して逆走することはないが、過重量でとまり、自然に落ちることはあり得る」としている。
これも驚く。 過重量でとまるのは当然としても自然に落ちることがありえるというのだ。 ここでは落ち方が問題である程度制動が効きながら落ちるのならよいのだが、岡田氏の状況説明からするとどうも自然落下、つまり加速をつけながら滑り落ちていっているようなのだ。 社の人はどちらのつもりで言っているのかは不明だが落ちても当然という設計をしているということに驚く。

朝日新聞の図からみるとエスカレーターは先頭の人たちにすればおよそ6割がた来たところで停止したということのようだ。
つまり2人が許容搭乗数としてまだ最大搭乗数(?)の6割も乗っていないのだ。
仮に3人ぎっしり乗っていたとしてもまだ2人ずつ乗っている数とほとんど同じというところなのだ。
毎日新聞

設計上は、ステップ当たり130キロの計算で、計1万1180キロ(ステップ86段)の荷重に耐えられるが、オーバーすると自動停止する。目撃者によると、発生時は、客らが数珠つなぎのような状態だった
オーバーしたが自動停止はしなかった。
エスカレーターが自動停止してもなお乗る人などいない(というか前の人がつかえているのだから乗れない)からそこからは荷重は増えるわけが無い。
破壊前に止まったというのをどう捉えるかという話になってしまうが、理屈上の自動停止をしたとしても、自動停止状態から破壊・落下に至ったということになる。
これは設計としてどうなのだろうか。

記事としては殺到したから、というのをどうも強調したいようだが、事実を拾い上げていくとどうもあやしい。
そもそも殺到したというが、最前列の岡田氏はずっと立ち止まって乗っていたわけだからそこからずっと人が詰まっているはずの後方、エスカレータに乗る時点で“殺到”することは困難である。
入り口までに殺到することは仮にあってもそれは事故とは無関係であるのはいうまでもない。
仮に2人であれば隙間をすり抜けていく不届き者がいるかもしれないが(かなり難しそうだが)、ところどころ3人乗っているという証言が本当だとすればそこですぐ詰まってしまうわけだ。
この時点で話が矛盾している。

仮にオーチス社の見解をそのまま受け取ると、オーチス社のエスカレーターはこういうことになる

・エスカレーターというものは平均体重以上の人の場合は2人でも危険だから並んで乗ってはいけない。
・過重量で故障した場合、とまるかもしれないが落ちるかもしれない。

エスカレーターというものがこんな設計基準(目標)であることに私は正直驚く。
いきなり落ちる状況になることにも驚く。
安全機構というのは考えすぎると際限が無いが、すくなくとも過重量がかかれば壊れる前の尤度がある状態で警報装置が鳴るなり、無視しつづければ停止するのが常識的なところではないのだろうか、と思う。
いや、そう思っていた。
それが間違っていたというわけなのだろうか。

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2008.08.04

ワンフェス事故の証言

リンク: レコーディング・ダイエットのススメ: 証言;ビッグサイトのエスカレーター事故について(訂正と追記あり).

こういう事故が起こるとかならず、「マニアたちがお宝めがけて殺到したので大混雑して、そのせいで事故が起きた」と言う人が現れます。
ごめんなさい。正直私もこう思いました。
よって僅かなお詫びですがこのリンクを貼らせていただきます。
詳しくはリンク先を見ていただきたいと思いますが、一部だけ抜粋しておきます。
会場当時の「走らないで」「ゆっくり順序よく行動して」というアナウンスは徹底していました。また僕たち参加者やお客さんたちも、アナウンスを守り、普通のサラリーマンの人よりもずっと行儀よくエスカレーターに乗っていました。事故が起こるまで、みんなエスカレーターの手すりを持って動かなかった。混み合ってもいなかったし、人を押しのけて歩いて昇降する人もいませんでした。通勤ラッシュや歳末のデパートなんかでは、もっとひどい光景を目にするけど、比べものにならないほど静かでおとなしかったんです。
それにしてもこのレベルの事故というのは私はほとんど記憶がありません。
ワンフェスというイベントで割と若い大人や青年ばかりだったというのが不幸中の幸いだったのかもしれません。
子供や年配の方がいらしたら結構やばかったのではないかと思ったりもします。

怪我をされた方には申し訳ないのですが本当に死者が出たりしなかったのは良かった。
こういうイベントは個人レベルの主催であったりなど基盤が非常に弱いため、自粛の流れになってしまうと自粛をせざるを得なくなってしまう。それが怖い。
事故の理由がどんな理由であれそういうことを言う人がいるのです。
「今回の事故の理由はエスカレーターの問題だったとはいえ、こういう事故がおきた場合の責任を・・・」などという言い方をする人は必ずいるのです。

それにしても何がおきたのでしょうか。私も事故の原因をぜひとも知りたいと思います。

続きを読む "ワンフェス事故の証言"

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2008.08.03

例えばレコーダーの補償金は759円

リンク: 補償金支払い義務者をメーカーに、権利者側が経産省と交渉の構え.

あかわらずつっこみどころ満載の権利者側の論で、もはや今回はつっこむ気力もないのであまり長くは書かない。
ただ一点興味深い数字をだしているのでそこにフォーカスしておこう。

「メーカーは、補償金がかかれば製品の値段が上がると説明するが、おそらくそれは間違い。例えば、パナソニックのブルーレイディスク(BD)レコーダー『DMR-RB500』の価格を量販店と価格比較サイトで調べたところ、最安値と最高値の価格差が4万6806円もあった。仮に最高値で補償金額を算出してみると759円。メーカーと量販店との取引価格は、取引実績や市況で決まるので、759円が小売り価格に影響を与えることは少ないだろう。また、買い物の仕方次第で4万以上も損したり得したりする中で、759円が『法外な金額』とはいえない。
考え方が根本から間違っていますね。
さすがはドンブリ勘定にどっぷりの権利者側の連中のいる世界の発想であることがよくわかります。
値段は上がります。だって原価がそのまま759円上乗せされるのが正当な姿なのですから。
この4万以上の価格差は変わらないのかもしれませんが、759円がお客さんが負担するのが当然のことです。
それともどっかでよきにはからって吸収してくれとでも言うんでしょうか?
ふざけるのもたいがいにして欲しいものです。
厳密に言えば実際には値段は上げづらいので、値段が下落するのが遅れます。
この手の機器は値段が下落していくのが常ですが、それがその価格の分、遅れます。

どうしても補償金を要求するのならメーカーも対抗手段として補償金を機器に明示するようにして欲しいですね。
そうすると著作権物を保存しない場合は償還を求められますから。
BD/DVD/HDDレコーダーだって放送を録画せずに自分でとったムービーや写真だけを保存する人だっているかもしれないんですよ。

ともかくも10万円弱の商品で759円もふんだくるつもりである、ということはとりあえず言っているようですので参考になります。

さて、4万の価格差ってどうなんでしょうか。違和感があるので実際に調べて見ました。
その前にDMR-RB500なんて商品はないので、DMR-BR500の誤植だと思います。
この時点でうさんくさいのですが。
とりあえず価格comでは最安値が71,350で最高値が116,800(+45,450)です。
この数字をそのまま引用したのでしょうか。
こんなのを例に出すあたりが明らかにバカとしかいいようがありません。
半ばバッタ商売のところも多いですし、入荷時点で限定条件で卸させているところも多々あります。
言ってみれば家電量販店でいうところの「限定10台お買い得商品」に近いものがあります。
在庫がいつきれるのかわからないしちょっと殺到すれば簡単にパンクします。

これをどこにでもあり、在庫を十分に確保できる、一般にも確立できる話までもっていきます。
ネット系大手のAmazonや楽天では85,000程度です。
どこにでもあるビックカメラでは87,400でありこれにポイントもつきます。
ネットでの競合では割と高いという量販店のコジマでも94,800程度なわけです。(店舗もちだと割引率はどうしても落ちます)
ですので10万を超えたら誰も買わないんじゃないですか。
近所の店より高いネットショップで買う人なんかいるわけがないでしょう。

よってリスクを考えたり実物を見るとすれば一般の店舗となりますがそれらで比較すると1万程度の差もないのが現実です。
つまり4万円とかいう論は明らかに目をそらすための数字であることがわかります。
故意であっても、そんな細かいことは気にしないでやってるにしろ、無茶苦茶な話です。
前者であればうさんくさい連中ってことですし、後者であればこの程度の経済観念の持ち主でしかない連中である、ということがよくわかる一件です。

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«Kindle、累計24万台?